カレーライスは残念だったものの
ふとしたきっかけから試してみた今回の検証。結果は、「〇〇」と「ライス」は万能でなないということがわかりました。
が、ふだん何気なくごはんにかけて食べているおかずを分離してみると、新しい発見や、いつもより美味しい! という結果になることもあり、とても楽しかったなと。
みなさんも一度、だまされたと思って、「生玉子」と「ライス」、試してみてくださいね!
ふりかけをごはんにかけて食べたことのある方はいらっしゃいましょうが、では、ふりかけをおかずにごはんを食べたことのある方は、人類のなかでどれだけいるでしょう? 試しましょう。
今回は当然、
まずはふりかけをじっくりと味わった後、あつあつのごはんをほおばるという寸法。
それでは、のりたまをもぐもぐもぐ……。おっと、序盤のざくざくとした食感が楽しく、それがだんだんと柔らかくなるにつれ玉子の優しさが顔を出しはじめ、そして広がるのが、想像以上のだしや海苔の良い香り。ふりかけって、こんなにも複雑に完成された「料理」だったんですね。
すかさずごはんをほおばると、うん。今までの検証で確立されてきたセオリーどおり、ごはんの甘み、美味しさがものすごくよく感じられます。ただ、そのあとにごはんに直接かけて「ふりかけごはん」にして食べてみたところ、味わいの完成度も食感の変化の楽しさも段違い。
結論、ふりかけは、ごはんにふりかけて食べるべき! (またそれ)
さてラストの検証は、「納豆ごはん」と「たまごかけごはん」いってみましょう。
納豆ごはんってそもそも、けっこう食べづらい料理じゃないですか? 茶碗メシの上にかけると、ごはんとちょうどよく配分して口に運ぶのに苦労するし、がーっと混ぜてしまうのははしたない。
これがですね、大豆の甘み、ほんのりとした苦味、あと、独特のしゃりしゃり感などがよく感じられ、追って口に入れるごはんのゆっくりとした融合感も心地よく、すごく“あり”なんですよ。あり。
ただ、もっと驚いたのが、生玉子!
ぶっちゃけ、少しだけ抵抗あったんですよね。醤油を加えてよく溶いた生玉子を、まずはそもまますする。その行為に。なんか気持ち悪くない? って。
ところが! この醤油生玉子をずずずとすすってみると、すでに上品なお吸いもののような味わいなんです。あわててごはんをほおばると、ふんわ〜りと両者の良さが広がって、夢のように美味しい!
冷静に考えると、確かに味はたまごかけごはんなんです。なのに、京都の高級旅館の朝食に出てきてもおかしくないような、ものすごく手のこんだ料理に感じられる。
「生玉子」と「ライス」、今回いちばんのおすすめかもしれません。
ふとしたきっかけから試してみた今回の検証。結果は、「〇〇」と「ライス」は万能でなないということがわかりました。
が、ふだん何気なくごはんにかけて食べているおかずを分離してみると、新しい発見や、いつもより美味しい! という結果になることもあり、とても楽しかったなと。
みなさんも一度、だまされたと思って、「生玉子」と「ライス」、試してみてくださいね!
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