特集 2026年3月24日

夢中さ、「ちょこ煎」に。

皆さんに緊急でとんでもなく美味しいお菓子の情報を共有したいと思います。

1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。

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ある日のDPZ会議にて

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「今日はみんなに、ちょっとお菓子を食べてもらいます」
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「ちょっとね、信じられないくらい美味いです。嘘だろ!ってくらい美味い。初めて食べた後すぐに4袋購入して、昨日は兄貴の家にも送りつけました」
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「本当に?そこまで言われるとリアクション試されてるようで困るな~」
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「美味い!」
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「めっちゃ美味い!」
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「そんなはずないでしょ~」
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「美味い!」

見た目とのギャップ、凄すぎ

という訳で、今回私が皆さんに自信を持ってお勧めしたいのがこのお菓子です。

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京都宮田製菓本舗の「ちょこ煎」

絶対の自信があったので、敢えて皆さんに食べてもらう前にハードルを上げられるだけ上げたのです。

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そして案の定、こちらの目論見通り皆が絶賛してました

私がこのお菓子を知ったのは2月のこと。東京に遊びに来た関西在住の友人から、お土産として頂きました。

友人は「多分関西でしか買えないお菓子なんですよ」と言ってましたが、失礼を承知で正直に申し上げますと、まあ地味なパッケージじゃないですか。誰だって鈴カステラとかボーロみたいな「素朴だけど良い仕事をする系お菓子」を想像しますよね。

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袋を開けて皿に出してもこんな感じですよ。もう確定ですよね。絶対地味なお菓子だよ、これは
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地味お菓子界の代表選手、生姜せんべいと見た目一緒ですもん
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パッケージのテイストも似てる

でも軽い気持ちで口に放り込んでみて腰抜かしました。いや、美味しいだろうな?とは思ってたんです。でも完全に美味さの方向性を読み間違えてたのです。

いったん広告です

「バントの構えから場外ホームラン」「清掃員がその会社の社長だった」「お菓子界の『ザ・ファブル』」…。まあ例えは何でも良いですけど、とにかくしみじみ方向じゃなくて竹下通りとかで売ってもてっぺん目指せるようなポップ系の美味さだったんです。

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こんな感じかと思いきや…
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こんな感じだったのです!

煎餅生地の外側にチョコをコーティングしてるのかと思いきや、恐らくかなりの量のチョコが煎餅生地の内部まで浸み浸み。そのおかげで食感は煎餅とは思えないしっとり加減。

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多分パッケージに書かれてる「含浸製法」が重要なんでしょうが、なぜか含浸製法の売りは「美味さ」じゃなくて「手につきにくさ」

間髪を入れず口に放り込んでいくと、一瞬で一袋空いてしまいました。もう慌てて友人に連絡しましたよ。

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多分彼は心の中で(ふふ。こいつ、絶対にちょっと舐めてるだろうな)と思ってたんでしょうね
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私もみんなに説明してる時に「これは棚に並んでても気付かないかも」「どう撮っても地味な写真になるな~」という声が聞こえて来て、(食べたら驚くぞ~)とほくそえんでいた
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そして実際、食べたらこの顔ですよ(橋田さんは本来甘いものが苦手なのに、ですよ)

秘めていた真の実力

しかもちょこ煎、まだまだ真の実力を発揮しているとは言えないのです。パッケージのここに注目。

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そうなんです。冷やしもいけるんですよ!というより、個人的には冷蔵庫で冷やした方が断然美味いです
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「こちらが冷やしたちょこ煎です」って、興奮状態でこれを書いてるので写真には温度が映らないことを忘れてました!チクショ~!

この事実にべつやくさんやまいしろさんが言ってた「ケーキの上に乗ってて欲しい」「いや、ケーキの土台でもいけるんじゃない?」という意見が重なり、私、思いついてしまいました。

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冷やしたちょこ煎を土台に、簡易的なパフェを作ってみました

かつてミルクボーイの漫才にもあったように、パフェのコーンフレークって「かさ増し」と感じる人も少なくないと思うのです。しかし、ちょこ煎パフェならそのかさ増し部分がむしろ主役ですよ。

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バニラアイスとちょこ煎、一緒に口に放り込んでご覧なさい
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見て下さい、この喜びよう
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子供の頃にドンジャラ買って貰った時以来の笑顔ですよ
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ただ40歳過ぎてから何食べてもむせるようになりました
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あ、これやばいやつだ!確かに撮影はお願いしましたが、こんな状況を黙って撮り続ける妻ってなんなんでしょうか?

STAND BY ME ちょこ煎

最初は「宮田製菓さん、これ、商品のとんでもない実力が伝わらないから、もっとポップな売り方すべきですよ!」と思ったのですが、それは完全に素人考えでしたね。ちょこ煎に関してはもはや見た目と味のギャップ込みで魅力になってるから、このままで行きましょう!

唯一の問題はやはり、関東では手に入りづらいことですね。メーカーの通販サイトでもちょこ煎は取り扱ってないし、店頭販売も基本関西だけの様子。

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実はトルーさんの2月の記事にも登場してたのですが、東京で購入できたのはめちゃラッキーだったんですね


私は仕方なく少しの割高感を我慢して某ショッピングサイトで購入してますが、是非是非、東京でも扱って欲しいと思います。こんな辛い思いはカールだけで十分です!

ネットだと割高感はありますが

京都宮田 ちょこ煎 90gx3袋 チョコ 京都の新感覚のお煎餅 チョコ革命

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編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
石井さんは舌がしっかりしているので持ってくるお菓子がもれなく美味しいです。あと、老舗の美味しいものも良く知ってるんですよね。
「石井公二の東京手みやげ手帖」みたいなコーナーを持ったらきっと高PVでメジャーな人気になると思いますが、石井さんが持つ業がそうさせません。 今回もドンジャラを持った古い写真を入れるのも業(カルマ)のなせる技だと思います(林)

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