特集 2021年2月2日

フィギュアを動かすなら博物館のジオラマ展示風に

ボタンを押すと人形が動いて音声が流れる博物館にあるアレです。名前がわかりません。

原始時代のジオラマがあって、ボタンを押すと恐竜や原始人の人形が動いて当時の一場面を再現する。そして同時に原始時代の歴史や恐竜の生態について解説のアナウンスが流れる。博物館にこういう展示、ありますよね。アレを家に作りました。

1987年埼玉生まれの栃木育ち・群馬県在住。
週末は群馬の温泉を巡っています。
漫画やイラストを描いたり、それに付随した講師もたまにしております。(動画インタビュー)

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オランウータンとの出会い

なぜこんなものを自宅に作ったのか。それは1か月前にさかのぼります。

ある日、おもちゃ売り場でオランウータンのフィギュアを見つけて一目惚れし、購入しました。

オランウータンのフィギュアと出会った場所は、高崎駅にあるヤマダ電機のおもちゃフロアです。
普段は「記事の工作材料にいいものはないか?」と、プラモデルのコーナーだけ見て帰るのですが、この日は打ち合わせがあり、約束の時間までおもちゃフロア全体を見ることにしました。

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本体っぽく見えるのは駐車場です。

おもちゃフロアをうろちょろしていると、フィギュアコーナーで視線を感じました。視線の先にはオランウータンのフィギュアが!

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腕が動くぞ!

オランウータンの腕が動く。とわかった私は、「よし、オランウータンを動かすぞ!」と張り切ってしまいました。

張り切っているので先にできあがりを見てください。

できあがり

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急に仲間が増えた。「オランウータンを動かしたい!」と言っていたのに仲間が増えて驚いたかな?

表から見るとただの模型に見えますが、動いてしゃべります。動画でご覧ください。

今回の工作は、ボタンを押すと人形が動いて音声が流れる博物館にあるアレをイメージしました。

ナレーションは作品について解説しています。

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gifでもどうぞ

それでは作り方と、仲間が増えた理由です。

時を戻そう。

動かそう

オランウータンを連れ帰ったあの日まで時間を戻します。

オランウータンの腕が動くことわかった私。オランウータンに色々ギミックを加えて原型がなくなってしまうのは嫌なので、腕だけ動かすことにしました。

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ギヤボックスを使って腕を動かします。

ギヤボックスを組み立てて、このような仕組みになりました。

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オランウータンの腕につけた棒を板に取り付け、板をモーターで押し上げて腕が上下します。

 

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仲間を増やす

オランウータンを動かすことに成功しましたが、この子だけだと寂しいです。
仲間を増やしましょう。

見た目がいい感じ。というだけで鷲とサーベルタイガーとネアンデルタール人をホームセンターで購入しました。

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サーベルタイガーとネアンデルタール人はセットです。

仲間を買い足したところで私は気づきます。

あ、博物館にあるアレが作れそう。アレとは何か説明します。

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例えば恐竜の展示があります。(こちらは栃木県佐野市の葛生化石館の入り口にある展示です)
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恐竜の近くにあるボタンを押すと、恐竜が動いたり鳴き声が流れたりするアレです。(※こちらは動かない展示です。頑張ってCGで動かしました)恐竜以外にも、悪代官と越後屋のやりとり・昔の農民の暮らしなど当時の生活を一部切り取ったものがあります。歴史博物館や科学館でよく見る装置かもしれません。

博物館のアレを作る

こうして「博物館のアレ」を作るに至ったのです。ここまでは「オランウータンの腕を動かす」だけが目的でしたが、ボタンを押すと人形が動いて音声が流れる博物館にあるアレ作りに変わります。

アレに向かって仲間を組み立てていきます。

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サーベルタイガーとネアンデルタール人は戦っているように向かい合わせに。
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鷲は付属の木につける。

仲間が揃ったところでいい感じに並べます。

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わかってはいたけど、動物と人間のスケール感がおかしい。でも気にしない。「いい感じ」と自分の感性に任せたものから。
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土台を黒くそれっぽくしたら
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草をつけてジャングルっぽく
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うしろにサバンナっぽい背景をつけて(さっきジャングルっぽくと言いましたが忘れてください)
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別途買ったサウンドレコーダーを背景の裏側につけます。

今回、ナレーションは作品についての説明にしました。なぜなら、何も考えずに「いい感じ」と購入した動物たちの生息地域・年代がバラバラだったからです。矛盾が生じるので動物としての説明は辞めて、作品の解説にしました。

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最後にオランウータンを動かすギアボックスを設置したら完成です。

 

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技術力の壁にぶち当たる

博物館にあるやつは、ボタンを1つ押せば人形が動いて音声が流れるのですが、そこまでの技術が私にはありません。

動くボタンと音声ボタンは別になりました。

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技術力の敗北。だが、次回の課題としてとっておくのもいいですね。

ところで、確認のためにもう一度動画を見てください。

サーベルタイガーとネアンデルタール人は、紐を引っ張って動かしているのに気づきましたか?

こちらはあえて電子工作を施しませんでした。

普通、博物館の人形(展示物)は触れてはいけません。私は展示物に触りたい欲求があるので、それを満たすために手で動かすつくりにしました。

直接手で動かすのはちょっとカッコ悪いな。と思ったので紐で動かしたのでした。

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下にバネをつけました。弾いてサーベルタイガーとネアンデルタール人を戦わせよう!

博物館は撮影禁止が多い

ところで、今回、工作をする上でわかりやすい資料があったらいいな。と探したのですが、いい参考資料(特に動画)はありませんでした。
私は旅行に行ったときに博物館に寄る好きなのですが、思い返してみたら大体が館内撮影禁止でした。いい資料がなくてすみません。

ボタンを押すと人形が動いて音声が流れる博物館にあるアレに名前はあるのでしょうか。

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本編であまり触れなかった鷲。翼が動いてかっこいいです。

今回使用したもの

模型の背景:ぱくたそ:サバンナの景色の写真素材
音声BGM:野生の証明

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