後半に続く
これでまだ半分、残りのお宝は後半に続きます。明日掲載!
ちなみにいまのところの鑑定額の合計は2,916,000円。
後半では驚きの額が飛び出しますよ。
つづいてはデイリーポータルZから唐沢さんである。
唐沢
「赤コーンやフェンスから裏口から出てきているところが分かる。でも、化粧回しはしている。こんな無防備に出てくることあるんだと思って。裏から出てくるときは大体浴衣じゃないですか。
私、眼鏡をしてる力士も好きなんですけど、マスクをしてる力士もいい」
観覧者からのコメント
「スマホで撮ったとかじゃなくて紙焼きの写真というところも」
「隠すのそこじゃない感がすごい。」
「語りがいある。なんか間違い探しみたい。」
「2019年にこの黄色のまわしをしてるのはわかってるので、コロナもあるから2020年ぐらいかなって」
驚きの鑑定結果は……!!
塩谷鑑定士
「そうですね、高額にするかちょっと悩んだところもあるんですが、私の最大のポイントはこの1枚の写真で、これはどこだとか、いつだとか、コロナの前なのか後なのか、このマスクは力士専用の大きいものなのか、人の数ほど話題が広がるというところに非常に価値を感じました。大切になさってください」
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関根鑑定士
「もう完全に本物でございます。プリントされていて、1点物であるというところ。あと、遠藤は大変な人気でしたので。これはもうなかなかないことなので、貴重な1枚かなと思います。雑貨屋さんで見つけられたということで、いい出会いがあったと思います。ぜひ家宝にしていただいて、大切にしてもらえればと思います。」
全肯定されるのだから強気の値段設定でもいい。
イベントの後、塩谷鑑定士からは「自分とは違う価値観の他者を受け入れること」が心の豊かさだったと語っていた。まさに遠藤の写真である。
唐沢さんは「古着屋さんに報告しに行く」と言っていたが、それはやめたほうがいいかもしれない。
D-LAB武田さんのお宝はこちら。
武田:
「修道院の売店で買ったリキュールです。売店のおじいさんが修道士からレシピを教えてもらったそうで、レシピは僕だけが知ってると。
そのおじいさんに”メンテ”みたいなことをすごい言われて、イタリア語で『ミント』か『心』のどちらかなんです。ミント味なのか、心に効くなのかが分からない。」
武田さんはあとで「自分のお宝がお宝たるゆえんを言語化することで、大切さが身に染みる」とコメントしてくれた。冗談の企画だけど、すごく大事なことにたどり着いてしまった。
いっぽう参加者のコメントはわりと下世話で安心した。
観覧者からのコメント:
「リキュール、ご自分で作ってるにしては、ちゃんと瓶もラベルもちゃんとされてますよね。」
「リキュールにナンバーロットナンバー入ってる。814370。おじいちゃんやり手ですね」
武田さんの評価額の根拠は、「昨日スカイスキャナでフィレンツェを調べたらチケット代が25万くらいだったんで、滞在費1泊含めて28万あったら行けるので」とのこと。あの番組でもそういう値段のつけかたがある。もっともらしい。
大山鑑定士:
「拝見させていただきました。間違いなくフィレンツェで買われたものです。おじいさんがしっかりと1本1本手作りされたものと鑑定をしました。
修道院の思い出分をプラスしたかったんですが、素晴らしいものなので値段は妥当ということでぴったりと出させていただきました」
唐沢鑑定士:
「私、専門が美術史でして、お酒と植物は専門外ではありますけど、美術の観点から見ましてもお酒のパッケージ、ロット番号の紙も非常に美術的に価値が高くて、特にラベルのポンテベッキオ橋はすばらしく、フィレンツェの風を感じるようです。28万円とつけさせていただきました。拝見できて嬉しかったです。」
鑑定士となりきって褒め称えるのがこの企画の骨子であるような気がしてきた。
続いてはD-LABの大山さんのお宝。
大山:
「小学校の道具箱に入っていたはさみですね。25年近く生活を共にしてきたハサミでございます。未だに使ってます。最近のよく切れるハサミに負けない切れ味というか、独特な切れ味。決して洗練されてないんだけど、ガリガリと紙を切ってる力強さ。ぜひちょっと中も見ていただきたいんですが、この汚い感じです」
「いまどきハサミはちゃんとチタンコーティングがされていて、こうこうなりにくいんですけど、そんなものは全くない。フィットカーブのように刃先が曲がっていることも全くなく、ただの線です。」
なんでだろう。大山さんがいまのハサミとの違いを言えば言うほど魅力的に見えてくる。
観覧者からのコメント
「名前ラベルのお道具箱感がすごい。」
「軽くて軸が緩んだりしていない」
「この軸可愛いですね。色合わせてあるので。」
「ジャキジャキと懐かしい切り味。ハサミですね」
実家にあったものをひとり暮らしのタイミングで持ち出して今に至る、とのこと。
「文具屋さんに行くと、1000円でハサミって相当いいやつが買えるのでそれに勝てたら嬉しい」という理由だった。遠藤の写真の2500分の1だ。
今回の鑑定士はD-LAB村田さんとデイリーポータルZから唐沢さん
唐沢鑑定士から
「1000円が本当にもったいなくて、1万円をつけさせていただきました。柳宗吉という民芸運動家が「用の美」という概念を唱えまして、その概念に叶うものだと思います。
キャップがすっとはまり、はまったときに持ち手とキャップの色が揃う非常に洗練されたデザインだと思いまして、技術的にも価値が高いということで、1万円つけさせていただきました」
村田鑑定士から
「すごく悩んだんですけど、まずハサミのコレクター市場ってものがございまして、大体相場的に数千円から3万円ぐらい。評価のポイントにつきましては、まず色、ターコイズブルーっていうんですかね、その雰囲気を評価しました。若干コンディションがもうちょっとかなって思ったんで、1万5000円つけたかったところ、1万円とさせていただきました。」
柳宗悦からターコイズブルーまで鑑定士のコメントが弾んでいる。大山さんも自分の説明以外の観点から価値を見いだしてくれていたのが平和で豊かな空間だったと語っていた。
出任せで気分をよくしていく善の詐欺師の誕生である。
これでまだ半分、残りのお宝は後半に続きます。明日掲載!
ちなみにいまのところの鑑定額の合計は2,916,000円。
後半では驚きの額が飛び出しますよ。
後編はこちら
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