ファンレターとは?
好きな作家・俳優・タレントなど創作や表現を生業とした人に送る手紙のこと。と私は認識しています。
ですが、私は身近な人だと店舗を異動する美容師さんに書いたこともあります。
自分が「ファン」「応援したい」「推したい」と思ったら誰でも渡していいと思います。
ただし、TPOを考えることが必要です。
TPO、とは、『時間』『場合』『場所』。大事です。
飲食店の店員さんの場合は、お客様相談室に店舗と名前とよかったところを書いて送ると本人に伝わり、モチベーションにつながると聞きました。
私のファンレター歴(書く側)
私のファンレター作成歴は1年です。自分がファンレターを貰って飛び上がるくらい嬉しかったあの日、書く側の気持ちを確認したくなり書いたのが始まりです。
※実際は小学生の時は書きまくっていたのですが、20年も前なのでいったんリセットという形をとります。
主にコミティア(プロ・アマ問わずオリジナルの創作物を即売するイベント)で好みの作家さんに、お笑いライブで好きな芸人さんにファンレターを書いて渡しています。
書くことにより幸せな気持ちになる
ファンレターを書くときは、読んだ作品の内容・俳優なら演目や本人について思い返しながら文章を作成します。思い返す作業がすごく楽しいです!
ファンレターは推し作家や推し演者に自分の『好き』という気持ちを存分に書いていいのです!こんな素晴らしいシステムは他にないでしょう!!!!!
興奮しすぎて『!』を多用してしまいました…。
「ファンレターはいいぞ!」がだいぶ伝わったので、次はファンレターを書く準備など具体的な内容にうつります。
ファンレター入門1・便箋
私は主に100円均一や雑貨屋、TSUTAYA(地方のTSUTAYAは大きくて文房具の取り揃えがすごいのです)で便箋を購入しています。
100円均一の便箋セットは封筒が少し小さく、手紙を封筒いれるときパンパンになりがちです。内容が短めになる初心者向けかもしれません。
便箋を購入しなくても大丈夫
漫画家を引退した友達は「ルーズリーフやノートを切ったであろう手紙を貰うことは結構多かった。特に気にはしない。」と言っていました。
ルーズリーフやノートで貰う手紙は枚数が多くなる傾向にあり、ほぼレポートだそうです。
私も貰う側では便箋は気にしない派です。チラシの裏でなければ…。
私は推しに金品を貢ぐタイプなので、手紙と一緒に商品券を入れてしまいます。商品券が入る封筒は茶封筒しかないので茶封筒でファンレターを送ります。今考えると賄賂みたいだな…。
ファンレター入門2・何度失敗しても良い
ファンレターを一発で書けることはありません。書いているうちに「あれも伝えたい、これも伝えたい」とどんどん気持ちが湧いて出てきます。
反芻して幸せな状態で書いているので脳汁がすごい出るんですよ!!!!!
そうこうしていると、最初と内容が違ってきます。それでも伝わればいいとは思うのですが、私は時系列を整えたい派なので書き直しを何回かします。
まとめ
・完璧を求めすぎると結局手紙を出せなくなる。
・書き直しは●回まで!と決めると良い。
ファンレター入門3・ここが好き、ここが良かった、を褒めまくる(というか自然に出てくる)
肝心な内容の部分にいきます。
ファンレターは「ファンです」「推したい」「素敵です」「ここが良い」を相手に伝える手段だと考えています。
作品でよかったところを書いていきます。
私は、俳優さんは生きてくれて、作家さんには作品を産んでくれてありがとう。という気持ちを手紙に載せています。
ていうか推し作品や推し俳優のことを考えると自然と褒め言葉がポロポロポロポロ出てくるんですよ。それを紙に書いている状態です。
私が貰って嬉しかったのは「私をいつ知ったか」キッカケが書いてある手紙です。
『●年●月ごろTwitterでたまたま見つけました』や『●年●月のあの記事で好きになりました』など知ったキッカケが書いてあると嬉しいです。「あの時の記事で…書いてよかった!」と嬉しくなります。
語彙力がなくても構いません。「とにかく●●が良い!」と書いてあるだけで貰った側はパワーになります。
まとめ
・褒める
・知ったきっかけを書く
・語彙力は気にしない
(書く側で気になる人は本を読んで勉強してみよう)
休憩★イヤなこと、要望は書かない
私はファンレターを書くときに気をつけていることがあります。
・自分が言われて嫌なことを書かない。
・要望を伝えない。
この2つです。
ファンレターは『自分の好き』『ここがよかった』を伝える手段だと私は考えているので、『あそこがダメ』『ここはもっとこうして』などダメ出しは絶対しません。
ダメ出しをするときは、本人に頼まれた場合のみすればいいと私は考えています。
要望を伝えないは、私は推し作家さんや俳優さんに自由に生きていて欲しいんです。
自由に生きて欲しい…あれ。これは要望だろうか…。ううむ。こっそり願っておきます。
実を言うと、職場や家族の愚痴が書かれているメールをもらうことがたまにあります。
申し訳ないのですが、ネガティブな感情が送られてきた場合は返事をしていません。前向きな気持ちだけぶつけていただければと思います。
ファンレター入門4・渡そう
ファンレターができたら渡しましょう。渡し方は様々です。
即売会なら手渡し、事務所があるなら郵送、劇場では個別のプレゼントボックスがある場合があります。指定があれば指定を守ります。
食べ物・生物禁止など差し入れのルールが決まっている事務所もあるので確認して渡しましょう。
もらう側としては、私は家からイベント会場までの移動距離が基本的に長いので、マグロの刺身など鮮度が大事なものをいただいたら困ってしまいます。
まとめ
・出し方のルールを守る。
・刺身などの生物は避ける。
ファンレター入門5・返事は期待しない(でもツイートされてるとうれしい)
渡したら終わり。と私は考えています。返事は期待していません。
しかし、イベント終わりに作家さんや演者さんがつぶやく「お疲れ様でした」のツイートに私が渡したものなどがアップされていると嬉しいです。
もらう側としては、みなさん名前を書き忘れていることが多いです。
名乗っていただけると嬉しいです!名乗らなくても追求はしませんが、名前があると覚えやすいです。そこまでじゃない…という人は大丈夫ですが、手紙もメールも名乗り忘れが多いなと感じます。
まとめ
・返事は期待しないが、返事を貰ったとき嬉しい
・名乗りは個人のスタンスで。
ファンレター以外にも伝える手段はたくさんある
紙のファンレターは2通しかもらっていませんが、その場で感想を口頭でもらう、メールをもらう(HPから)Twitterのつぶやき・DMをもらう。など応援・感想のもらい方は様々です。
自分がファンレターやメールを書いているので手間がわかります。私は、私に時間をかけてくれているというだけで嬉しいです。
チェックシート
ファンレターを出す前のチェックシートを作りました。出す前にチェックをしてみてください。
出さなくてもいい。書いてみて欲しい自分の好きが確認できるから
ファンレターはいいぞ!ということを書いてきましたが、それぞれの応援の仕方があるので強制はしません。今は伝える手段はたくさんあります。
私がファンレターを書いて送った小学生の頃は、伝える手段がアナログな方法しかなく、インターネットが普及していなかったことが大きいと思います。
でも、いつ誰に書いて送ったかをいまだに覚えているんですよ。当時も脳汁が出ていたんですな。
ファンレターは、その人を・その創作物をどれくらい好きか、自覚する役割もあると感じています。
本人に送らなくても『もしかして…好き…?』と揺らいだ時気持ちを整理するために書いてみると、自分の本当の気持ちがわかるかもしれません。
※今回の記事は、私にファンレター頂戴!という話ではないです