【今週・来週のみこみ】太平洋高気圧の働き方で、台風の動きが決まります
梅雨明けしてから、一気に猛暑になった日本列島。夏の太平洋高気圧が、ガッチリと本州付近をおおって、その下で熱がじわじわと蓄積されている。
このまま高気圧ががんばりつづけると、さらに気温が上昇してたいへんな高温となってしまうが、太平洋高気圧もスタミナは有限。今週から来週は、少し休みモードになる。
そのスキをねらってやってくるのが、台風。すでに8号が九州に接近中で、9号も今週なかばには沖縄付近へ。しかも、太平洋には、次の台風にまとまりそうな大きな雲がある。
太平洋高気圧が完全休養の夏休みに入ってしまうと、列島はノーガード状態で、9号や次の台風は次々と本州付近へ接近することに。
太平洋高気圧が小休止くらいだと、台風は本州付近まで接近しないか、どちらか一つの接近になりそうだ。
お盆休みのカギをにぎる太平洋高気圧。結果は再来週に!
『太平洋高気圧は、夏の天気のキーマン。働きすぎても休んでも、日本の天気を左右する』
TEN-DOKU
前回(7/22)の出題は、「この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)山形でひどい霜。さくらんぼに被害
2)千葉で竜巻。列車のガラスが割れた
3)和歌山で記録的低温。おでんが売れに売れた
4)福岡で記録的高温。レールが曲がった
正解は「2)千葉で竜巻。列車のガラスが割れた」でした。
この日は、秋雨前線が本州付近にありました。
前線の南側は、蒸し暑い空気があって、雨雲が発達しやすいエリアです。
とくに、前線が南に下がるときは、前線の近くで雷雲が発達することがあります。
このときの関東南部は、各地で激しい雨や雷雨に。
千葉県内では、雷雲の下で竜巻などの突風があいつぎ、JR外房線の蘇我駅では、列車が到着するときに、竜巻によって複数の窓ガラスが割れるということがありました。
「本州に停滞する前線に向かって南の熱帯低気圧から湿った空気が供給されることで、前線の活動が活発化。
千葉県では前線上の発達した雨雲が通る際に大気が不安定な状態になり、竜巻が発生して被害が発生した。(にゃっきさん)」
バッチリです!
「答え:2
北のそこそこ強そうな冷たい高気圧が30km/hとそこそこの速度で、停滞前線を南に押し下げようとしてる所に小笠原あたりの熱帯低気圧から逆らう様に送り込まれる湿った温かい風で前線が活発化して大気不安定な上に、
大雨降りそうな雰囲気を感じる天気図です。
って、いうかこんな面白そうなクイズやってるの気づかなかった。(ひらちゃん@スヌさん)」
最後の一文がうれしい!
「正解は(2)、かなぁ…ちょっと自信ないですけど。
ただ、前線の位置と大陸からの高気圧の動き方を見ると、千葉は大気がすごく不安定なんだろうなと思います。(どんどこ丼さん)」
正解でしたー。
自信がなくても、みなさんどんどんチャレンジお待ちしてます!
今週の定石はこちら。
『秋雨前線が南下するときは、激しい現象が起こることがある』
今回、正解したみなさんはこちら。
にゃっきさん、おさかなマイスターさん、ゆうまさん、ベルヌーイさん、QK_247さん、雄大積雲さん、ユッコさん、酔いどれかんちゃんさん、覇極流地方人さん、竹垣に竹さん、ひらちゃん@スヌさん、とーちゃんさん、どんどこ丼さん、シアーライン。さん、ふゆさん、おわたくまさん、tall_mugさん、しの助さん、nanopetさん、Giyaさん、赤い包みと緑のプーさん、indigoさん、ほがらかさん、jack sakuraさん、メロポンさん、Fleurさん。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題
この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?
ヒント
・秋の天気図です。
<答えはこの4つのどれかです>
1)9月後半なのに鹿児島で霜がおりた
2)10月前半なのに仙台で雪が舞った
3)10月後半なのに山形で気温が30℃を超えた
4)11月前半なのに名古屋で氷がはった
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。正解は再来週(8/19)に!
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