というように、フォグマシーンが１台あればどんな窮地も煙に巻いてしまう事が出来るのだ。
ただし、これを室内で使う事はおすすめ出来ない。河原で使う前に事務所で試したら、隣りのオフィスで大騒ぎになってしまった。うちが火事を起こしたと思ったらしく、きつく叱られた。もう少しで消防車を呼ぶところでしたよ！と怒られている間、今こそ煙に巻いて逃げてしまいたいと思っていたのであった。
説明しよう
舞台装置用のフォグマシーンを手に入れていたのだ。本格的なフォグマシーンはとても高価なものであるが、このSMOKE STREAM JRは4800円で手に入れる事が出来る。本格的なフォグマシーンに比べると煙の量が少ないようであるが、対戦相手の目をくらます程度ならこれで十分である。
ただし、電源が必要なので屋外で使用する際は発電機が必要だ。黒いバック紙の裏には、この発電機を隠していたのだ。バイクのエンジン音くらいの音を発するので、対戦相手に気付かれてしまう危険性をはらんでいる。また、この発電機は３０キロほどの重さがあるのでセッティングも大変だ。
大変な思いをして準備した甲斐あって、藤原君の視界を完全に奪う事に成功した。こうして目をくらませているうちに盤面を操作して有利な体勢に持ち込む。それも１つの手ではあるが、それはそれで面倒臭い。
煙がなくなる前に逃げちゃえばいいのだ。
煙に巻いてしまえば絶対に負けない。
