【今週・来週のみこみ】今週~来週は最高気温が20℃台の日も!?
「猛暑のピークはそろそろ越えます」と、この夏はなんど言っただろう。
気温が下がるかと思われるたびに、台風がやってきて、熱帯からの熱を補給。台風10号では、新潟県内で連日の40℃超えとなった。
ただ、今度こそ、今度こそ、猛暑のピークは越える。
今週からは秋雨前線の子どものような雨雲の帯が、列島にかかる。いちどでも雨が降れば、熱は少しずつ冷めていく。
さらに来週には、秋雨前線が本州のすぐ南まで下がる気配。
つまり、北からの涼しい空気が、力を増して、秋雨前線を南まで下げるということだ。
曇りや雨の日も多くなって、むしろ夏らしい日はあまりない。
東京で最高気温が30℃に達しない日が出てくる可能性も、じゅうぶんにある。
夏を楽しむなら今!
結果は再来週に!
『秋雨前線は、秋の空気の最前線。前線が南下するほど、夏は南へ追いやられる』
TEN-DOKU
前回(8/5)の出題は、「この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)9月後半なのに福岡で霜がおりた
2)10月前半なのに盛岡で雪が舞った
3)10月後半なのに山形で気温が30℃を超えた
4)11月前半なのに名古屋で氷がはった
正解は「4)11月前半なのに名古屋で氷がはった」でした。
日本の東に低気圧があり、それを押しのけるように、西から高気圧が列島にやってきました。
この前日は、「西に高気圧、東に低気圧」という形になっていて、ちょっとした冬型の気圧配置で、冷たい空気が北から流れこみやすかったんですね。
さらに、高気圧におおわれることになったため、雲にじゃまされることなく、夜のうちに熱が上空へどんどん逃げる放射冷却が強まって、朝にかけてよく冷えたんです。
高気圧圏内で風も弱いので、まわりの空気とかき混ぜられることなく、効率よく冷えて、氷がはるほどの寒さになりました。
「前日あたりに西高東低の冬型になり、寒気が残った状態で移動性高気圧に覆われたため、放射冷却により朝の冷え込みが強くなった。(cooo.さん)」
バッチリです!
「北から冷たい空気を持つ高気圧が張り出していることから名古屋で晴れて、かつ放射冷却現象により地面付近の熱が逃げて氷が張ったと思います!(ゆうまさん)」
そのとおり!
「本州付近は冬型の気圧配置が緩み、移動性高気圧に覆われている。そのため放射冷却がよく効き、名古屋でも氷が張ったと考えられる。(ベルヌーイさん)」
Goodです!
「猛暑の時期に涼しい設問ありがとうございます。(雄大積雲さん)」
お気持ち、どうぞお受け取りください!
今週の定石はこちら。
『冬型のあと移動性高気圧におおわれると、秋でも朝はけっこう冷える』
今回、正解したみなさんはこちら。
QK_247さん、ゆうまさん、ベルヌーイさん、cooo.さん、雄大積雲さん、イシロさん、メロポンさん、マチカさん、さやちびさん。
今回は3)を選んだかたが、かなり多かったです。
山形でフェーンが起こるには、南からの風か、東からの風が吹く必要があるので、高気圧の中心が、日本の南や北にあるときですね。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題
この天気図のあと、どんなことが起こったでしょう?
ヒント
・ナシでいってみましょう!
<答えはこの4つのどれかです>
1)九州~本州の各地で、電線から火花が出た
2)太平洋側の広範囲で大雪、コンビニが品薄に
3)関東で1週間ずっと雨、映画館が連日満員
4)連日の猛暑で、アイスの売上が過去最高に
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(9/2)に!