おみくじナンバー3:明治神宮
明治神宮へと向かうため、久しぶりに降りた原宿駅は超満員だった。半分は竹下通りへ、あと半分は初詣へ向かうという珍しい人の流れができている。
東京は都会だけど実は結構緑が多い。こんな都心のど真ん中にだってこんもりとした森に囲まれた厳かな神社があるのだ。
明治神宮のおみくじは棒を引いて書いてある番号で決まる方式だった。僕が引いたのは5番。はたして大吉か、それとも末吉か。
しかしこれがよくわからないのが出たのだ。
ありがたい言葉が両面に書いてあるのはわかる、しかし特に吉凶は書かれていない。
戸惑い仲間発見
周りでおみくじを引いていた人たちは、みなこれに戸惑うこともなく、ありがたいわーとか言いながらひもに結びつけていた。毎年来ているから慣れているのだろうか。とまどいを隠せないままおみくじを手にうろうろしていると、同じ目をした若者に声を掛けられた。
「すみません、これってどっかで引き替えてもらったりしなきゃいけないんすか」
彼も大吉とか凶とか、わかりやすいおみくじを期待してきたのだろう。僕は知ったふりをして「いや、こういうものみたいですよ」と穏やかに教えてあげつつ自分を納得させた。
現在の平均運勢 (大吉+吉)/2=(小吉と中吉の間) |
おみくじナンバー4:靖国神社
靖国神社はなにかとニュースに取り上げられたりして有名だが、僕の中では鳥居がでかい神社、くらいの認識でしかなかった。これまで何度か訪れたことはあるが、おみくじ引くのは初めてだと思う。
僕の隣でおみくじを引いたお兄さんが「うわ!やっちまった、小吉だ」って騒いでいた。その運、たのむから僕に移さないでほしい。
狙いすまして的を射る(おみくじをつかむ)。
でた、大吉だ。
ここまで大吉2回に吉が1回だろう。ほぼ中吉にまで平均値を上げた計算だ。やはりあの日の末吉は例外だったのだ。うほほうほほ。
靖国神社のおみくじで言われたことダイジェスト。
・紛失物はすぐにはでてこないが後から戻ってくる
・待ち人は遅くても、来る
・金運が開けている
待ち人に関してはもう確実に来るような気がしてきた。紛失物も時間をかければ出てくる予報。無くした車の鍵も出てくるんじゃないかと期待しはじめている。
現在の平均運勢 (2大吉+吉)/3=(ほぼ中吉) |
気をよくしたのでいっそここであと5回くらいひいてしまおうかとも考えたが、それはいかにも強欲なのでやめた。やはり運勢は足を使って取りに行ってこそだろう。
おみくじナンバー5:芝東照宮
芝東照宮は東京タワー近くにある東照宮。東照宮というのは徳川家康を奉っている神社のことで全国各地にある。今回は増上寺へおみくじを引きに行く前に偶然見つけたのでちょいとおみくじを引きに立ち寄らせてもらった。
信心のなさが悪い結果につながるかと心配したのだが、これがまた大吉が出てしまった。偶然寄っただけなのになんかわるい。これで大吉3回目だ。
これまでの人生でたぶん1、2度しか出したことのなかった大吉が確変をおこしている。家康公も僕に味方しているのか。
芝東照宮のおみくじで言われたことダイジェスト。
・紛失物は出てくる。人の手には渡らない
・待ち人は便りがないが、来る
・恋愛はこの人となら幸福あり
さすが大吉だ、紛失物が見つかる可能性がさらに上がった。無くした車のカギは人の手に渡ったら大変なのでこの結果はうれしい。待ち人は便りをよこさずにいきなり来るようだ。そういえば昨日の夜宅急便の人来てた。
現在の平均運勢 (3大吉+吉)/4=(大吉よりの中吉) |
というわけで吉凶の平均値もますます上り調子。このまま大吉を出し続けてあの日の末吉を完全になかったことにしたい。