来年の文房具を準備するにはまだ早いんだけども。
まずぶっちゃけた話をすると、この時期からの文房具セレクトははっきりと勇み足過ぎる。
というのも、いまの小学校は地域または学校によって文房具のレギュレーションがめちゃくちゃ異なるので、その内容が明らかになる入学説明会(だいたいその年の1〜2月に開催)まで待つのが常識なのだ。
レギュレーションに合わないと、選んだ文房具は持って行けないので無駄になるし。
じゃあなんで年も明けない今のタイミングでセレクトを始めちゃうかというと、それは単に僕が「うわー早く新入学文房具選びたいー!」って我慢できなくなったから。それだけ。
もうちょっと詳しく言うと、たっぷり時間をかけて厳選することで姪に褒めてもらう確率をより高めよう、と試みている状態だ。
文房具が一年生の教室で注目される→姪、人気者になる→姪、「文房具がいいとモテる」と学習する→姪、文房具大好きになる、というルートを進んでもらえたら勝ちだ。
そうなれば、「おじさんが文房具ライターなの最高だわー」と思ってもらえるかもしれないじゃん。思わせたい。
鉛筆は消しやすさも考えるべき!?
さて、まずは小学生のメインウエポン=鉛筆から決めよう。
いま学童向けの鉛筆といえば、濃さは最低でも2Bから、となっている。これは年々子どもの筆圧が弱くなっているからで、学校によっては「新一年生の鉛筆は6B限定」というケースすらあるらしい。
とはいえまずは一般的な2Bで用意しておけば、ひとまず大丈夫な気がする。
あと、後々の面倒を省くためにも、大きめな文房具店なら無料でやってくれることの多い「名入れサービス」も活用しよう。そもそも自分の名前が印字されてる鉛筆ってだけで嬉しいし。
昨今の学童用鉛筆をいろいろ試してみて「ほほう」と感心したのが、トンボ鉛筆「ippo!きれいに消えるかきかたえんぴつ」だ。
この鉛筆は、紙に付着した黒鉛が消しゴムに吸着されやすい特殊な芯を搭載。確かに濃いめの筆跡もサラッときれいに消せるように感じる。
最近は濃い芯に対応した消しゴムも増えているが、鉛筆にまで消しやすさの配慮がされているのはなかなかに面白い。
特に一年生は書き消しの繰り返しが多く、ノートがくしゃくしゃになりがち。なので、消しやすさに気を配っておくのはありだと思うのだ。
なによりノートがすっきりきれいだと、端的に言ってモテる。少なくとも、力を入れて消したせいで紙がグチャッてなってるノートの子よりはモテるはずだ。
ついでに消しゴムも同ブランドのほうが相性も良かろうということで、トンボ鉛筆「ippo! 濃いえんぴつ用消しゴム」を用意した。Bから4Bという濃いめの鉛筆に向けてチューニングされており、消字能力もばっちり。
サイズ的にもコンパクトなやつで、小さな手にも握りやすいような気がする。
消しゴムはもうひとつ、スリーブ(巻紙)にキャラが入っているのでレギュレーション的にNG判定を受ける率は高いが、クツワのかわいい「磁ケシ(パステルアニマルシリーズ)」も入れておこう。
こちらは消しゴムの中に微細な鉄粉が練り込まれており、消しカスがスリーブ後端に内蔵した強力磁石でくっつけ集めて掃除ができる、という便利なもの。
濃い鉛筆対応で消字能力は充分だし、こちらは自宅学習に使ってもらえばいいだろう。
鉛筆削りは「いかに高速で削れるか」がポイント
あちこちでお父さんお母さんに話を聞いて分かったのが、鉛筆削りはとにかくスピード重視、というところ。
というのも、子どもはだいたい「明日のぶんの鉛筆を削るの忘れがち」だし、それに気付くのはほぼ「寝る直前」なのだという。その場合、やはり一気に素早く削れる性能が大事なんじゃないか。
そこで選んだのが、プラスの電動鉛筆削り「SASITEMI」である。
USBの充電式削り器で、1本削るのに必要な時間がなんと6秒!(新品の鉛筆だと12秒ぐらい)という、メチャ速いやつなのだ。
そこに加えて、鉛筆をてっぺんの穴に挿し込むと自動で引き込みつつガガガと削って、削り終わるとまた自動で鉛筆がポンと出てくるというスーパー全自動っぷり。これ最高。
あるご家庭では、この全自動削りで楽しくなりすぎちゃったお子さんが、家中にある新品の鉛筆を勝手に全部削っちゃった……なんてこともあったそうで。
実は僕も自分用に1台持ってるので、その感じは分からなくもない。ほんと楽しくて次々に削っちゃうんだ。鉛筆を削ってテンション上がる感じを姪にも感じてもらいたいので、これをセレクト。
下敷きは国語用/算数用を使いこなそう
小学生に必須なのに大人になるとほぼ使わない、でお馴染みなのが、下敷き。
下敷きがあるとノートに筆跡の溝ができにくいので、字を消すのがラクになる……というのが最大のメリットなんだけど、それに加えて、下敷きの硬さで鉛筆の走りをコントロールすることもできるのだ。
硬くてツルツルの下敷きなら鉛筆を素早く走らせられるし、柔らかくてしっとりした下敷きなら丁寧な筆運びがしやすくなる。
そういった効果を最大限に発揮させるべく作られたのが、表面と裏面でタッチが違う「やわカタ下敷き」(ソニック)だ。
例えば国語やかきかたの授業は一文字ずつ意識して丁寧に書くことが求められるので、しっとりした梨地加工が施された表面をノートに敷く。すると鉛筆がすべらず確実に書けて、字もちょっときれいに。
対して算数で問題をガーッと解いていくなら、硬くてツルツル加工の裏面を敷く。こちらは鉛筆が引っかかることなくサラサラと動かせてスピードアップできる、というわけ。
最初にこの仕組みを聞いたときは「えー、ホントかよw」ぐらいの印象だったんだけど、使ってみると下敷き一枚で確かに筆運びが違ってくるのである。
特にしっとりした面を使って丁寧に書くと字が確実にきれいになるのが素晴らしい。
僕のように、数十年のあいだずっと「字が汚い」と言われ続けると性根も歪んでしまうので、やはり小さな頃からきれいな字を心がける習慣は身に付けて欲しいのである。
小学生がプリントを確実に持ち帰るためには、専用ホルダーが必要
僕は非常に粗雑な小学生だったので、学校でもらったプリントはほぼランドセルに雑に突っ込んでおり、親に見せる時点ではだいたい破れてグシャグシャになってたように思う。
ただそれは僕が一方的に悪いんじゃなくて、プリントを美しく収納して持ち帰るための文房具が無かった、あの時代だって悪かったはずだ。むしろ主犯ぐらいの勢いで。
それに比べれば、今は本当に良い時代である。コクヨ「Campus きれいに整理できるプリントファイル」がAmazonや文房具屋で普通に買えるからだ。
これはまさに、先生から手渡されたプリントの類をきれいに親へ手渡すための、専用のファイルホルダーと言えるもの。
ランドセルの中でも折れ曲がりにくい0.6ミリ厚の表紙も頑丈でいいし、ホルダー自体をうっかり逆さにしちゃっても中のプリントがこぼれ落ちないストッパーも便利なのだ。
自分の体験からしても、学校からのプリントをその日の内にきちんと親に渡すことで、家庭内のケンカ騒ぎはかなり減らせるはずである。
こういったプリント用のファイルホルダーは昨今ほぼ必須化しており、学校からも「プリント用にクリアホルダーを持参すること」と指示が出ることも多いらしい。それなら機能的に優秀なのを用意しとくのが正解ってもんだろう。
学習用ローラースタンプがあれば、勉強が楽しい!
「学校からのプリントがきちんと手渡されない」ともうひとつ、「自主的に勉強しない」のも家庭内における騒ぎの大きな要因と言える。
とはいっても、そもそも勉強自体が楽しくなければ、そりゃ姪だって勉強しないよなーって話。なので、せめて算数のドリル的なものだけでも楽しく進められるように、おじさんが準備してあげたい。
シンプルな計算能力は全ての勉強の基本だし、ここを高めておくと将来的に役立つはず。
ということで中国で売ってる「教育用計算ローラースタンプ」を取り寄せてみた。
浸透印タイプの回転印なので、これを紙に当ててコロコロコローッと転がしてやると……
この通り、一気に10問の計算問題が出題されるのである。これは純粋に楽しいぞ。
子どもなら誰だってコロコロしたくなるはずで、姪だって放っておいても勝手に計算問題に取り組んでくれると思うのだ。(答え合わせはもちろん親がやる必要あるけど)
スタンプひとつでそれぞれ1〜2けた同士の足し算・引き算・かけ算・割り算を10問出題できるんだけど……とはいえ10問程度では、すぐに答えそのものを覚えてしまうだろう。
でも大丈夫。2分割された印面の位置をズラしてやるだけで、違う数字の計算問題が出現するのだ。
組み合わせ的に10×10で計100問の計算問題ができるわけで、これならしばらくは勉強してくれるんじゃないかしら。
筆箱は最新学童文具の激戦区
学童用の筆箱は、いま文房具業界全体で見てもかなり進化がアツいジャンルと言える。
なんせほとんどの小学校でキャラクターや派手な柄を禁止されちゃってるので、子どもに外見で選んでもらえない。つまり、機能か価格ぐらいしか差別化のポイントが無いわけで、そりゃ進化もするわなって話なのだ。
ほぼ必須といえるのが、ランドセルに横向きに収納できるサイズ(ヨコピタ収納など)なんだけど、その辺りはもうほぼ全てのメーカーが対応済み。
それにプラスしてどんな便利機能を盛り込んであるか?で筆箱を選ぶことになるだろう。
個人的にいま注目してるのが、ソニック「うかサポ 両面筆入」だ。
筆箱の先端が透明になっており、ホルダーに挿した鉛筆の先端が丸見えになっているのが大きなポイント。
いちいち筆箱を開けてチェックせずとも外から鉛筆の状態が分かるので、「あ、鉛筆削り忘れてた」みたいなのが一目瞭然なのである。
きだて家は代々続く「うっかり」の血筋なので、姪がうっかり鉛筆の削り忘れをするのは、現時点ですでに確定事項と言える。
そういった場合に、鉛筆の状態をチェックしやすい筆箱はかなり便利なはずだ。姪本人がというよりも、むしろ親がチェックしやすいという点で便利。
あとは鉛筆削りも内蔵しているので、いざというときはこれも使えるだろう。
そしてもうひとつ候補に挙げてるのが、クツワ「タツール筆入」。
こちらは見た目が透明とかそういうのはないんだけど、他には無いレアな機能を持っている。なんとこれ、タブレットスタンドに変形できるのだ。
昨今のGIGAスクール構想(児童1人に1台の端末と高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み)によって小学生全員がタブレットを持ち歩くことになったんだけど、とはいえ机の面積はこれまでと変わらない。
狭い机の上でノートや教科書を広げてさらにタブレットも置かなきゃなので、そうなるとつまり、筆箱とタブレットスタンドが兼用できたら単純に便利じゃん!ってことになるわけ。
タブレットを立てた安定感もばっちりだし、これもかなり使いやすそう。
……と悩んでいても、学校からレギュレーションが公表されるまでは決められないので、まぁもうしばらく考えます。(文房具考えるの超楽しい)
小学生の子どもを持つ親御さんに「入学準備、なにが大変だった?」と聞くと、だいたいの人が挙げるのが「名前付け」だった。
小学校に持っていくものは、お道具箱内のおはじき一つに至るまで全て名前を記入せねばならず、だいたいどこのご家庭も、その手間の多さに親が泣いちゃうのである。
もちろんその辺りもぬかりなく、スマホから出力できるラベルライター「テプラ MARK」と、耐水性インクパッドと大小取りそろえた「お名前スタンプセット」を準備済みだ。
スタンプはおはじきにまで捺せる極小サイズがあるので、この辺りは弟夫婦にも喜んでもらえるんじゃないだろうか。