一目焼きそばに一目置いてもらえたでしょうか
ほとんど冗談で始めた一目焼きそばだが、どれも特徴がはっきりしており、毎回新しい可能性に満ち溢れていた。さすがに単品だと食事としては寂しいけれど、 コース料理の一品だったり、飲み会の締めとしては最高なのでは。あるいは私がそうしたように、軽い昼飯や夜食として小腹を満たすのに最適だ。
作ってみたい一目焼きそばはまだまだあるので(買い物に行くたびに試したくなる)、引き続き調査を続けたいと思う。
ここから先は焼きそば用の蒸し麺ではなく、あえて生の中華麺を使った焼きそばを作っていこうか。
ちょっと趣旨が変わってくるが、自家製麺をしないだけまだ実用的な料理だろう。
この麺を蒸し器にセットして、袋に書かれている茹で時間の2倍~3倍しっかりと蒸し、仕上げに蒸し器の鍋に入っているお湯で茹でる。
蒸す時間が長いほど、そして茹で時間が短いほどゴワゴワの蒸し麺ができ上るのだが、今回は12分間蒸して(標準の茹で時間は4分)、茹でるのは一瞬にする。まず市販されていない超ゴワゴワを狙ってみた。
茹でた麺を湯切りして、これを少し多めの油で炒める。蒸して、茹でて、炒めるという手間が楽しい。
味付けは余りまくっている焼きそば用の粉末ソースにしてみようか。
写真から麺の強烈なゴワゴワ感が伝わるだろうか。かた焼きそばのようにバッキバキでまったくすすれない。鳥の巣か。だがこの硬さが好きなのだ。これには牛乳が抜群に合う。トマトジュースも悪くない。
今回の具はネギだけにしたが、とろみをつけた中華餡やレトルトの中華丼の具を乗せれば、より幸せになれそうだ。
続いては同じ極太中華麺を使って、蒸さずに茹でて、それをネギ油で炒めるというスタイルを試してみる。
まったく同じ食材の組み合わせから、どれだけ幅を広げられるかの実験だ。
意外と味塩胡椒だけでも成立しているが、ちょこっと醤油を垂らすとツーランク上のうまさにレベルアップ。私が醤油を好き過ぎるのかもしれないが。
最後は一周回って、焼きそば用の麺と粉末スープを使ったラーメンを試してみよう。
蒸し麺を適当に茹でてほぐし、粉末ソースをお湯で溶いたスープに泳がす。具の正解がまったく分からなかったが、とりあえずワカメにしてみた。
粉末ソースを溶かしたスープから漂う香りがとてもスパイシーで、これは期待できるのではと飲んでみると、意外と穏やかな味だった。そして麺は予想以上にフニャフニャでコシという概念が完全にゼロ。
だがそんな味が嫌いではない。ラーメンとして出されたらびっくりするが、これはこれでこういう食べ物として世界のどこかにありそうだ。スープから漂うスパイス感が、なんだか台湾で食べた牛肉麺を思い出させた。台湾行きたい。
ほとんど冗談で始めた一目焼きそばだが、どれも特徴がはっきりしており、毎回新しい可能性に満ち溢れていた。さすがに単品だと食事としては寂しいけれど、 コース料理の一品だったり、飲み会の締めとしては最高なのでは。あるいは私がそうしたように、軽い昼飯や夜食として小腹を満たすのに最適だ。
作ってみたい一目焼きそばはまだまだあるので(買い物に行くたびに試したくなる)、引き続き調査を続けたいと思う。
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