デジタルリマスター 2023年9月11日

お尻で書道(デジタルリマスター)

畳一帖分くらいある半紙に大きな筆を使って書をしたためる。あの豪快な感じが恰好いい。最近では書道家の武田双雲さんのそんな姿をテレビで良く見かける。一度はやってみたいと思っていたので、今回はあれに挑戦しようと思う。ただし、大きな筆の代わりにお尻を使う。

なぜ筆を使わずにお尻で、と疑問に思う方もいらっしゃるだろう。僕もそう思う。素直に筆を使えばいいと思う。しかし、そこには「予算」という問題があるのだ。武田さんが使ってるような大きな筆がいくらするのかは分からないが、とにかく高そうだ。でも、お尻だったら既に持っている。ただである。

という訳で、お尻書道を実行に移すことにした。

2009年5月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。


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> 個人サイト すみましん

お尻書道の準備

お尻書道に必要なものを揃えるため、原宿駅前の100円ショップにやって来た。大きな書には大量の墨汁が必要で、100円ショップなら安価で調達する事が出来るのだ。180ml入りの墨汁を22本。約4リットルの墨汁を2200円(税抜き)で手に入れることが出来た。

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墨汁4リットル

次に墨汁入れを探す。テレビではバケツのような物に大量の墨汁を入れていたりするが、僕の筆はお尻なのでバケツだと入らないと思う。それに、無理矢理押し込んで抜けなくなったら大変である。大量に墨汁が入ったバケツをお尻にはめて抜けなくなった男。そんなことで有名になりたくない。

洗面器だ。
洗面器だったら口が広いから大丈夫だろう。

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洗面器を墨汁入れに

もっと口の広い容器が必要だ。

店内を隈無く探した結果、マルチトレーという商品が見つかった。少し浅いが口の広さは充分である。

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マルチトレー100円(税別)

墨汁4リットルとそれを入れる容器は揃った。あとは下着だ。さすがに生のお尻で書をしたためる訳にはいかない。僕には2人の娘がいるのだ。今はまだ小さいからインターネットをやらないが、大きくなってから僕が生尻を出している写真を見つけでもしたら、きっと大きなショックを受けると思う。

なので、下着をつけさせていただく。
100円ショップでは下着だって100円で手に入るのだ。

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男性衣料コーナー(書体にグッとくる)

男性衣料コーナーでトランクスを選んだ。種類がそんなに多くないのであまり贅沢は言えない。微妙な幾何学模様がデザインされたトランクスを購入することにした。

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トランクス100円

トランクスを着用し墨汁をつけてお尻で書く。
これがお尻書道である。

揃えた道具を持って代々木公園に向かった。青空の下、伸び伸びとお尻書道を満喫したい。

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この書体もグッと来たけどバンダナは必要ない

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