在籍中にしか食べられない人気メニューの数々
こんにちは、編集部 石川です。
当サイトで12月にヒットした記事がこちら。
大阪大学の学食でめちゃくちゃ人気のメニュー、天津麻婆丼。「注文の6割は天麻」「1500kcalに抑えようとしたけど無理だった」等のパワーワードがバンバン飛び出す記事でした。
この記事にちなみまして、この記事ではライター&編集部のメンバーに「自分の学校・大学・職場で人気だったメニュー」をきいてみました!
丼メニュー
林 雄司
高校の学食に天玉丼という人気メニューがありました。天ぷらを卵でとじたものがのってます。軽音楽部がバンド名にしたり、同窓会の会報に必ず登場したりしています。
現役の学生のころはその愛校精神と内輪ノリが苦手であまり食べてなかったのですが、数年前に所用があって高校に行ったときはしゃあしゃあと「懐かしいな~」なんて言って食べました。
食べたあと、頭がぽやーっとするぐらいごはんの量が多かったです。
学食名物の丼は量が多いの法則。
江ノ島茂道
大学の頃に、学校の名前がついた「和光丼」というのがあった気がします。提供されている揚げ物全てが卵とじにしてあり、かなりボリュームがあるメニューでした。ただ、今調べてもメニューが出てこないので夢の話かもしれません。
また「パワー丼」という、炒めた豚肉とニンニクの芽がのったものがありました。そちらはかなり人気メニューで食堂に行ったらほとんどの人が食べていた記憶があります。自分も週2で食べていた記憶があります。
パワー丼については量の言及がありませんが、江ノ島さんが週2で食べてるってことは多いんだろうなと思ってしまいます。
古賀及子
大学の付属の短大に通っており、設備は全部学部生と共用でして、「2食」と呼ばれる第二食堂にあった唐揚げ丼というのが大行列の人気だったのを思い出しました。
どんぶりにでかい唐揚げを3つのせて上に謎の具のない餡をかけたやつで、今思い出してもあの餡はなんだったのか……。醤油ベースで甘い味で、みたらし団子にかかってるやつに近かった気がします。
ちなみに1食(第一食堂)の人気はコロッケカレーでした。
からあげ丼ってタレとマヨネーズが基本、たまに卵とじ、というイメージでしたが餡という第3の流派が…!
まこまこまこっちゃん
高校の食堂では「からマヨ丼」が一番人気でした。名前のとおり、からあげとたっぷりのマヨネーズがかかったどんぶりです。千切りのキャベツも入っていたかも。
入学してその存在を教わったとき、からあげがゴロゴロ入ってると食べにくそうだな〜と思ったんですが、実際に頼んでみると唐揚げは小さく刻まれていたのでした。
ほぼ毎日お弁当をもたせてもらっていたはずですが、食堂のからマヨ丼もけっこう食べた記憶があるので、両方食べていたのかもしれません。今思うとちょっと胸焼けしそうですが、当時はからあげのコロモからにじんだ油とマヨネーズの酸味でご飯をかきこむのが快感だったような気がします。
ポピュラーな方のからあげ丼。「弁当と両方食べる」というエネルギー溢れる生き方に感動しました。
パン
銀チョコ
食べてた人:
石川大樹
高校の購買で「銀チョコ」というパンがめちゃくちゃ人気でした。コッペパンに切れ込みを入れて生クリームが入れてあり、その上をチョコレートでコーディングしたような菓子パンです。特徴的なのはそのパッケージで、袋とかじゃなくてアルミホイル(いやあえて銀紙と呼びたい!)に包まれ、「銀チョコ」のラベルが貼られています。
画像は株式会社カメリアのウェブサイト「日本発祥のパン〜銀チョコの秘密〜」より。これは元祖である北九州市のパン屋さん「ドンバル堂」の銀チョコ。北九州からはるばる岐阜の高校に出荷されていたとは考えにくいですが、しかし同じようなパッケージだったように思います。いま画像検索して、一気に詰襟の高校生が購買に群がる風景が思い出されました。
銀紙で包んであるだけなのになんでちょっと宇宙っぽい感じがするんでしょうか。
古賀及子
高校の購買にUFOパンというのがありました。
丸い甘くないパンの上にクッキー生地をのせて焼いたやつです。クッキー生地が鉄板にのびてふちの部分ができて、UFOみたいな形になるんですよね。
帽子パンと呼ぶ店もあるみたいです。
全員弁当を食べたあとで買って食べてました。
ここにも「両方食べる」派が!!
橋田玲子
都立高校の購買に「一本勝負」という名のパンがあって人気でした。ウィンナーが1本のってるだけのパンです。いつも一本勝負とピクニック ヨーグルト味を買って食べてました。
お弁当か購買のパンを買うの2択だったので、購買は1年~3年の生徒で激込みで毎日カオス状態でした。
仕様的にはよくあるパンですがネーミングの勝利ですね。
安藤昌教
高校の購買の「マヨチーズ」というパンが人気でした。すぐに売り切れてしまうので朝登校したときに予約しておく必要がありました。予約できなかった人が輸送途中のマヨチーズを盗む、という事件まで起きたほど。いま考えるとただマヨネーズとチーズが乗ったコッペパンなので、どうしてあれがあんなに人気だったのかわかりません。
事件に笑いました。輸送経路を襲うの、山賊か。
その他のメニュー
窪田鳳花
京都市の小学校給食に「プリプリ中華炒め」という人気メニューがあり、成人式で振る舞われるほど市民に親しまれています。
その名の通りキクラゲ、こんにゃく、うずらの卵などのプリプリした食材が中華風に味付けされている料理なのですが、炒め料理を自称する割にはジトッとしていて煮物のような感じです。
たまに作って食べるのですが、大人になった今食べても美味しいです。給食という縛りがなくても一番好きな料理かもしれません。
ねばねばしたものを集めたネバネバ丼的なメニューは見かけますが、プリプリを集めるとは!食感だけで楽しそう。
ヨシダプロ
昔の会社の社食の「B定食」です。定食だけに毎日内容が変わるわけですが、460円のA定食に比べて、420円のB定食ゆえに、毎日のラインナップもB級でした。基本的には炒め物で、何を食べても味が同じ、な気がしましたが、それは僕が食に興味がなさすぎるゆえだと思われ、実際はきっと美味しかったんだと思います。もうそもそも社食自体が初期化したとのことで、もう二度と食べることはできませんが、別にいいです。
ごはん!おかず!味噌汁!のシンプルな構成がまさにB定食。こういう匿名性の高いメニュー名も学食・社食ならではです。
毎日同じものを食べてるのは社食も学食も同じなのですが、年齢層が若くなるにつれて明らかにメニューへの接し方がハングリーなのが印象的でした。でも山賊行為はNO!
みなさんも法を守って学食や社食をお楽しみください。