楽しさとせつなさと
自分でも得体のしれない衝動だったが、はしゃいでみてもその正体は分からない。
ただ、はしゃいでいるあいだは高揚感とうらはらに早く終わってほしいような、終わってほしくないような切なさがあった。中2だったら刹那と漢字で書きたくなる時間だった。
次回は一言も発しないサイレントはしゃぎ、もしくは微動だにしない前衛はしゃぎに挑戦したい。
動いているところは地味
これでは人が多すぎてはしゃげない。いま浅草ってこんなに人が多いんですね。
これはこれでオールドスクールなはしゃぎ写真になった。上半身だけでいいので手軽なはしゃぎにぴったりだ。
会社帰りにちょっとはしゃいでみようかな、というときにおすすめしたい。
もちろん全員悩みゼロではないが、そう見えるのは誇らしい。
これがはしゃぎ観光の本来の姿だったのかもしれない。いきなり力加減がつかめずハードモードから始めてしまっていた。
はしゃぎ観光、最後は吾妻橋のふもとで行うことにした。有名なアサヒビールのビルとスカイツリーをバックにはしゃぎフィナーレだ。
ここも観光客が多いので、ベンチの裏の隙間から動かないスタティックなはしゃぎにした。
全員がうしろのアサヒビールのビルのかたちに引っ張られている。ビルの形をめいめいが口にしていた。
一箇所にとどまったはしゃぎの場合は手先の表現が重要になる。TPOに応じたはしゃぎスタイルがあることが最後になってはっきりしてきた。
ちなみにこのとき、カメラから少し離れた場所に僕の荷物が置いてあり、はしゃいでいる間に置き引きされると最高にいい表情が撮れたのだが、幸いにしてそんなことはなかった。
僕らを見ていた外国の観光客も笑顔になっていた。はしゃぎはグローバルで通用する。
自分でも得体のしれない衝動だったが、はしゃいでみてもその正体は分からない。
ただ、はしゃいでいるあいだは高揚感とうらはらに早く終わってほしいような、終わってほしくないような切なさがあった。中2だったら刹那と漢字で書きたくなる時間だった。
次回は一言も発しないサイレントはしゃぎ、もしくは微動だにしない前衛はしゃぎに挑戦したい。
動いているところは地味
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