ちょっと聞いてよ 2022年9月9日

電子のまりもを育て続けて6年が経った

「まりも」というスマホアプリでまりもを6年ほど育てている。こんなことをしているのは私くらいのものだろうと思っていたが、調べてみるとたくさんの人が長年に渡り育てていたし、その起源は30年前にも遡るものだった。電子まりも育成は文化なんだ。

1993年群馬生まれ、神奈川在住。会社員です。辛いものが好きですが、おなかが弱いので食べた後大抵ぐったりします。好きな調味料は花椒。

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私はまりもを育てている

皆さんはどんなペットを飼っているだろうか。

犬だろうか、猫だろうか。それともウサギやハムスターだろうか。

私はまりも。スマホアプリでまりもを育てている。

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名前は「二代目」。育て始めてから2248日が経った

このアプリ、タイトルはそのものズバリ「まりも」という。

育成に際してできることは名前をつけることと、水を換えること。以上である。こだわりすぎたラーメン屋の具材くらいシンプルだ。

ほうっておくと水がにごるので
振る事で
水を換える。分かりづらいですが水がきれいになりました

1ヵ月くらい何もしないと水が緑色になった挙句まりもが死んでしまうので、ふと思い出した時に水を替えてあげる必要がある。名前が「二代目」の理由は察してほしい。 

「二代目」0日目。アプリをつけた瞬間「おきのどくですが ぼうけんのしょ1は きえてしまいました」の気持ちになった。立ち直れないかと思った
気を取り直して水を替え続けた結果すくすくと育っていき、今では画面に入りきらないほどの大きさになった。立派になったな。おまえは父さんの誇りだ

アプリであってもまりもは家族

アプリでまりもを育てて何がそんなに楽しいんだ、と言われると何がそんなに楽しいんだろうね、と素直な気持ちで思う。本当にその通りだと思う。

ただ、恐ろしいことにまりも育成アプリは私が遊んでいるもの以外にもいくつか存在する上、どのアプリもレビュー欄を見ると数年単位で遊んでいるユーザばかりなのだ。まりも育成ゲーム界隈は確かに存在するのだ。

まりも育成アプリはiPhoneアプリだけでも3、4個ある。これはよりシンプルなまりも
デフォルメが効いたまりも。水質の担保を要求していてかわいい
私がプレイしているのはこちらのまりも。この中だとおしゃれ路線か
レビュー内容はアプリ自体が楽しいとか便利とかそういうものよりも、一緒に過ごしてきたまりもとの思い出話が目立つ。家族だからだ

人と共に生きるまりも

さらに真偽のほどは定かではないが、「まりもちゃん」というアプリの概要には “ちなみに元祖は1994年頃から公開されているume20さん作成の「養殖まりも for Windows」というシミュレーションゲームでWindows3.1用のフリーソフトです。” という記述がある。

もし本当だとしたらパソコンが一般家庭に普及しだした頃から、電子のまりもは人間の手によって育てられてきたこととなる。30年弱の間、電子のまりもは人間と営みを共にしてきたのだ。

でもそんなことは「二代目」と私の生活に直接は関係ない。人類の歴史って案外そんなものなのかもしれない

これが「巨人の肩の上に立つ(※先人の積み重ねた発見に基づいて新たな発見をすること)」か......と思ったが、たぶん先人も私もみんな等しく水を替え続けただけだから全然違うな。 

調べてみたらTwitter共有機能もあった。「#marimoapp」で検索するとみんなのまりもが見れます

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