これがほうき笛だ!
紆余曲折ありつつも、ほうき笛は無事に完成した。ぜひとも成果を動画で見てほしい。
いろんな意味で音が出ます
ほうきとしての役割を残しながら、ちゃんとした笛になっているだろう。
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このほうき笛、掃除道具として非常に優秀である。音孔に指をフィットさせて柄を握ることができるので、普通のほうきより持ちやすいのだ。
また、開けた穴の数だけ重量が軽くなっているので腕の負担を軽減できている。やってみなければ分からなかった利点である。
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掃除に疲れてきたら笛として使用し、音楽の力で疲労を癒やすこともできる。馬鹿馬鹿しいグッズに見えてむしろ仕事の生産性を高めているのだ。
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このほうき笛を楽器として見たときには少しだけ難点がある。もろもろの技術不足のせいで、どれだけ頑張ってもシ♭、ド♯、ミ、ファ♯の4音しか鳴らないのだ。
しかしそれは本当に欠点だろうか。もし世の中にこの4音しか存在しなかったとすれば、クラシック音楽から現代のポップスに到るまで、あらゆる曲が4つの音という限られた音域で作曲されたに相違ない。
そんな世界にこのほうき笛が生まれていれば、世にあるすべての楽曲を演奏できたかもしれないのだ。ただ生まれる時と場所を間違えただけなのである。
本当はジブリ曲吹いてバズりたかった
それでは、即興で演奏した何とも言えない曲とともにお別れです。ご清聴ありがとうございました。
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