特集 2025年4月30日

お店のいけすや水槽にいる魚は本当に食べられているのか?水槽メーカーに聞く

水槽があるお店は南にいくほど多い?

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水槽を置くお店って、やっぱり寿司屋や海鮮居酒屋が多いんでしょうか?
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そうですね。他だと天ぷら屋さん、おそば屋さん、焼き肉屋さんとかもあります
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お店以外だとどこが多いですか?
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お店の次に多いのは市場、次がエンタメ施設です。最近はバーベキュー場が海鮮コースを出すために置くことも多いですね
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活け造りを出す旅館や、食育をしている学校が置くこともあるらしい。
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お店の水槽って地域差はあるんですか?
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あります。一番少ないのが北海道、うちで多いのが福岡です。関東よりも関西の方が多いですね
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南にいくほど増えるんだ!
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南は魚が痛みやすいので、(水槽を使って)生きたまま運んだり保存したりする必要があるんでしょうね。

あと北海道については地元産が多いので、水槽がなくてもそもそも新鮮なまま魚を食べられるというのもあると思います

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水槽の普及マップ。暑い方が切実に水槽が必要なのかもしれない。
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あと気づいたんですけど、お店まで生きている魚を持ってきている方は一体誰なんでしょうか...?
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活漁業者という、生きた魚を運ぶ業者があるんです。
「活魚」と書いてあるトラックはだいたいそうなんですよ
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「活魚」と書いてあるトラックの例。確かに見たことあるぞ?!
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こんなに毎日魚を食べてるのに知らないことだらけだ。 めちゃくちゃおもしろかったです!

他にも

  • 一番水温を下げないといけないのはホタテとカニ(水温5度)
  • もし本当にお店の水槽でずっと育てるならアジが向いている(小さいから)
  • 水槽メーカーから見ても水族館は次元が違う(どうやっているのかわからない)

などなど、聞いたことがなかった話をたくさん聞くことができた。魚食の世界は奥深い。普段あまり気にしたことがなかったお店の水槽だが、これからはもっと注目していこうと思う。

今回の取材先:東京水槽製作所について

東京水槽製作所では「魚や生きものを生かすシステムを作りたい」という想いと冷凍機の技術を生かして、魚介類を新鮮なまま維持管理できる活魚水槽を製作しています。
「新鮮な魚介類を目の前で調理提供したい」「お店に来店されたお客様へアピールしたい」「新鮮な状態で出荷まで保管したい」など様々なご要望にお応えいたします。

 

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
まいしろさん、ライター陣の中でもインタビューが得意なライターさんですが、まいしろさんのインタビューってすごい素朴なところから切り込むんですよね。「あれほんとに食べてるの?」ってそりゃ食べてるだろ!って正直思ったんですけど、そこから始めて興味深い事実を聞き出していく手腕がさすがなんです。
個人的に唸ったのは「いつ入荷した魚か見分けられず、ずっと端っこで捕まらずに生きてる魚はいないんですか?」という質問。質問だけで「なるほどそうかも」って思っちゃう面白さがありました。回答だけでなく質問にも注目してお楽しみください。(石川)

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