ブタメン7種類全部食べる

タン塩味ラーメンはかなりさっぱり

続いて他の味も食べてみる。冒頭で私はブタメンが大好きみたいなことを言ったが、実は基本のとんこつ味しか食べたことがない。どんな味なのか楽しみだ。

タン塩味ラーメンは打って変わってかなりさっぱりだ。塩ラーメンにも色々あるが、その中でもかなり食べやすい部類のおとなしい塩味である。

どこがタン塩なのかはちょっと分からないが、これならばとんこつ味は気分じゃないけど軽く何か食べたいな～～という時にもぴったりだ。

いかつめの若者がやってきた

さあ続いては趣向を変えてスナック菓子のブタメン丸を食べてみようか。そう思ったところで後ろの方から「おっ、ここで良くね？」という声が聞こえてきた。

なんとなく声のした方を見やるとちょっといかつめの若者が5~6人まっすぐこちらに向かってきている。ひょっとしてここって、ここか？

確かにこの河原、草が結構生えており川がきれいに見渡せる場所は少ない。それこそ今私がいるところか、もう一カ所あるかないかくらいなのだ。ベストポジションなのだ。

ここまでは1人で存分に楽しくやらせてもらっていたが、ついに人に見つかってしまった。しかもいかつめの若者に。

 若者の内の1人が「Youtuberすか？」と声をかけてきた。

先方は「へえ、Webライターってやつか...」と繰り返すだけ繰り返し、興味を失ったのか談笑に戻っていった。 

気まずい。気まずすぎる。なんなら友達も電話で呼び出し、さらに盛り上がらんとしている。

友達が来たら絶対また「え、この人誰？」「なんかWebライターらしいよ」「へー」みたいな会話が発生するじゃん。最悪さらに「何撮ってんすか？うわ、めっちゃラーメン買ってんじゃん笑」みたいな絡まれ方もあり得る。

これ以上はだめだ。おうちに帰ろう。

家で食べると自由に食べられるから良い

家である。誰からも邪魔されず、落ち着いてブタメンが食べられる空間。

家が一番なのだ。

また、家でブタメンを食べる場合は落ち着ける以外にも明確に良い点がある。

残りのお湯の量を気にしなくていいし、置く場所も気にしなくていいので食べたいブタメンを同時に作ることができる。

すばらしすぎる。今、私は「家」の評価をしています。

しょうゆラーメンはあまりにもベビースター

気を取り直して「ブタメン　しょうゆラーメン」から食べてみる。

ベビースターにお湯かけてラーメンにしたらどんな味になるんだろうな。そんなことを思ったことはないだろうか？その答えがここにあった。

ややジャンクな醤油スープがお菓子感を強めつつも、ラーメンとして成立させているバランス感がすごい。ふとした時にまた食べたくなる味だ。

甘みのあるカレーにめんがマッチしている。カレーではなく、うどんでもなく、カレーうどんが食べたい時ってあるじゃないですか。そんな人間の心の隙間に入り込んでくるブタメンだ、これは。

カップヌードルにもたんぱく質が豊富な「カップヌードル　PRO」があるが、ブタメンにもその波は来ていた。

わたくしりばすと、正直に申し上げてゼロカロリーだのPROだの、ああいう元の味からうまいこと健康に寄せてみた食べ物がそんなに好みではない。どうあがいても原典よりもおいしさが薄れているように感じられてならないからだ。ブタメンはどうだろうか。

うん、ウマイよ。ウマイ。かなりウマイ。ただ本来ならばまぶたを閉じればそこにいる、目を回したぶたさんはどこかに行ってしまった。

ブタメン食べたいけど健康に気を使いたいなーという時に食べたい。多分10年後はこればっか食ってる。

ブタメン焼きそばはごまが香ばしくて食欲が湧く

最後は「ブタメン焼そば　おまけのカレー味トッピング付き」。その名の通り、カレートッピングで味変ができるのがウリだ。

ブタメン焼きそばはブタメン界で唯一小袋がついていた。まあカップ焼きそばはお湯を捨てるし、小袋がなかったら本当に麺をゆでただけになっちゃうもんな。

細麺にとんこつ味がうまく絡まっている上、ふりかけられた白ごまが香ばしくて食欲をそそる。普通のカップ焼きそばより好きかもしれない。これおいしいぞ！ 

どのブタメンもおいしかったが、あえて言うならなんでもかんでもいっぺんに食べるのではなく、食べたい時に食べたい分を食べた方がいい。ブタメンに限らないですね。

最後にまとめをおいておきます。