デジタルリマスター 2023年7月6日

アイスをたくさん食べると体温は下がるのか?(デジタルリマスター)

■アイス饅頭登場

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僕の大好きなアイス、アイス饅頭。あんこがうまいんだ、あんこが。

僕はアイス饅頭が大好きだ。水飴が多いような、あんまんのあんこみたいな濃厚なあん、ぷにぷにした食感のアイス。どっちも奇跡的に美味いと思う。

「わぁ、アイスのまんじゅうやぁ~!!」

と、普通のコメントを吐きたくなってしまう。美味い。では、体温低下効果の方はどうなのか?!

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■またも体温上がった

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ガーン、上がった。

35.9℃から0.2℃上がってしまった。なんということだ。アイスボックスの活躍が相殺されてしまう。早くなんとかしないと。そこで次は秘密兵器を投入することにした。

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敗因はこの高カロリーか。
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■箱アイス、導入

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レモン&ライム8本入り。
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体温低下の秘密兵器、箱アイスだ。

ここは一気に攻勢に出ねばなるまい。という事で、8本入りの箱アイスを投入した。時間の都合(1時間)もあるので8本全部は食べられないが、とりあえず4本を一気に食べた。

酸っぱくて、芯の部分のガリガリ氷が美味い。これは美味い。

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4本食べ終わった。食べるの疲れた。
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■キタキタキタキタキタキタ

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また35℃台になった!うっしっし。

4本一気食いが功を奏しまた35℃台に落ちた。素晴らしい働きをしたレモン&ライムに拍手を送りたい。

しかし、そろそろアイスは食傷気味だ。塩味の冷たいものを食べてみよう。

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■冷たいカップ麺を食べましょう

冷水でカップ麺を作った。冷水でも30分ほどでカップ麺が出来上がるのだ。

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水をそそぐ。なんだか悪いことをしている気分になる。

実験開始前、アイスを食べるのが辛くなったら食べようと思って仕込んでおいた。カップに冷水を入れ、30分間冷凍庫にしまっておいた。

どうやら丁度良い具合に戻ったみたいなので食べることにしよう。体は温まらないけど、舌の調子は良くなるだろう。

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時間を掛ければ水でもちゃんと戻る。アルファ米と同じだね。
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■冷たいカップ麺、美味い

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ちょっとどうかと思う絵ヅラ。

冷たいカップ麺はちゃんと美味しい。麺も具も良い具合に戻っている。やや脂っぽさが気になるが、冷たくて美味い。ノンフライ麺だと脂っぽさも無くてもっと美味しいかも知れない。ただ、戻すのに更に時間が掛かるような気もする。

そして食べ終わったらやっぱり体温測定なのだ。

■美味しかったけど体温低下ならず

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36.1℃に戻っちゃった。この辺が壁か。

冷製カップ麺は美味かったが、体温は36.1℃へ逆戻り。一進一退の攻防が続く。時間もそろそろ1時間。ラストスパートを掛けるべく、また箱アイスを投入した。

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もう、お腹も一杯になってきた。ツライ。

■ガツンとみかんを出来るだけ食べる

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ガツンとみかん5本入り。缶詰っぽいみかんが沢山入ってて美味い。

タイムリミットが迫る中、がんばってガツンとみかんを貪った。冷たい。美味い。でも、お腹一杯でツライ。なんだかお腹もゴロゴロいっている。

3本を食べたところでタイムアップ!意外にたくさん食べられなかったが、最後の体温測定の結果を見てみよう。

■体温、変わらず

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ガツンとみかんの効果なく、36.1℃をキープ。

最終的に体温は36.1℃だった。判りやすいようにグラフにしてみた。グラフにするとしょーもないデータもそれっぽくなって良いよ。プレゼンで大人が良くやる手口。

■最低記録は35.9℃、最終的には36.1℃

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アイスボックス、レモン&ライム後の35.9℃が最低記録で、これ以上下げることは出来なかった。おそらく、アイスを食べて血糖値が上がり、それが燃焼されて体温が上がってしまったのだろう。

アイス饅頭や冷カップヌードルなど、カロリーの高いものを入れてしまったのが敗因では無いかと思う。

なにも掛けていないかき氷を食べ続ける実験なら結果も違ってきたと思うのだが、それは楽しく無さそうなので自由研究ではやりたくない。実験にかこつけてアイスを好きなだけ食べられるのがこの実験の良いところなのだ。

では、まとめよう。

■まとめの前に、計算してみた

凍死するために必要なアイスの量を計算してみた。

  • 体重65kg、平熱を36.5℃として計算する。
  • 体温が25℃以下になるとかなりの確率で死亡する。
  • アイスを食べた事による血糖値の上昇による体温上昇は無視する。
  • アイスも人体も水として計算する(1mlで1℃上がると1cal)。
  • アイスの初期温度は-18℃とする。

体温36.5℃の場合、25℃まで下げるには

65000 * (25 - 36.5) = -747500cal

が必要となる。-18℃のアイスを36.5℃まで熱すると、温度差分と80calの溶解熱を足して1ml当たり134.5cal必要になる(厳密にはもっと少ない)。つまり1mlのアイスは134.5calの熱量を奪うわけで、

747500cal / 134.5cal = 5557.6ml(5.5リットル)

となる。約5.5リットルのアイスを食べると凍死してしまうようだ。アイスに含まれるカロリーの影響は考えない物として、単純に体温とアイスの量、温度だけで計算したので本当はもっと多くなるだろう。大体6リットルくらいだろうか。まぁ、普通はそんなに食べませんね。

と言うわけで、真夏でもアイスを食べ過ぎると凍死するってのは都市伝説だと言っていいと思う。計算大雑把すぎてアレだけど。


わかったこと

・冷たいものを食べると体温が下がる。でも、凍死する程は下がらない。
・アイスボックスの冷却効果は凄い。
・水でもカップ麺が作れる。冷たいカップ麺は美味い。

苦労したところ

・お腹一杯になって、最後はアイスを食べるのが辛かった。
・終わったあともしばらく調子が悪くなってベッドで寝ていた。
・食べ過ぎはよくないと思った

感想

最初はアイスが好きなだけ食べられて楽しかった。アイスはどれも美味しかったし、冷製カップヌードルも美味しかった。でも調子悪くなった。アイスの一気食いはやめようとおもったけど、冷たいカップ麺はこれからもたまに食べようと思った。

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お腹は壊さなかったけど、だるくて動きたくない気分になった。
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