感想
円陣を組めば元気が出るか。との問いには、元気は出る。しかし物足りない。と答えます。何が物足りないかというと、きっとそれは同じ志を持った仲間です。
そして今回、一番元気が出たポイントは円陣より声出しでした。
大きい声を出すと開放感があり、少し元気になります。
スポーツアニメにハマり、キャラ達が円陣をしているのを見ていいなぁ。青春だなぁ。と胸がアツくなりました。
一方で、1人で手軽に円陣が組めたらもっといいな〜。と思ったので、1人でも円陣が組める棒をDIYをしました。
円陣、憧れますよね。
私は学生時代文化部だったので円陣を組んだことがありません。球技大会でも、足を引っ張ったら悪いから団体戦は控えよう。と考えて個人競技ばかり選んでいました。
そんな私が円陣を組んだらどうなるだろう。何か変わるのだろうか。最近は花粉症がひどすぎて元気がないので、元気が出たらいいな。と考えています。
円陣に憧れて作ったのはこちら。『ラクラク1人円陣アーム』。
『ラクラク1人円陣アーム』は、骨人間と猫と円陣が組めます。
肩を組む円陣ではなく手を重ねるほうの円陣を採用しました。生身の人間以外でも肩を寄せ合うのは照れてしまう可能性があるからです。
アームの形状を見たら一発で仕組みがわかるだろうが説明しましょう。
骨と猫の手の下に添え木(本体を支える・蝶番をつけられるようにする木)をくっつけます。木の棒(持ち手)にそれぞれを蝶番で繋げれば完成です。
仕組みは単純ですが、手だけ切り取ると…。
最初は、たくさん手を作成し(カブトムシとか)、いろいろな種族と円陣を組みたいと考えていました。
だけど私の他にもう1つ人間の手を入れたくなったんです。やっぱり人と円陣を組みたい。と自分の心の声が聞こえたからです。
「円陣組まない?」と誰か誘えばよかったのですが、それでは目的の『1人で円陣が組めたらいいな』が守れません。考えた結果、骨ですが人間の手を入れました。この骨の手が予想外に高額で、いろんな手を諦めざるを得なくなりました。
猫の手は、骨のまがまがしさを中和できるだろう。と考えて採用。靴下猫です(靴下を履いているような模様の猫の呼び名)。
聞いた話によりますと、円陣は『勝つぞ!』という気持ちと『テンションを上げる』効果があるそうです。声を出すとなおいいそうです。
1人ですが声を出してみます。
音量に注意してください。
声をだすことに夢中で手をパタパタさせるのを忘れました。
「耐えどきだ!」「生き抜くぞ!」は自分に言い聞かせています。連日の暖かさのせいで暴れ狂う花粉に対して自然と出てきた言葉です。
何度か声を出しているうちに慣れてきました。が、私のコールに「はい!」「押忍!」などのレスポンスが欲しいとも思いました。
1人円陣の声出しは、寂しさと恥ずかしさの戦いです。返事のないコールはやるせないですが、一方で声を張り上げるとスッキリすることがわかりました。
カラオケで歌ってストレス発散。と同じかもしれません。
1人でやると自分の都合のいいタイミングで円陣が組めます。人を巻き込むことがないので気がラクです。
気がラク。とはいうものの、スポーツアニメを見ていると、円陣を組む相手は目標や勝利に向かって進む志が同じ仲間です。気を遣うだの人を巻き込むだの関係ないのではないか。
羊毛フェルトで作った猫の手は、円陣を組むたびに毛が飛び散り、毛がくしゃみを誘発します。
「おや、もしかして私、猫アレルギー?」と錯覚に陥りました。そんなことはないのにな。あるとしたら羊アレルギーでしょう。
1人で緊張しているときは自分の手に人という字を書いて飲んだり、目を閉じて深呼吸したり、自分の内側に緊張を飲み込まなければなりません。
ラクラク円陣アームは、気合いを外に出せるものなので緊張を発散できます。
私は緊張しているときにベラベラ喋ってしまうので、飲み込む系より発散系のほうが緊張がまぎれます。
肩にかけると呪われと癒されを同時に感じることができます。
骨と猫の手にビンタしてもらえます。
この棒で全体的に元気にはなれました。
円陣を組めば元気が出るか。との問いには、元気は出る。しかし物足りない。と答えます。何が物足りないかというと、きっとそれは同じ志を持った仲間です。
そして今回、一番元気が出たポイントは円陣より声出しでした。
大きい声を出すと開放感があり、少し元気になります。
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