牛乳とチーズたべくらべ
検証にあたって6Pチーズ、ブルーチーズ、モッツァレラチーズ、カマンベールチーズ、ゴーダチーズ、チェダーチーズ、グラナパダーノチーズ、ミモレットチーズの8種類を用意した。
最初は6Pチーズから。
6Pチーズ
口の中で混ぜてみたところ、ミルクの風味と牛乳は一体感がある。味わうに従って6Pチーズの塩味と牛乳の甘味がミスマッチな気がしてきた。長続きしないカップルだと言えよう。
ブルーチーズ
6Pチーズの塩味が牛乳と合わなかったので、ブルーチーズの強い塩味はどうかと思うのは必然だ。
ところがブルーチーズを口に含み、牛乳を飲んだところ……ブルーチーズの味が消えてしまった。牛乳の成分が舌の上のブルーチーズを洗い流してしまったのだろうか。
不思議なこともあるものである。ここが一番難しいと思っていたのに番狂わせである。
モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズ自体がほのかに味がするのみであり、牛乳と一緒にいても何もないのでは、と思っていたところ……その通りであった。
案の定、という言葉を送りたい。
カマンベールチーズ
牛乳と一緒に食べると、少し塩味が気になってくる。6Pチーズとモッツァレラチーズの間くらいの感覚でいまいちであった。しっかりしてほしい。
ゴーダチーズ
極めてほのかな塩味と、クリーミーな味わいが牛乳に合った。ここまででこれが一番おいしい。……そもそも角切りの大きさが良いのかもしれない。
チェダーチーズ
これもよかった。クリーミーなチーズと牛乳の相性はいいのかもしれない。そしてちょっとお腹がゴロゴロしてきたかもしれない。よく噛んで飲もう。
グラナパダーノチーズ
グラナパダーノチーズの旨味が主張しすぎていて牛乳と合わなかった。反発し合う感じではなく足並みが揃ってないと感じた。うまくないならうまくないでしっかりしてほしい。
ミモレットチーズ
ミモレットのチーズ感の主張は、塩味とおなじく牛乳とミスマッチだった。あんまりだったな……という印象だったので、ミモレットもしっかりしてほしい。
牛乳にはゴーダとチェダー
以上、牛乳とチーズの食べ比べであった。マリアージュという観点でいうと、クリーミーな風味のするゴーダとチェダーがあうように感じた。
つまり思いの外、合わない物が多いなという印象だった。
理由は「しょっぱいものと牛乳が合わない」だったので、毎日給食で牛乳を飲んでいた時代を思い出すと涙を禁じえない。