【今週・来週のみこみ】2月中は強烈な寒さはなさそうです
ここ2週間は、ちょこちょこ低気圧がやってきて、たびたび雨や雪に。
ただ、いつ降るかはぜんぜん当たらず、またも半月天気予報の看板がかたむく結果になってしまった。
半月天気予報、ピンチ。
こういうときは、確実に当たりそうな予報に目を向けるのが、長年つちかってきたベテランのノウハウ。
このさき当たりそうなのは、「2月にしては気温が高くなる」ということ。
冬将軍はシベリアで、ひとあし早い春休みをすごして、日本への出張はなさそうだ。
2月中は、東京都心で0℃を下回ることもなければ、札幌で一日氷点下の真冬日になることもないと見た。
今週・来週は、九州~関東は晴れれば、日差しがヌクヌクの陽気に。
真冬の服装をしなくてはいけない日は減るはずだ。
結果は再来週!
でも、もちろん雨が降ったら寒いし、3月も寒い日はあるので、ダウンコートとか分厚い上着も残しておいてくださいね。
毎年、「また寒くなったぞ、気象予報士!」と八つ当たり的なお声をいただくので、先に保険をかけておきます。
『2月は、春がちょっとだけフライングで顔を出すことがある。一方で、3月は周回遅れの冬が顔を出すことがある』
TEN-DOKU
前回(2/4)の出題は、「この天気図の日は、どんなことが起こったでしょう?」でした。
選択肢はこの4つ。
1)仙台で大雪。飛行機の欠航があいついだ。
2)東京で異常な乾燥。火事があいついだ。
3)大阪で大雪。飛行機の欠航があいついだ。
4)金沢で異常な乾燥。火事があいついだ。
正解は「1)仙台で大雪。飛行機の欠航があいついだ。」でした。
この日、仙台では13cmの積雪を観測。除雪作業のため仙台空港で欠航があいつぎました。
東北でも太平洋側の仙台は、ふだんはあまり雪が積もらず、10cmを超える雪が降るのは、1年に1回あるかないかという年がほとんどなんですね。
この日は、本州の南を低気圧が、発達しながら通過。
関東でも雪が積もることがあるパターンで、同じく仙台でも、気温が低ければ雪が積もることがあります。
このときは、はじめは小さい低気圧で、雨雲や雪雲は弱々しかったのですが、低気圧が発達しながら北東に進み、仙台でしっかりと降ることになりました。
「1番だと思います。東京が雪降るときと同じように沿岸を通る低気圧の影響を受けるのではないかと...(渦巻きさん)」
そうなんです!
「(1)と思います。西高東低で寒くなり、静岡沖にあった低気圧が発達して、速度も上がり、仙台沖に達し、そこに向かって雲が急速に流れ込んで、仙台辺りが大雪になったのではないかと思いました。(覇極流地方人さん)」
オッケーです!
「朝の時点で関東の南岸にあった低気圧が発達して東北沖に達したため、オホーツク海の高気圧からの寒気が引き込まれた仙台は湿った大雪となったと考えられる。(ベルヌーイさん)」
北海道やその北あたりを、高気圧っぽい部分が南東(右下)へ舌のように伸びているときは、北から寒気がやってきやすいんですよね。
東北でも関東でも、雪に要注意パターンです。
「日本列島に寒気が流れ込んでいて,かつ日本の南海上を低気圧が進んでいることから,太平洋側で雪が降っていたと判断し,1番と3番にしぼりました。
次に朝の気圧配置をみると低気圧が西日本の海上まで進んでおり,低気圧の東側に雨雲や雪雲が広がることが多いことから大阪は昼すぎには雪がやんでいると判断しました。
一方夜の気圧配置をみると日本の東海上に低気圧が発達して進んでおり,東北の太平洋側で大雪が降ったと判断し,1番を選びました。
TENDOKUにかける情熱が大きすぎて長文になってしまいごめんなさい(笑)
連勝記録を伸ばせるように頑張ります!(笑) (ゆうまさん)」
その熱い気持ち、うれしいです!
今週の定石はこちら。
『本州の南を低気圧が発達しながら北東へ進むときは、東北の太平洋側でも雪を考える』
今回、正解したみなさんはこちら。
はいまっとさん、ベルヌーイさん、ゆうまさん、雄大積雲さん、naraoさん、第一楽章さん、渦巻きさん、覇極流地方人さん、メロポンさん、酔いどれかんちゃんさん、ナオさん、ひろりん♪さん、lollia19さん、かぶるさん、ライアンさん、ぐるりんさん。
今回は3)と迷って、最終的に間違えたかたが目立ちました。
正解したみなさん、おめでとうございます!
今週の問題
この天気図の日は、どんなことが起こったでしょう?
(ヒント)
・ノーヒントでいってみましょう!
<答えはこの4つのどれかです>
1)札幌で低温の記録が出た
2)札幌で強い風の記録が出た
3)東京で高温の記録が出た
4)東京で低い湿度の記録が出た
解答はこちらから↓
理由などとともにお願いします。
正解は再来週(3/4)に!