特集 2023年10月30日

いまこそフライドチキンの違いを確かめたい

 和風味で突っ走る「モスバーガー」

続いては「モスバーガー」の「モスチキン」である。 

アフリカ大陸のようなチキンの図が描かれている。税抜320円

パッケージに堂々と「モスチキンの形」を描いておけるくらい、モスチキンたちがほぼ同じ形をしているのは、特定の部位のみで作っているゆえだ。公式サイトには「胸肉に手羽元(てばもと)を残した部分」を使っていると書いてあった。 

微妙に一口食べたあとなのは、食べる前に写真を撮り忘れたから

鼻に近づけるとまず、醤油の香りがする。なつかしい。はじめて嗅ぐにおいじゃない。口にしてみてもやっぱり、カリッとした歯応えのあとに「随分昔から知っている気がする味」が押し寄せてくる。THE和風の味わいだ。

これは……そうだ! 仕出し弁当の唐揚げだ。お肉は、胸肉を使っていると公言されているだけあってさっぱりしている。鶏肉に異国情緒を求めていない人とマッチしそうな気がする。

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選んで欲しいという強い願いを感じる「フレッシュネスバーガー」 

ちょっと奮発しておいしいハンバーガーを食べたいときに行くお店、フレッシュネスバーガー。これまでちゃんと直視してこなかったのだがこの店、クリスマスに対する並々ならぬ気合いを持っている気がする。 

今回食べたなかで最軽量。値段もほかより安め。税抜280円

このチキンの特徴は骨がないことだ。あと、ジューシーなもも肉を使っていることである。

フライパンで温めていたら、フレッシュネスのチキンだけ、脂がじわじわしみてきた(一番右のやつ)
揚げたてだと衣がカリッとしているが、時間をおくと、くたっとなりやすいのはもも肉ゆえか

食べてみても、肉汁がしっかり感じられてぷりぷりっとしている。味は、醤油っぽさもありつつ甘さも感じられて、スパイシーさもあるような、一辺倒ではない感じで心地がいい。派手じゃないけど着実に独自路線を突っ走っている。 

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やっぱり王道ケンタッキー 

心を明るくする3文字「KFC」

その昔、地元にいたころ、近所にあるケンタッキーのお店は憧れの場所で、18年で2〜3度くらいしか訪れたことがなかった。上京して、ケンタッキーのお店がそこかしこにあるのを知ったときには、「実質あのチキンが食べ放題ってことじゃん、やばい」と動揺したものだ。

そんな状況にだいぶ慣れた今でも、カーネル・サンダースの人形を見かけるとつい撫でたくなる。なんなんだ。この店には人を惹きつけて離さないパワーがある。

重さもずっしり。税抜310円
改めて見てみると、皮の質感がかなり独特

いろいろ食べたあとに食べてみると、この食べ物がいかに唯一無二なのか、思い知らされるようである。味が違う。皮が違う。においが違う。なにもかもが違っている。

ほかのチキンの皮の部分は、どちらかというと岩のような肌をしていたのだけど、ケンタッキーのオリジナルチキンだけは、つやつやとした、川下にある角のとれた石のように、皮の食感が丸い。

ほかと違うのは十分にわかる。わかるぶん、ほかと比べられないわ、これは。

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 結論:全種類そろえてパーティーするのがいいんじゃないのかな

4種類食べてみて、それぞれに得意分野があることがわかった。

肉のかたちに多様性がほしい場合は、複数の部位が楽しめる「bb.qオリーブチキンカフェ」か「ケンタッキーフライドチキン」を選ぶのがよさそうだ。でも、もういっそのこと、全種類集めてパーティーしちゃえばいいんじゃないだろうか。

食べ比べてみたいま、どれがどれだか見分けがつくようになった

選択肢の多さの難点は、迷う機会がとことん増えてしまうことだ。


コンビニのチキンも確かめてみた

実は同じ日にセブンイレブンの「ななチキ」ファミリマートの「ファミチキ」ローソンの「Lチキ」も食べている。

お腹ぱんぱん
 

結論から先にいうと、セブンイレブンのななチキが、見た目的には一番小さかったのだが、味は一番好みだった。皮の部分の味が濃く、カリッとしていたのだ。

ファストフードチェーンのチキンと比べると、個性はそこまで強くなく、そのぶん日常づかいに向いているように感じた。同じ鶏肉を揚げた食べ物であっても、別物なんだなぁとしみじみ思った。

 

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