はじめに
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ライターの地元のうまいものを紹介してもらいます。今回はヨシダプロさんから、地元のイチ推しの食べ物の紹介です。
ヨシダプロ
人生観が破綻する「船橋あんぱん」
千葉県船橋市
船!!と、いきなり「船」前面に推されているが、この船が、秘宝ワンピースをめぐる大海賊時代の到来を告げている!ように見せかけて、実はこれ、千葉県の「船橋」の「船」。急にこじんまりとするが、つまりは、JRと京成の船橋駅の間辺りのパン屋で売られている千葉県民ゾッコンの神あんぱんなのであった。
あんぱん観が揺らぐそんな外観とともに、なんとも四角い形状で、「呪術廻戦」厨にとっては中に五条悟が封印されているようにも思えるが、実際は、ホイップクリームとつぶあんががっつり詰まっておりましてッ! あんぱんの次元を超えたスイーティーボリューミーグルメなのであったッ!!
が、ここで一点、重大な真実を。それは、我、圧倒的「こしあん派」也!ということである。こしあん推しすぎて、この世のつぶあんは全てこしあんになってほしい、と思っているほどである。つぶあんがこしあんになる、とはつまり、豆の皮が無くなる、ことを意味するわけだが、そもそも生物とはそのような膜(細胞においての細胞膜)によって、外界との隔離に伴い個が確立していき、細胞という単位が生じ、単細胞、多細胞へと進化を遂げていったわけで、その隔離(豆の皮)を否定するということは、ATフィールドを消し去り種として一体化する、旧エヴァでの人類補完計画状態になり、あらゆる生命が「あん」に一体化してしまうことと同義であり、そんな事態を望んでしまうほどに、僕はこしあん派なのであった!わけだが、この船橋あんぱんの前では、そんなことよりつぶあんもいいな、とつい思えてしまうのであった!
そんな、こしあん派VSつぶあん派の古来の断絶を超克した逸品になっているので、ぜひみなさんも、機会があったら(ないかもだが)食べてみていただきたい。
…と以上、お送りしてきた「地元のうまいもの」であるが、今さら恐縮だが、実は僕。船橋、そんな地元でもない。ただ、実家に帰る際によく立ち寄るので、事実上、地元、と言っても過言ではないのではなかろうか。貴方にとって「地元」とは一体何ですか? そんな観念的テーゼを投げかけて、このたびは筆をおきたいと思う。ではまた。
終わって解説です
ホイップクリームとつぶあんが入った「船橋あんぱん」をヨシダプロさんが紹介してくれました。ヨシダさんはこしあん派なのに、船橋あんぱんだったらつぶあんでもいいな、と思えてしまうそうです。私もこしあん派なのですが、許容できるでしょうか…。
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