【今週・来週のみこみ】梅雨前線がいつ復活するかに注目です
前回、5月13日の記事では、
「暑い5月後半に! 本州各地で30℃?」
とか書いていたが、そんなレベルじゃなかった。
26日(日)は、北海道の佐呂間で39.5℃。
5月ですよ。
どこの国の話?
と、気象予報士も何がなんだか分からない暑さに。異常と軽々しく言うのがキライな自分でも、さすがにこれは「異常」と言いたくなる。
今週は、前半に曇りや雨となって、暑さは落ち着く。
ただ、またずっと雨が降らないと、じわじわと気温が上がって、きびしい暑さに。カギをにぎるのは梅雨入り。
ところが、今回の暑さをもたらした高気圧が強すぎて、梅雨前線はいったん行方不明になっている。
水蒸気が集まって、梅雨前線が復活するのが今週後半。
来週(6月3日~の週)前半は、まだ沖縄・奄美あたりをウロチョロ。
梅雨前線が九州~本州に上がってくるのは、そのあと。九州~本州の梅雨入りは、6月6~10日頃が、第一候補か?
結果は再来週に!
『梅雨入り前に急に暑くなることは珍しくない。
でも、さすがに今年の暑さは、珍しすぎる。』
TEN-DOKU
前回(5/13)の出題は、「この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)北海道でなだれがあいつぎ、スキー場の閉鎖も
2)本州で雷があいつぎ、お城に落雷も
3)四国で暴風があいつぎ、交通がマヒ
4)沖縄で強風による塩害があいつぎ、サトウキビに被害
正解は「2)本州で雷があいつぎ、お城に落雷も」でした。
注目は、日本海にある低気圧です。
前線がなく小粒に見えますが、こうやって前線がなく小粒な低気圧は、上空に強い寒気をともなっていることがよくあるんですね。
地上と上空で気温差が大きくなりすぎて、上下のバランスがたもてなくなり、上昇気流が発生して、雷雲があちこちで発生しやすいパターンです。
いわゆる、「大気の状態が不安定」になっているわけです。
しかも、等圧線が少なく、風は弱いです。風が弱いと、空気がかき混ぜられず、いちど不安定になると、しばらく続くことがけっこうあります。
このときは翌日にかけて、全国各地で雷雨が発生。
兵庫県では、改修中の姫路城の建物に落雷しました。
「日本海の前線を持たない低気圧があやしい。上空に冷たい気団をもっていそうで、大気の状態が不安定になったと推測します。(おさかなマイスターさん)」
そうなんです。その怪しさに気づけたのがおみごと!
「日本海にある低気圧は前線をもたない寒冷低気圧。上空に寒気が流入し、この日は大気不安定だった。(たかしEXさん)」
そのとおり!
「私事ですが、第2子が産まれましたので、育児の合間に勉強させていただきます。(竹垣に竹さん)」
わーぉ!おめでとうございます!
育児のちょっとした息抜きに、楽しんでもらえるとうれしいです!
今週の定石はこちら。
『日本海をゆっくり動く、前線なしの小粒な低気圧は、雷雨を疑うべし』
今回、正解したみなさんはこちら。
はいまっとさん、ゆうまさん、IFさん、ベルヌーイさん、さやちびさん、雄大積雲さん、かいちょーさん、シアーライン。さん、おさかなマイスターさん、QK_247さん、MaRuさん、indigoさん、たかしEXさん、Bic-minminさん、メロポンさん、山さん、竹垣に竹さん。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題はこちら。
今週の問題
この天気図のとき、どんなことが起こったでしょう?
ヒント
・無しでいってみましょう!
<答えはこの4つのどれかです>
1)関東で梅雨入り、青森ではミゾレ
2)関東で梅雨明け、滋賀では竜巻
3)近畿で春一番、北海道では雪
4)近畿で木枯らし1号、九州南部では竜巻
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(6/10)に!
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