技術力は低いが背伸びもしたい人限定ロボコン(通称:ヘボコン・アドバンス)2023 イベント概要
2023/2/26(日)
OPEN 10:30 / START 11:00 / END 14:00
@東京カルチャーカルチャー(渋谷)
遠地の方はライブ配信をどうぞ(通知をONにお願いします!)
アドバンスって何?とか説明すべきことはあるが、いったん後に回して、さっそく出場者から送られてきたロボットの写真をいくつか見てもらおう。イベント1週間前の状況なので、一部未完成の部分がある。以下、オレンジの太字はロボット名、カッコ内はチーム名だ。
おかえりオポチュニティ(NASAA)
ゆっっっっっくり開くソーラーパネル、そして半開きの段階でボコボコにされるのが目に浮かぶ。実際のスピードは分からないが、そうであってほしいと思わせるたたずまいがある。
全自動歯みがき上手かな(S川たち)
毎回言ってるがヘボコンはロボット相撲である。「磨けてません。タスケテ……」じゃなくて相撲をしてほしい。
ビンタ de アニサキス(せんこうしゃ)
コンセプトが嫌すぎる。僕の声は絶対にアニサキスに変えないでほしい。
おにぎり5号(うずらを保護する会)
「弱そうです!」って妙に客観的なのに笑った。
USA(かーねるおいさん)
作りかけでありながら「作りたいところから作った」という感じがビシビシ伝わってきて、頼もしい。
DUCK GUN(おもちゃドクター)
とても「老体にムチ打った」という趣ではないこの風貌。手練れの風格とパンク精神を同時に感じる。
ヘボコン・アドバンスとは?
さて、このへんでそろそろイベントについて説明しておこう。
ヘボコン・アドバンスと通常のヘボコンとの違いは、アドバンスにはハイテクノロジー禁止のルールが存在しないこと。マイコンやコンピュータの使用が許可され、さらに出場者向けの電子工作セミナーまでついていた今大会では、ヘボコンとは名ばかりの洗練されたロボットが集結するはずだ。
……と思うじゃん?しかし実際に工作をしてみるとわかるが、制約がなくなって高度なことをやろうとするほど、人は派手に失敗するのである。自分の身の程をわきまえて使える技術で作るのがヘボコンなら身の程すらわきまえず蛮勇で勝負するのがアドバンスであるともいえる。
そういうわけで、こういうロボットが集まりつつあるわけだ。
魔改造!大人のバービータンク(良い子のみんなは見ちゃダメよ)(ちあきーず)
詳しくきくとけっこうな下ネタをやろうとしているのだが、造形の拙さゆえにそれが伝わってこないのが最高。
ツインズ(仮面ライダーマン)
「試合前に吠えて」のところから、試合中に吠えるようには作れなかったんだな……ということが読み取れるようになったらヘボコン国語検定3級です。
dancing DJ(モード・ヘボコンアドバンス)(RtoD)
今年に入って一番グッと来た「恐ろしく」の用法。(ラズパイというのは今回の出場者に配布された小型コンピュータの名前です。Raspberry Pi。)
鉄砲玉 東君(ギーチとばぼ)
原因がわかっているのに直さないSTYLE。
鬼ロブスター寿司号(原家)
制御用のコンピュータが無造作に箱に放り込んであるのが気になる。
ミノフスキー太郎号(タナカアキオ)
こんなにも詰めの甘さを最前面に堂々と掲げたロボットがかつていただろうか。
森の妖精 コビィ(テツandロボ)
Lチカというのは電子工作の最初にやる、LEDを点滅させる回路のこと。ミニサイズと言えどLinuxまで動くれっきとしたコンピュータがここではLED点滅器となる。しかも予定。
まだできてない
さて、ここまで様々な弱点や妥協を抱えたロボットを紹介してきた。ただしそこまでできていればまだいい方である。ここからは計画性のない人たちをご紹介していきたい。
ロボット名未定(チームいさみ足)
順調にキビキビ動いていて完成が楽しみだが、問題は本番まであと4日ほどしかないところである。全然順調じゃない。
IQ84(人工無脳)
2カ月遅い。
USラビちゃん(ラズパイ・ビークル)(はてなけんきうしょ)
このベールの下にすっごい機構が隠れてると信じたいです。
満艦飾爆音丸(PikoPiko Factory)
もうこうなったら派手に出力失敗して、もっじゃもじゃになってほしい。
ハヤカワタクミくん(チームお浜さん)
ほぼなにも作ってないと言ってもいいでしょう。
こうやって見ただけでも不安な気持ちになってくるロボットたちだが、当日はこれらがぶつかり合い、押し合い、撃ち合い、殴り合うのだ。行為だけでいうとバイオレンスだが動きの拙さゆえにどうやっても可愛くコミカルになってしまう、その愛おしさを愛でに、ぜひ会場に来てほしい。
技術力は低いが背伸びもしたい人限定ロボコン(通称:ヘボコン・アドバンス)2023 イベント概要
2023/2/26(日)
OPEN 10:30 / START 11:00 / END 14:00
@東京カルチャーカルチャー(渋谷)
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