妥協があったような気もするが、どうにか競馬場を走ることができた。
事前に、まず東京競馬場に行って走れなかったら、次に馬事公苑に行って、さらに無理だったら目黒競馬場に行こうと思っていた。そして、結局最後の目黒競馬場を走ることになってしまった。ベストは東京競馬場を走ることだったけど、仕方がない。
目黒競馬場にやってきました
今の目黒は自由が丘などオシャレなイメージがあるが、1933年まで目黒には目黒競馬場があった。
もちろん現在は、競馬場は残っておらず住宅街になっている。数少ない競馬場の面影として、バス停の名前だったり、銅像があったりするだけだ。
先に書いた通り、目黒競馬場があった場所は現在は住宅街なのだけど、地図を見ると目黒競馬場の一部が残っていることが分かる。
第1コーナーから向正面(バックストレッチ)が残っているのだ。
僕が競馬場に求める「長い直線」と「緩やかなカーブ」が残っているわけだ。
実際に地図の場所に来てみると、直線は本当に長いし、カーブは進めども、進めども曲がり続けていて「競馬場だ~」と感じることができる。もちろんコースに沿って家が並んでいるという前知識がないとなんとも思わないだろうけど。
ついに競馬場を走ります
ということで「競馬場を走りたい」という中学時代からの夢をかなえるべく、目黒競馬場を走ることにした。
ここは東京競馬場と違いいつでも走れるし、馬事公苑のように横断のみでもない。いつでも誰でも走ることができる競馬場なのだ。
先に載せた地図でいうと、緑マークから赤マークへと走ります。
夢がかなった。
競馬場を走って感じたことは、キツいというものだった。それもそのはずで、後で調べると、向正面は当時のほぼ半分程度しか残っていないようだが、それでも十分に長い(約300m)。カーブは当時のまま残っていて、緩やかなカーブを堪能できるわけだけど、やっぱり長い。結果、とにかくキツかった。
そして、これで中学時代から夢みていた「競馬場を走る」という夢がかなったわけだ。
しかし、あまり達成感がない……。
目黒競馬場だからだろうか? 本当の競馬場を走ったことがないから比べようがない。なので、これで満足することにして家路につくことにした。
わかったこと:車に気をつければ走れる |