はじめに
はげます会では週に1度メールマガジンを配信しています。
はげます会専用メルマガコンテンツのひとつ、ライターの近況を聞くコーナー「さいきんどう?」を紹介します。先週はライターのネッシーあやこさんの近況小話が掲載されました。
徒歩30秒のセブンイレブンから卒業しました(ネッシーあやこ)
ネッシーです。最近どうなのか。7月に引っ越しました。実に10年ぶりの転居です。
「7月はもう最近じゃないよ?」と思った人もいるかもしれないのですが、なんでだろう。体感的に、ついこの間引っ越したような気がしちゃっているんですね。家に帰るたんびに「わたし引っ越したんだなぁ」って感慨にふけっています。
まだ、旅先に長期で滞在しているみたいな感じ。地図を見るたんびに知らん店があるので、日常的にうきうきしています。
思えば、10年も同じ住居に住んだのは人生で初めてのことでした。
元々引っ越しが好きで、ひどい時には1年で3回住居を変えていたのですが、家賃の安さと交通の便の良さ、何より徒歩30秒の距離にセブンイレブン(以下セブン)があるという凄まじい利便性に魅了され、気がつけば10年の歳月が経ってました。
30秒で行けるセブンは魔物です。
酒を飲みたい。
アイスが食べたい。
煮卵が欲しい。
ピザポテトをかっこみたい。
あらゆる願いを24時間叶えてくれる魔物への依存心は日に日に強まり、いつしかシャンプーもセブンのものを使うようになっていました。ボタニカルって書いてあるやつです。
トイレットペーパーも、徒歩5分の薬局まで買いに走るのが面倒になり、セブンのものしか買わなくなっていました。三角コーナーネットも納豆も卵4個入りもセブン。おかげでnanacoポイントがたくさん溜まりました。
あのときセブンのコーヒーがなかったら、寝落ちて原稿を書く手が止まっていたかもしれない。そんな危機も何度かありました。セブンなしでは人生が立ち行かないくらい、セブンという名の深い海の底に溺れていました。
で、思ったんです。引っ越ししたら、このお店のロスになるんじゃないかと。全国各地にあるセブンだけど、わたしにとってこのセブンは特別。同じようで違う。片道1時間かけても出向きたいくらい、スペシャルになるんじゃないかと。
……そう思ってたんですけど、先日たまたま近くを通ったので入ってみたら、特に可もなく不可もなく、ただただセブンでした。むしろ、この前行った別のセブンのほうが品揃えが充実しているな!と思いました。
過去にとらわれていないことにほっとしました。
新居に住み始めてからは、最寄りのコンビニがローソンになったので、ローソンによく行ってます。チョコ入りスコーンと担々麺(どっちも冷凍)がうまいです。
終わってふたたび解説です
引っ越す前は徒歩30秒でセブンイレブンがあったそうで、その依存度が伝わってきました。私も同じようになると確信して震えました。引っ越してもセブンイレブンへ通うかと思いきや、ローソンで満足するものなんですね。
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