なにも起きてないけど、そのがっかり感を楽しく読めました。デイリーでは情報じゃなくて体験を重視しているのでこれでばっちりです!
すごくいいので逆に惜しいところが気になってしまいました。具体的に書きますが、あとはここ変えれば完璧という意味だと思って読んでください。
ひとつめ、冒頭部分
「秩父鉄道には『小前田』という駅があって、車内アナウンスが『次はお前だ』に聞こえる。」
この情報で十分フックになるので冒頭、できれば最初の1~2行に持ってきちゃいましょう。
それからときどき情報があるのですが、普通のことを書くとおもしろくない文章のように見えてしまうのでもったいないです。
> さいたま市随一のターミナル駅である大宮駅
> 日本最高気温の記録を保持していたこともある熱波の都市・熊谷
削るか、入れるとしたら「大宮駅は私を威圧するかのようにそびえ立っていた」など自分を主役にして書いたほうがいいです。
最後にもう1点
> これを聞いた私は、すぐさま家を飛び出し、
> 非日常な食体験をしている気分になる。
ちょっと意地悪なことを言うのですが、文章含めて感情をクリシェに押し込めてないでしょうか。すぐさま家を飛び出してはいないと思うし、「非日常な食体験」はもっとかみ砕いたほうが迫力が出ると思います。
たとえばラーメンを食べながら、実家近くのラーメン屋で見たテレビを思い出したとか鼻水が止まらなくなった、とか。
実家も具体的な地名を書いたほうがいいです。同郷の人は反応するし、知らない人にとってもリアリティが出ます。
厳しく書きましたが期待してます。たぶん2~3回のやりとりで掲載できる記事だと思います。




