特集 2022年10月5日

トカゲの脱皮を手伝うYoutubeが好きなのでトミカで真似する

うちのトミカたちがひとりで脱皮をする気がないので飼い主が手伝いました

まちを歩くのと建物が好きで不動産会社に入りました。
休日は山を登り川を渡り海で石を拾います。

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いったん広告です

脱皮を手伝いたかった等と供述しています

この世には爬虫類の脱皮動画というジャンルが存在する。

 

ちょっと見た目がいかついトカゲや蛇が、飼い主の手のひらでおとなしくかわいがられるこのギャップ!そしてするする剥がされる美しい皮!

う、うらやましい……

わたしも脱皮を手伝いたい……!!

でも我が家に爬虫類はいないし…あたりを見回して目についたのがトミカだ。

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ゴツゴツした無骨さや重機の腕が脱皮にうってつけだと思うのよね

水糊をまんべんなくトミカに塗りたくって一日放っておく。水糊に白絵の具を混ぜておくと、乾いたときの皮膚っぽさが3割増しだ。

 

水糊を塗って乾かす疑似脱皮は誰しも小学生で経験することと思う。過去にはDPZライターの大北さんが掃除機の脱皮に挑戦していたし、疑似脱皮の何があんなに子ども心をくすぐるのだろうな。

トカゲは頭から順番に、体をあちこちにこすりつけて脱皮していくのだそうだ。デリカも脱ぎかけ風情を出すために頭側だけ剥いてみた。

まだこの時点では感情「無」なのだが
ウッかわいい、一生懸命脱皮しようとしてる〜〜!いるいる〜!かわいいね〜!!動き出したら俄然LOVEが溢れてしまった。
ピンセットでつまんでそっと引っ張ると…思わず「オホホ」と声が出る気持ちよさ。
塗装が剥げていると、そこだけ水糊ががっしり食いついてしまうので注意しよう。「かさぶたを剥がそうとしたらまだ治りきってなくて、ちょっとだけ残った傷口が引っ張られてピリッと痛い」やつをトミカが味わうことになる。
話しかけながら脱皮作業を進めるとトミカに命が宿ります

「きれいに脱げたねえ」「あっごめん!痛かったか〜」

最初は力任せに皮を引っ張っていたのが遠慮がちになり、段々とトミカを握る力が優しくなり、ピンセットで引っ掻かないように注意を払うようになる。

ツツーッ、ペリペリ。慈しみとはこのように生まれるものなのか。ツイッ。薄皮の下から現れるのは特に新しくもなんともないトミカのボディだ。ペリペリ。愛しさばかりがつのる、一体なんなんだこの時間は。

指先の完璧な脱皮により得られる「てぶくろ」。小さく愛らしいと爬虫類脱皮界においても人気だ。
そして脱皮が終わった
イェイイェイ!スッキリして喜ぶおてんばなアスタコさんが、わたしには見える

かくしてトミカの脱皮動画が生まれたのであった

子どものころ、赤ペンでぬいぐるみにケガを描き、かいがいしく介抱するという遊びに熱中した記憶がある。

今もやっていることは全く同じだ。想像力と小手先の技ばかりがたくましく育ったおとなになった。

財布に入れておいたら金運が上がるかしらと、脱皮後の皮を捨てられずにいる

 

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