はじめに
毎週金曜の夜にはげます会限定メルマガを配信しています。1万文字以上ある超長いメルマガです。編集長林が書き始めたお題で、編集部メンバーがリレー方式でつないでいきます。
はげます会会員限定のコーナー「さいきんどう?」では、ライターに近況を聞いています。つりばんど岡村さんに聞いた小話を紹介します。
新宿二丁目に住んでいる(つりばんど岡村)
新潟在住ライターの私が、訳あって新宿在住ライターになっている。
ま、在住と言っても勤め先の出張で五月末までの期間限定で新宿二丁目に住んでいるだけなのだが。
この新宿二丁目がかなり楽しい。
この街は、毎晩朝までワーキャーワーキャーのドンチャン騒ぎ、ウーウーカンカンカンと救急車やパトカーのサイレンが鳴り響き、店に入りきらない酔客たちが道路へ飛び出してのダンス大会を連日繰り広げている。
朝になっても酔っ払いたちが叫んだり、道端で眠りこけていたり、松屋の券売機と戦ったり、朝定食を食べながら抱き合って泣いたりしてなかなかのハートウォーミングなのである。
それが迷惑かというと、まったくその逆で、みんなとてもリラックスして楽しそうであり、人間くさくあり、酒はやめた私だが、こういう酔っ払いたちとなら、飲んでみたいなと思うのである。
安眠は妨げらているけどね。
それに、このような連日のバカ騒ぎを許している街にも懐の深さを感じて、東京って最高だなと思うと同時に、新潟と新宿とではたった一文字の違いだが、大きく異なるものなのだなあ、オムスビください、となぜか急に山下清画伯のような口調で思ったりするのである。
これまで地方で一人でライターをやっているので、リモートでしか話したことのなかったデイリーのライター陣や編集部の人たちをどこか実在の人物と思ってないところがあったのだが、今回東京へ来てそのような人たちと直接お会いして実在を確認できたり、一緒に撮影出来たのも嬉しい。
撮影に協力いただいた江ノ島さんに「岡村さん仕事してないんですよね」と、いったい私を何だと思っているのかという不思議なことを言われたのもいい思い出である。
そして、なぜか身長166cmの自分より小さいと思いこんでいたプープーテレビの「歌のおじさん」でお馴染みの宮城剛さんが身長180cmくらいあって、10年ぶりに東京へ来たら、テレビ東京のレディス4が終っていたのと同じくらい驚いた。
ただし、レディス4の復活を望んでいるわけではありません。
終わってふたたび解説です
新宿二丁目に一時的に住んでいたつりばんど岡村さんは、先日新潟へ戻ってしまいました。ライター小堺丸子さんと動画収録のため新潟へ戻る直前に会ったときの写真はこちらです。動画は金曜にはげます会のページに公開する予定です。
過去に掲載したライターの小話のバックナンバーは、はげます会専用ページで全部読めます。