特集 2024年10月17日

北海道「豊平峡温泉」の好きなところを100個言いたい

いよいよレストランへ!

気が済むまで休憩所でのんびりして、お腹が減ってきた。1階のレストランで食事をしよう。実を言うと、だいぶ前に初めてここに来た時、お風呂の素晴らしさはもちろん印象的だったのだが、それ以上に、ここで食べたカレーの美味しさが心に残った。

豊平峡温泉のレストランは本格的なインドカレーが食べられることで有名で、それで館内にカレーの香りが充満しているのだった。

細かい部分は見えにくいと思うのだが、メニュー表を見ていただきたい。カレーの種類が色々あるのが伝わるとうれしい。

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カレーの種類もナンの種類も豊富

好きなところ25:カレーが色々あって美味しそう

チキンカリー、キーマカリーなどの定番だけでなく、チキンマクハンワラ、チキンサグワラとか、さらにこのメニューにない特別メニューも色々あるようなのだ。その中の「海老カリー」なんか、将棋の藤井聡太氏が札幌で対極した際にお昼ごはんに提供されたというので、「藤井聡太八冠の勝負めし」とキャッチフレーズがついている。

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藤井聡太も食べたのかー!これを

好きなところ26:藤井聡太が食べたのと同じものを味わえる

なんでこの豊平峡温泉で本格的なインドカレーが食べられるのか。前回来た際にスタッフの方に伺った。

先代の社長がご高齢になり、2代目に温泉を任せようと思ったのだが、その当時、2代目は札幌の街でインド料理店を経営していた。温泉を継ぐからにはそこを閉めることになるが、そこで働いてくれていたインドやネパール出身のスタッフたちになんとかそのまま働いてもらうことはできないかと考え、居住環境を整えてここに移って来てもらった。そんな経緯で、豊平峡温泉のレストランスペースでは本格カレーが提供されるようになったのだという。

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ナンは特製セラミック釜を使用して焼き上げる

好きなところ27:美味しいカレーが提供されることになった経緯がすごい

さらに、カレーだけでなく、豊平峡温泉は蕎麦が美味しいことでも有名なのだ。北海道産のそば粉を石臼でひいて作った十割そばだという。

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お蕎麦のメニューも各種あります

好きなところ28:蕎麦にもこだわっている

そして、ジンギスカンも美味しいらしい。鮮度と部位にこだわっているのだとか。

好きなところ29:ジンギスカンも美味しいらしい

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こんなに色々あると、当然迷ってしまうのだ。受付で注文をしようと思ったが、迷い過ぎて「すみません!一回考え直していいですか!」と列の最後尾に並び直したほどである。

だって、見て欲しい。たとえば、インドカレーに自慢の蕎麦を入れた「がんじす」というメニューがあったりするのだ。

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「インドと日本の合作」だという「がんじす」
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「あんたのそば」「むーんるっく」??
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「きむとんとん」「とろりん」??

もう、これ以上迷わせないで欲しい。

好きなところ30:迷い過ぎて疲れるほど気になるメニューがある

私は迷い疲れ、インドカレーと十割蕎麦がセットになった「ハーフ&ハーフセット」を注文した。後日、過去の記録を見たら前に来た時も同じものを食べていたようだ。以前の自分も同じように迷い疲れたんだろうな……。

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まさにこの温泉ならではのセットな気がする
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もちろんナンもついています。めちゃくちゃでかい

カレーも蕎麦も、夢中で食べました

ごろっと大きなチキンの入ったカレー(チキン、キーマ、ナスとトマトの3種類から好きなものを選べた)が美味しい、バターの風味の濃いナンにそれをつけて食べても、もちろん最高である。

好きなところ31:チキンカレーが美味しい

好きなところ32:もちもちしたナンも美味しい

そしてその横にある十割蕎麦。これがまた最高である。カレーを食べてしまった直後だから蕎麦の風味をどれだけ感じられているか心もとないが、いや、それでも美味しいほどだ。

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これでさらに蕎麦がうまいっていうんだからすごい

美味しい蕎麦をカレーにちょいっとつけて、マイ「がんじす」を作って食べてもいい。

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こんなことができる!

好きなところ33:十割蕎麦がうまい

好きなところ34:その蕎麦とカレーを融合させてもうまい

ちなみに、先ほどの写真なのだが、左の方にちょっとピンク色の明かりが反射しているのがわかるだろうか。なぜかというと、私が座った席の真横に野菜の栽培室があって、そこで使われているライトが反射していたのであった。

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レストランの隅に栽培室がある

その栽培室ではミントなどのハーブが栽培されているそうなのだが、ロメインレタスも自家栽培されていて、そこにオリジナルのドレッシングをかけて食べるサラダがメニューの中にあったので食べてみた。するとこれが、今まで味わったことのないフレッシュな美味しさだった。

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しゃっきしゃきで、旨味がすごい
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こんなに美味しい野菜があるのか

好きなところ35:ハーブや野菜の自家栽培をしている

好きなところ36:そうやって作られた野菜がまたうまい

と、ここまでできっと伝わっていると思うのだが、豊平峡温泉は、とにかく情報量が多いのだ。全貌を把握するのが大変なのである。

お腹もすっかり満たされた

ちなみにこのレストラン、できあがった料理を自分でカウンターに受け取りに行き、食べ終えた食器も自分で下げるセルフスタイルだ。

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「ONSEN食堂」が正式なレストラン名

ああ、美味しかった。これをまたしばらく味わうことができないんだなー、と悲しむことはない。豊平峡温泉のカレーは通販でも購入可能である。

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これでいつでも食べられる!

好きなところ37:カレーが通販でも買える

あと、これは札幌近辺にお住まいの方に向けた情報なのだが、豊平峡温泉のキッチンカーが日に応じて各地に登場するようだ。

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近くの人、いいなー!

好きなところ38:キッチンカーも稼働している

受付前にはグッズ売り場があり、オリジナルTシャツや、インドのお菓子などが売られているから見逃せない。

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グッズ売り場も忘れずに見ておきたい

好きなところ39:グッズ売り場にも色々面白そうなものがある

豊平峡温泉をすっかり堪能した私は、外に出た。真駒内駅行きの無料送迎バスが出発する15時までまだ少し時間があったので、あたりを散策することにしよう。

グーグルマップを見てみたが、徒歩で行ける範囲に何かありそうな感じはなかった。豊平峡温泉の背後の山へ続く道があったのでそこを歩いてみることに。

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山へ続く真っすぐな道
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風呂桶から生える植物もある

あまり適当に進んで未知の獣などが現れたら困るなと思い、やはり引き返すことにする。振り返った景色も、また山並みである。雲の切れ目から山に日が差して、すごく美しかった。

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今、北海道にいるんだな

好きなところ40:周りの山を眺めると気分がいい

やばい。もう後はバスで帰るだけなのだが、現時点でまだ40個しか好きなところを言えていない。

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駐車場に停まっていたトラクター

好きなところ41:豊平峡温泉のロゴ入りトラクターがかっこいい

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ちょっとファンシーな豊平峡温泉のイラスト
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キッチンカーの荷台として使われていたものらしい

好きなところ42:昔キッチンカーとして使われていたらしい荷台が味わい深い

あ、もうすぐバスが来てしまう。

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庭先のまん丸い植物が可愛いなと思った

好きなところ43:丸くてモフモフした感じで可愛い植物が庭に生えている

好きなところ44~100:それが合計56本ぐらいは生えている

無料送迎バスに無事乗り込み、真駒内駅へと戻った。ああ、やっぱり豊平峡温泉は最高だ。

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大好きです!豊平峡温泉

豊平峡温泉の公式サイトを見るときっと気になるポイントが100個ぐらい見つかると思います!これから札幌に旅行に出掛けるという方はぜひ見てみてください!

豊平峡温泉 公式サイト

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