今回集まってもらった識者
有毒生物や自動販売機、サケやハブなどほぼ万物に興味があるライター。もちろんiPhoneの未来についても造詣が深い。
ライターでありマンガも描く多才な人物。iPhoneユーザーだからiPhoneの未来についても造詣が深い。
次々と新しいひらめきを生む当サイトの編集長。未来について詳しいので当然iPhoneの未来についても造詣が深い。
今回の会議の発起人。20年前にAppleの株を買っておけばと思っている。iPhoneの未来についても造詣が深い。
iPhone100はどんな形をしているか
藤原: 未来予測をやりたいということで、識者にお集まりいただいたわけですが。
伊藤: iPhone100とかすごい悠久なテーマをいただいたわけですが、なんでこんな急ぎで入ってきたのかなっていうのがおかしくて。
(「今日か明日の予定どうですか」と聞いて集まってもらいました)
藤原: それは締切の問題です。急にお集まり頂きました。
伊藤: バタバタ入ってきたな。
トルー: 急いでiPhone100のことを考える、と。
藤原: じゃあ早速iPhone100がどうなっていくのかというのを考えていきたいと思います。
林: iPhone100ね。
藤原: 僕の見立てでは丸いか四角いかどっちかだと思うんですよ。
トルー: あ、丸になる? 円ですか?
藤原: 円というか球ですかね。
トルー: 球になるのか。
伊藤: AppleWatchは円になってますよね。
藤原: そうですね。iPhoneってこう丸みを帯びたりカクッとしたり、と思えばまた丸みをおびたりしてるじゃないですか。
林: いや、僕はちょっとちがうんですけど(討論会っぽく)、僕の意見ではですね、物質じゃなくなってるんじゃないかなっていう気がします。
藤原: もう形がないと。
林: はい。レコードかCDかテープかなんて言ってたけど、正解は形がない。
トルー: データになる
林: iPhoneってデバイスだから違うんじゃない、って思うかもしれないけど、なる。
トルー: でも持ってる持ってないみたいな話するんですよね、未来の人。
林: あれだ、mRNAワクチンですよ。
藤原・トルー: おお
林: iPhoneのコードを入れて、iPhone的なタンパク質をつくるんじゃないですか。
トルー: すげえ。
藤原: もう感覚の一つとしてiPhoneがあるみたいな。
林: 拡張して。
iPhoneラッシュが来る!?
伊藤: 僕はiPhone100というのが未来の話だってことが疑念があるんですよね。
林: おお
伊藤: 今、スマホのマーケットってすごいことになってるじゃないですか。飽和してるしコモディティだし競争も激しいし。iPhone100って実はもうすぐそこにきてるんじゃないかと思って。
林: なるほど。
伊藤: 過当競争の中でどんどん新作へのスパンは短くなっていき、結局市場に刺激を与えるのって新しいバージョンを出していくしかないじゃないですか。どんどん。
だからね、そんなに形状とか機能とかってのにもうそういったものすごいイノベーション的なものがないまま、実はさらに競争が激化して、小刻みに100行っちゃうんじゃないかな。
トルー: 2年後くらいに。
伊藤: で、どうなるかっていうと、競争激化で短期間でリリースみたいな。ちょっと落書きでもうしわけないんですけど。
伊藤: 2021から2022、2022から2023でもう一気に100ぐらいまでダダダダダって行っちゃって、結局、電気屋にある売り場がめちゃめちゃになっちゃうんじゃないかなって。
伊藤: もうバックのパネルとかも全部写真とか載せないといけないから、もう捨てるほどありますみたいなコピーになって。2,3個落ちてんじゃないかな、下に。
林: ははは。
トルー: 今この棚に53から84が並んでるみたいなそんな状況ってことですね。
伊藤: そうですそうです。形もわけわかんなくて、Wi-Fiありなしだけでバージョンが違っちゃったりとか。
藤原: ブラウザのchromeのバージョンって最近そういう感じになってますよね。いくつまででしたっけ5とか6までは大事に大事に新しいのが出てたのが、今はもうちょっとしたアップデートでバージョン1個あがっちゃうみたいな。
伊藤: このZOOMも然りじゃないですか。前藤原さんとのインタビューで話しましたけど、いつのまにか気がつくとわけのわからない機能がぼんぼんついてる。あれもやっぱりマーケットが早くなってってるから、実はスマホ市場がまたダダーっと行って、iPhone100も2年後。
トルー: ほぁー。
伊藤: で廃盤にする余裕もないから2,3個床に落ちる。
トルー: なんか説得力ありますね。
藤原: ありますね。
伊藤: ある?
一気に100まで飛ぶ説
藤原: iPhoneって9出てないですよね?
林: そうだっけ。
トルー: 8から10だったんですか。
藤原: 8からXに変わった気がします。
トルー: 縁起が悪いとかそういう…。
林: そうじゃないですか。9(苦)だからね。
伊藤: 駐車場に4番がないみたいな。
林: 4はあったっけ。
藤原: ありましたね。
トルー: え、なんでだろう。
林: え、ちょっとまっていまiPhone12だっけ、最新。
藤原: 12です。
林: 次13だよ。
藤原: あ、縁起が悪い。
トルー: 13なんて…。
伊藤: 金曜日には出さないですかね、やっぱり。
林: 13避けて100になる可能性あるね。
藤原: ありますね。
一気に100に行った前例があった
林: ぼくも画面共有で見てもらいたいものがあるんですけど。
藤原: はい
林: コミック・キューっていう雑誌がありまして、編集長の堅田さんていう人がすごくて10の次100にしたんですよ。
藤原: すごい!
林: ここから100、200、300ってやって終わったんですよ。
トルー: これは間違えちゃったってことですか?
林: いや、景気よく100にしようって言い始めちゃったんですよね。
トルー: へえー。
林: 何を言ってるのかっていう。
伊藤: でもジョブズが生きてたら100とかやりそうですよね。
林: そうですね。それはある。
トルー: 前のとははっきりとぜんぜん違うんだよって言いたいから。
林: そうそう。ビスタみたいな。
トルー: じゃあどこでそれがくるかってことですかね。
林: 13が避けたい数字だから、13は意外に100へのプレリュードかもしれないですね。
トルー: プレリュード。
伊藤: 前奏曲。
未来のiPhoneの機能はどうなるか
伊藤: ふと思ったんですけど、例えば僕らが4人がAppleで働いていてその開発部隊だったとして、僕と藤原さんがiPhone13のチームで他の二人はiPhone14の開発チームだっていう可能性があるんですよね。
林: あるんじゃないですかね。
トルー: あるのか。
伊藤: 13終わるまで14は何も手を付けてないのかな。
林: 昔ネットスケープっていうソフトがあって日本の代理店が「次のバージョンがこれが出ました」っていう説明に「実は社内では次のバージョンと次の次のバージョンのプロジェクトも進んでおります」なんて語ってて。まあ、次の次のバージョンの開発もあるかもしれないですね。
藤原: じゃあ100は近いかもしれないですね。
林: そうか伊藤さんに感化されたな。おれは非物質になると思ったんだけどな。
伊藤: でも2500くらいになるともうそうなるかもしれない。
林: だから「Spotify」とか言うと音楽がきこえてるんじゃないですか。
藤原: はあー…幻聴…ですね。
林: そうですね。
伊藤: うまくやんないとうざいですね
林: 「Hey,Siri」「はい」って自分で言うんじゃないですか。
藤原: ははは。
林: いまおれのSiriが一斉に反応してます、家で。「やはりそうでしたか」って言ってますよ、Siriが。
トルー: え。
林: 「Hey,Siri、そうですよね」。
Siri:「そうだろうと思っていました」
トルー: 言ってるなあ。
藤原: 肯定してますね。
伊藤: 一人部屋でSiriに賛成されるのっていいですね。
林: そうですね、いまべつやくさんのSiriまで答えてますね。
伊藤: Siri同士でシェアを奪い合うことになってるんだなあ。
15Gはどうなっているか
トルー: 5Gっていまふつうのことなんですかね。
伊藤: あー。
藤原: 5Gもうちょっとですよね。5Gは動画とかがサクサク見られるらしい。
林: 確かに15Gとかだとどうなるんでしょうね。
藤原: あたらしい宇宙とかが作れるんじゃないですか。
林: そこまでか。「G」って「ジェネレーション」なんですよね。
藤原: ジェネレーションですよね。
林: 意外に単純な言葉なんですよね。
藤原: G7みたいな話ですよね。
林: G7ってなんなの、あれ?
藤原: グループオブセブンです。
林: グループなんだ。そんな単純な言葉なんだ。
トルー: 中身ないですね。
伊藤: 未だに3Gとかの回線使ってるとジェネレーションギャップとかになる。
藤原: そうですね。
林: 伊藤さんは15Gは何だと思いますか?
伊藤: 15G…15ジェネレーションってことですよね。逆にすごい太い有線になってる。
林: あー。
藤原: マクルーハンみたいですね。
林: マクルーハンそんなこと言ってた?
藤原: マクルーハンが言ってたのは、今有線のものは無線になって、無線のものは有線になるってことです。(検索したらそんな言葉はヒットしませんでした。嘘かもしれません。)
林: いま思ったんだけど全員マクルーハン並みの適当さだね。断片だけ言ってる。
伊藤: 太くしてその中に住むみたいな。シャトルループしてるような街になる。
林: たしかに8テラのハードディスクをエアシュートみたいので送ったらそうとう転送速度はやいですよね。
トルー: あーハードディスク自体を……。
林: フィジカルで。シューって来てスコーンってパソコンに刺さる。
藤原: ははは。
伊藤: もうそこにしかないコネクターが。
林: すごい勢いでコネクターにバーンって。
トルー: それが15Gだ。
伊藤: 15Gだ。
藤原: クロネコヤマトとかが覇権を握ってるかもしれないですね。
トルー: 何テラでも運べますもんね
林: そうだよね。クロネコヤマトの後ろがみっちりコンピューターだったらすごいよね。
クロネコヤマトのちっちゃいトラックの後ろに3Dプリンタがついてて、注文したものをその場で作ってたらびっくりしますね。
トルー: しますね。すごい。
林: それは何Gでしょうね。俺が頼んだSDカードをヤマトの人が玄関先で作ってたら。
トルー: 頼んだ瞬間作り出せられるのでめちゃくちゃはやいってことですよね。
林: うん。
伊藤: 従業員が宅配しなかったみたいなモラルの問題がときどきあるじゃないですか。そういう概念がなくなりますよね。
藤原: なんならウーバーイーツのあの四角い箱の中でできあがっててもいいですよね。
伊藤: 調理?
藤原: 調理。
伊藤: ウーバーイーツ、店に取りに行かないんだ。
林: マンションなんかの1階のロビーに3Dプリンタついてて、注文するとそこで出来てると宅配ボックスに取りに行くみたいに取れるんですね。
藤原: それ10Gくらいな気がします。
林: それはまだ10Gなのか。
トルー: それのもっと先。
藤原: 1Gがたぶん10年くらいなんですよ。
林: へー。すごい先じゃん15G。
藤原: 100年先。
林: そしたら幕府だな。世の中の制度が違うんじゃない。
トルー: ドラえもんに出てくるみたいな未来みたいなような気がしないですよね。
藤原: ドラえもんがちょうど100年くらいあとですよね。
Amazonもなにかやってくれそう
林: Kindleで本を買って読まないと、「無」じゃないですか。ほんとにお金をどぶに捨てたみたいな感じがするんですけど。15Gはなんでしょうね、「お前これ買っても読まないよ」って教えてくれると15Gじゃないですか。いや、いますぐ欲しいサービスの話ですね。どうせこれ読まないでしょうって、Amazon絶対利口だから分かってますよね。
伊藤: ぼくもいまかなり積んKindleありますけどね。
林: ね。Amazon、積んKindleの割合とか把握してるでしょうね。
藤原: ダウンロードしなければわかりますよね。
伊藤: Amazonフォトにぼくはいまクラウドで写真あげてるんですよね。だからそのうちこれ俺が撮りそうな写真をAmazonが事前に作ってくるんじゃないかと。
林: それはありますね。
トルー: 怖えー。
伊藤: 顧客サービスがいきすぎると、たぶんなんか、例えば僕はプロパンガス撮り集めてるってことが分かってたら勝手に増えていくんじゃないかな。
林: でもそのプロパンガスの写真もAIが生成して、ないやつだといいですよね。伊藤さん好きだろうなっていう写真を。
伊藤: ぼくはもう撮った気になってる気がするんですよね、それ。
林: あー。
伊藤: 「先に作ってくれたな」じゃなくて「ああ撮った撮った」みたなかんじで。記憶を塗り替えられてるような気がして。
林: Kindleも読んだ読んだ気になってほしいですよね。
トルー: そっか、そういうことだ。
藤原: 結果だけ。
林: そう。で、こんな本読んだっていうのを勝手にツイートしておいてほしい。おれのアカウントで。
トルー: だからその人の頭の中から本を作ってその本が並んでるってことですよね?
林: ん?
トルー: 林さんの知ってることから本を作って、それが本棚にあるってことですよね。
林: いや、おれが読みたそうなテーマの本が並んでてて、おれが買って読まないで読んだ気にさせてくれておれのツイッターのアカウントにこんな本読んだって勝手にツイートしてくれてるっていう。
トルー: でも知らないことだと読んだ気にはなんないじゃないですか。
林: あーそうなんですね。だからどこかで読んだ気になってほしい。そっかそうすると知ってることになっちゃうのか。
トルー: うんうん。
林: じゃあいいか、知ってることで。
一同:ははは。
藤原: 本を買って読めない理由って、内容が難しかったり文体が自分にしっくり来なかったりとかが原因だったりするじゃないですか。だから本の内容はそのままに読みたくしてくれる文体に変えてくれれば便利ですよね。
トルー: そうですね。昔の本とかも。
林: たいていAmazonの翻訳書のレビューに「翻訳が悪い」って書いてるやつ絶対一人はいますよね。
藤原: 絶対いますね。
トルー: 本の評価じゃないっていう。
林: そうそう。「早く届いた」1人、「翻訳が悪い」1人。
トルー: 「梱包が悪い」。
林: ほんとどんな100人の村だよって思いますよね、あれね。
iPhoneの型番予想
林: iPhone100は来年っていうことだっけ。来年説はでも……。
伊藤: 近い将来のような気がしますけどね。
林: 100の次は1000ですかね?
伊藤: あの、どうなんだろう。ハリウッドの映画とか見てると日本と比べて型番の付け方雑だなって思うときありますね。
林: ああそうですね。
伊藤: 日本の家電とかの型番ってやっぱすごい細かいじゃないですか。「RA-DA-24-6S」とかなんとか…。でもターミネーターは「T-1000」! なんかそんなざっくりしてるものなのか。まあでもそうなのかと思ったり…。
林: いや、あれですよ。郵便番号くらいぐちゃぐちゃになるかもしれないですね、iPhone。
藤原: あー。
伊藤: iPhone176-0021みたいな。今の練馬区の貫井ですけど。
藤原: 最初にiPhone占いみたいのをして、自分の番号を見つける。
伊藤: ハイフンやだなー。「_48」とか。
藤原: CPUとかグラフィックボードの番号の付け方もけっこう独特で、3000番台とかがまずあって3060とか3080とかで、3000番台はテクノロジー的には同一世代なんですけど、60と80で性能に違いがあったりするんですよね。
iPhone100が出たら、iPhone110が出て、iPhone100はベーシック、iPhone110はプロ用みたいな名付けになるかもしれないですね。
トルー: とりあえず次20台、30台、40台ぐらいは全部一気に出るんですかね。で、選んでねみたいな。
藤原: そしたら100は出ないかもしれないですね。120、130、140が出て過去の20、30、40と同じグレードを引き継ぐっていう。
伊藤: 思い出したように140Cとか出てくる。
トルー: 色んな色のやつ。パステルカラーのやつ。
林: 数字シリーズどんどん増えていくと例えば10とか100だったらわかるけど、俺持ってるの6だったか7だったかわからなくなるじゃないですか。
藤原: うん。
林: だから「フルスロットル」みたいな形容詞みたいになるかも。
トルー: 一時期MacのOSが動物で、あれ好きだったんですけどね。いま山みたいのになってよくわからなくなっちゃった。
仕切り直して漢字になる
伊藤: Android版がでますかね。
林: ん? iPhone?
トルー: 一瞬わからなかった。
林: ありますね、それはね。まさかねっていうのありますからね。ファイナルファンタジーとドラクエの会社一緒になりましたからね。
伊藤: iPhoneとAndroidが歴史的なデタントみたいなのがねえ。
林: 漢字文化になるんじゃないですか。
伊藤: 「ヱヴァンゲリヲン:序」みたいな
林: そうそう。だってもう…中国が中心じゃないですか。だから漢字文化で「iPhone序」。
トルー: かっこいいですね。
藤原: 仕切り直すならいいですね。
伊藤: 仕切り直すのかー。
藤原: Xは仕切り直し感ありましたよね。
林: そうですね。ボタンが無くなって仕切り直し感がね。
トルー: こっから13、14、15ってだらだらっとしちゃいますもんね。
林: そしたら絶対13持ってるのか15持ってるのかわからないもんね。
トルー: 漢字いいですね
藤原: じゃあ100は漢字かもしれませんね。百。
林: そうですね。
伊藤: なんか百式ってなかったでしたっけ。
藤原: あーZガンダムにいました。
トルー: iPhone百式。
林: あれって日本の軍隊の真似なの? 自衛隊とかってなんとか式って。
伊藤: そうですね。89式装甲戦闘車両とかいってましたもんね。
林: そうするとあんまりよくないのか。
伊藤: なんだろうなあ。「携帯電話」っていう言い方に戻すのかなあ。なんで古くしようとするんだろう。
林: ひらがなじゃないですか。
伊藤: おお。ひゃく。明朝体でですか?
林: いや、丸っこい字じゃないかなあ。
伊藤: 丸ゴシック? ナール系?
林: そうそう、そうそう。
伊藤: おとなのおもちゃみたく見えないですかね。
林: こういう感じじゃないですかね。
トルー: ひやく(飛躍)にも読めるみたいな話するんですかね。
伊藤: 願いを込めるんですね。
トルー: しょうもないけど。
林: こういう感じになるんじゃないですかね。
藤原: なんだこれ。
伊藤: 安そうですね。
林: 近所のスーパーみたいな。
トルー: ああ、安くなってるんだ。
林: そう、安くなってるんだね、iPhone100。「何枚持ってる、iPhone100?」みたいな。
トルー: 「枚」なんだ。数え方。
伊藤: システム手帳にペタペタはりそうな。
トルー: 手帳、紙なんですね。手帳はiPhoneじゃないんだ。
紐になる
伊藤: 紐みたいに、なりません?
林: 紐ね。紐になる可能性ありますね。
伊藤: 超ひも理論的な。
林: 紐便利ですもんね。
伊藤: iPhone紐。
林: 紐はいいですねえ。丸めてもいいし。
伊藤: Appleの白く抜けたホームページになんか、「紐になって登場です」みたいなよくわからない日本語のコピーがどんと書いてあって。
林: そうですね。紐になって登場。発表する人が”One more thing”って言って、ポケットから出すんじゃなくてベルト抜くんですよ。それがiPhone。ベルト通すところからシュルって出して、片手でズボン抑えながら「これです」って。
伊藤: コートの腰を縛るための紐がシューって抜けてそれがiPhoneだったり。
トルー: ああいう感じか。
伊藤: ワクワクしない未来。
トルー: 今もできそうですもんね。
藤原: やろうと思えば。
林: モニターとかないんでしょうね、きっとね。
トルー: しゃべるのか。
林: しゃべったり、脳に直接話しかけたり。
藤原: Superflyの頭に巻く紐みたいなやつ。
林: ああ、ヒッピー紐だ。
伊藤: それを言われるとしっくりきますね。
林: あれiPhoneだったのかもしれないね。ヒッピー紐。
トルー: あれ頭に直接情報入れてるんですね。
林: 歌詞をね。忘れないように。
トルー: 歌詞…。
伊藤: Superflyすごいなあ。
林: 紐はでもいいなあ。…砂? 砂。好きな袋に詰めて。不定形なんじゃないですか?
伊藤: 好きなだけビニール袋に詰めていける。お店で。
伊藤: ひっくり返すと3分後で下に落ちきる。
林: そうそう。
トルー: 時間がわかる。
林: 時計にもなるなんて言って、20年後のデイリーポータルZみたいなサイトが「iPhone100買えないから、これもiPhone」みたいな記事書くんじゃないですかね。
新しいiPhoneはちぎって使う
林: 量子コンピュータって脳と同じ…方向なんですよね? いますっごい曖昧な知識で喋ってますけど、今のコンピュータは一直線にしか処理できないけど、脳とかは並列して処理できる非ノイマン型じゃないですか。ってことは、ネバネバしてるんですよ。脳だから。
今のコンピュータはクリーンで硬いんですけど、非ノイマン型はネバネバしてるからスライム。新しいiPhoneは、スライム。
伊藤: ねるねるねるねみたいな感じ。
林: そう。だってすごいインテルの新しいCPUよりネバネバした脳のほうが処理が早いってことは、あたらしいコンピュータは全部ねばねばしてるんじゃないかな。
藤原: じゃあ新しいゲーミングPCはネバネバして虹色に光る。
伊藤: 長い文章をスクロールして見るというよりは、ネバネバしたのを伸ばして見る。
林: ああ、そうだ。ビヨーンって。
トルー: 使いやすいのか。
林: 使いやすい。
トルー: 使いやすいですね。
林: で、使い終わったら、ペッて肩にかけて帰る。
トルー: 頭にも巻けて。
林: 頭にも巻けるしね。
藤原: 線路に落としたら大変ですね。
林: そうだね、切れちゃうもんね。
伊藤: すごいなー。
林: でもプラナリアみたいに切れても使えるんじゃないの?
藤原: あー。
伊藤: 2機になる。
トルー: うん。じゃあ小さくても機能は同じってことですかね。
林: iPhone線路に落として二つに切れても。
トルー: 二つになるんだ。同じものが。
林: 便利ですね。
トルー: じゃあみんなめちゃくちゃ小さくするでしょうね。いっぱいいろんなとこに置いておくのかな。
伊藤: 道に迷いそうになったらiPhoneちぎって落としていく。
藤原: あっはは。
林: そうだね。
伊藤: それで戻れますよ、それで。
林: 今のiPhoneにはない機能ですね。
伊藤: ない機能ですね。GPS使え説もありますけど。
林: うーん。
伊藤: いいですね。ちぎって落として道に迷わないiPhoneっていいなあ、ワクワクするなあ。
ネバネバのその先へ
林: 「昔はiPhone落として割れたとか言ってたよね。今は割って使うものだって」みたいなことになってるんですね。
トルー: それが100か。
伊藤: ネバネバしてるんだ。
トルー: 悪い人がいっぱいiPhone集めてくっつけておっきくするんですかね。
林: それもありますね。
伊藤: イベントとかの会場で、「80インチのモニターを注文するの忘れちゃった」みたいな話になって、それでみんなのiPhone合わせるんじゃないですか。
林: ああ。
伊藤: 80インチ作るの大変そうだけど。
トルー: できるっちゃできるんですよね。
林: でも足りないときは薄ーく伸ばすとさ、80インチなんだけど色が薄いとか。
伊藤: 解像度がたりない。何ハイビジョンていうんだろう。
トルー: そのネバネバは中には入れるんですかね。プールみたいにして潜れるんですかね。
藤原: ああ。
伊藤: 気持ちよさそうですね。
藤原: ドクターフィッシュみたいに老廃物を食べてくれそうですね。
林: あとキーボードに詰まったホコリも取ってくれるんじゃないですかね。
トルー: 取ってくれそう。
伊藤: 掌で回すんですか、キーボードの上で。ふつうのOAグッズみたいになってきましたね。
林: 今日昼間それでキーボード掃除してたんで。…あれiPhone100かあ。
藤原: きっとそんな感じですよ。
トルー: うん。
伊藤: いいんですかねこんな予測で。
藤原: この話だけで50分も経っちゃいましたね。
林: そうだね。
伊藤: ダラダラして楽しいですけどね。
林: 今日多分長いだろうなとは思った。
伊藤: エビデンスもいらないしいいですよね。ノーエビデンス最高だなって。