特集 2023年3月21日

工事現場にある旗振りLED看板になりたい

いろんなアニメーションを作る

看板のパロディなので、現実の工事現場では許されないようなアニメーションにしてもいい。たとえば、こんなのはどうだろう。

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帰っちゃった!

あの人も、ひたすら旗を振り続けて辛かろう。疲れたら帰ってもいい。そういう世界でありたい。

かなり無駄な機能だが、電源を切る前にこのアニメーションが表示されたら、一瞬でその製品を愛してしまう自信がある。看板の人にも生活があり、家族があり、帰るべき家があるのだ。

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試行錯誤しながら、いろんな動きを撮影してみた。このうちいくつかはボツにした(LEDマトリクス映えしないため)ものの、計6パターンの動きを採用してマイコンに焼き込んだ

工事現場の看板らしく、外で使ってみることにしよう。

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LED警備員を眺める

さすがに道路でやるわけにはいかないので、ほとんど人のいない河原にやってきた。

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「道幅が狭くなってるので、気をつけてお通り下さい~」

LED警備員は、場に馴染んでいる。

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ただし小さい。こびと警備員である

全6パターンのアニメーションを紹介しよう。

 動画も作ったので、まとめて見る場合はこちらをどうぞ

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まずはオーソドックスな旗振り。シンプルな動きと違和感のないループ構成によって、無限に見ていられる映像となった
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警備員が家に帰っちゃうパターン。ちなみに後ろを向いて片手を上げているのは、あだち充の漫画によく出てくる「あだち去(ざり)」(大山顕さん命名)である
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深々とお辞儀をしてみた。本家には到底およばないが、このヌルッとした動きは癖になる
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こちらもオーソドックスな、赤色灯を使った誘導の動き。誘導棒を持ってないので、ライブ用のサイリウムで代用した
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たまには休憩も必要だよね、ということで、肩をほぐす警備員。1時間に一回くらいこの動きが混じっていれば、人間らしさが感じられて良いかもしれない。何も操作しなかったときの格闘ゲームで、こういうのある
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最後はこちら。サウナで熱波を拡散させる「アウフグース」の動きである。旗振りに似ている、というだけで採用。街で見かけるLED警備員も、実はこっそりアウフグースをしている可能性がある(いや、ない)

そんなわけで、私は念願かなって、LED警備員のようなものになれたのであった。LEDマトリクス×限定的な色数×黒背景×警備員コス。これらの要素が揃えば、意外と簡単に「あの看板の人」になることが可能だった。

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LEDマトリクスに人を映すと、「閉じ込められた人」みたいに見える。32x64ドットの世界は、たしかに異世界なのかもしれない
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今日も私は、看板のなかで無限に旗を振り続ける

LEDと視認性

昼間の屋外でLEDの撮影をするのは難しい。まわりが明るすぎて、光ってるかどうか分からないのだ。LED系の工作をしたときに、毎回立ちふさがる課題である。

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日なただと全然見えないので、日陰で撮影した(それでも見づらい)
 

本物のLED看板は、もちろん直射日光の下でバリバリ使われている。視認性が事故にもつながるような分野なので、きっと苦労も多くあったに違いない。

いつもありがとう、LED看板。これを作ってみて、より一層その気持ちが強くなった。

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