まずは寄りで見てください
この自動販売機、通常の自動販売機と比べて情報量が圧倒的に多いため、寄りで見ないと処理しきれない。
『?』と書かれているPOPが多いがいったいなんなのか、むしろこちらが聞きたい。
寄りで見たところで処理しきれなかった。
商売ではない、趣味の自動販売機
ことの発端は、あるツイートを見つけたことだった。
最近のうちの自販機はこんな感じらしい。
— ともたか@Luxy COO (@gausssss) August 28, 2019
今回は絵しりとりではなく、航空祭の駐車場の宣伝という…
もし何か、この自販機で宣伝してほしいことがあれば、DMください〜!
…場所は浜松市の片田舎ですが。 pic.twitter.com/2HRiySElxG
「浜松市」で検索していて偶然見つけたツイートで、ともたか@Luxy COOさんも面識のない方だったが、気になり過ぎて迷わずDMを送った。
するとともたか@Luxy COOさんはとても丁寧に対応してくれ、
・商売ではなく、趣味でやられていること
・自動販売機の設置場所
などを教えてくれた。
わたしはてっきりお店など商売をされていてそこへの集客のために自動販売機を設置しているものだと思っていたので、趣味でやられていると聞いてがぜん興味が沸いてきた。
商売じゃないとしたら、なぜここまで凝った自動販売機を…
オリジナリティを出し過ぎ、140万円で自動販売機を買い取る
お父さんは本職がほかにあり顔出しNGとのことだが、息子さんであるともたか@Luxy COOさんも立ち会い、取材に応じてくれた。
早速ですが、なぜこのような自動販売機を設置されたんですか?
前はコカ・コーラの自動販売機が設置されてたんだけど、3品ほど変わり種を自分で追加したら怒られちゃって…それで買い取ったの、140万円で。
自動販売機、まぁまぁ高いな…
この置き物はプラレールのパーツ。置いてみたらサイズがピッタリだったから。
情報処理に時間のかかる看板 pic.twitter.com/KmU0Nl3Iuw
— 鈴木さくら (@sakupon119) September 12, 2017
この看板も古橋さんお手製。
自動販売機横の無人販売スペースで、季節に合わせてさまざまなものを販売している。
わたしは、2年前からすでに古橋さんのとりこだったようだ。
~商品原価、電気代を計算したら赤字~
あ、でも赤まむしは安いと効かないからほどほどにした方がいいよ。
~?の正体~
ここまで来たのだ。もちろん話だけで終わるわけにはいかない。
古橋さんのおすすめはどれですか?
やはりきた。この自動販売機を見た時一番はじめに目に留まった、なにが出るのかまったくのノーヒントのこけし。
一発目のハードルが高すぎる気がするが、よく見たら60円だし、せっかくすすめていただいたし…意を決してボタンを押した。
2つ目のおすすめは、知らないおじさんのフィギュアが首から『?』をかかげた商品。
なんと説明したらいいかわからず、見たまんまを書いてしまった。
自動販売機で羊かんを買うのは初めての体験だったので、中身はわかっていたが買うことにした。
畑仕事で小腹が空いた時に栗ようかん。ここに新たな選択肢が誕生した。
ほかにもビスケット、ミルク甘酒をゲットしこの日の買い物は終了。
見ているだけで楽しい古橋さんちの自動販売機は、買うとさらに楽しいエンターテイメント性の高い自動販売機だった。
取材に行って、今後の事業展開を相談されたのは初めてだった。
無人販売、飛ばされる
以前トマトとクワガタのお手製看板が飾られていた無人販売スペース。
現在は古本や知人から仕入れた花などを売っている。
台風で3回も飛ばされたことがあるそうだ。
めちゃめちゃ飛ばされてる。