特集 2025年4月25日

日本一小さい大仏と大きい大仏は千葉県にある

鋸南町の日本一大きい大仏とは? 

さて、日本一小さい大仏の方はわかったけれど、今度は日本一大きい大仏である。

その大仏は、千葉県の鋸南町にあるという。フェリーに乗って房総半島へ向かう。

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久里浜から浜金谷までのフェリーに乗船
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途中、赤壁の戦いかってほど船が停泊している場所があったけど、これみんな釣り船かな?
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鋸南町、見えてまいりました

浜金谷の港に到着すると、ロープウェイの駅に向かい、鋸山の山頂に向かう。

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ロープウェイに乗車

ロープウェイはぎゅうぎゅう詰めだったので、真ん中で細くなって息をひそめていたけれど、案内のお姉さんが途中、眼下にウリ坊を見つけたらしく「あ、ウリ坊があそこに見えますよ!」と興奮気味に案内していたのがよかった。

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山頂到着しました

山頂と言っても、東京タワーより低い。329メートル。全然高くないけれど、これを舐めてはいけない。

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浜金谷の港とその先に久里浜がみえる

鋸山は、房総半島の南側に東西に伸びる山脈のようになっており、凝灰岩という良質な石材がとれるということで、江戸時代から石が切り出されていた。

そのため、古代遺跡のようになっている石切場の跡もある。

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百丈観音

昭和40年代に、石切場の跡に彫られた百丈観音という巨大観音もある。観音像も大仏のひとつだけれど「日本一」という日本寺大仏はこれではない。

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地獄のぞきの上(右の岩のさきっぽ)に豆粒みたいに見えるのが人。ちなみに昔は左側の岩と空中で橋のようにつながっていたらしい

石切場の跡が、崖の上にせり出した部分があり、通称地獄のぞきと呼ばれている場所だ。

石の先っぽまで行って記念写真を撮れるようになっており、10分ほど列に並んで行って写真を撮ってみる。 

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実際に行ってみるとこんな風になっている
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崖の上からの写真

崖の上からしたを覗き込むと、いわゆる「股間がキュッとなる」感じのところだが、足場や柵がけっこうしっかりしているので、言うほど地獄ではない。もちろん、落ちたら死んじゃうと思うけれど。

と、駆け足で鋸山の見どころを紹介してきたけれど、肝心の日本最大という大仏をまだ見られていない。

実は、この山頂付近から大仏に行くには、山道を30分以上登ったり降りたりする必要がある。300メートルそこそこの山でしょう? と、高をくくってはいけない。意外と坂道がきつい、坂道は登りもだけれど、下りもしんどいのは言わずもがな。

ヒィヒィゼェゼェ言いながら、山道を白目むきながらひたすら歩く。

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山道を昇り降りする
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しんどすぎてわけがわからなくなり、花の写真なんか撮ったりしだす、シャガという花です

鋸山の山道は、ほとんどの場所に階段が整備されており、要所々々には手すりもあり、マジの登山道に比べたら全然歩きやすいのだけど、ふだん全く運動しない鈍った体にはめちゃくちゃ堪える……。

明後日の筋肉痛を覚悟したその瞬間、眼の前に巨大な磨崖仏が現れた。

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あ、あれが……
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日本寺大仏

その高さ、御丈8丈。台座を合わせて9丈2尺の「日本最大の大仏」こと、日本寺大仏だ。

拝観料を払ったときにもらったパンフレットを見ると、その大きさは21.3メートル。台座も含めると31.05メートルという大きさになっている。

この大仏の原型は1783(天明3)年に、約3年の月日を費やして当地に完成させた薬師瑠璃光如来で、以来長年の風雨によって劣化していたものを、1969(昭和44)年に復元修復したものだ。

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近づいて写真をとってもその大きさがよくわからなくなる

日本一大きい大仏といえば越前大仏や牛久大仏のほうがもちろん大きいわけだけど、越前大仏は昭和末期、牛久大仏は平成時代にできたものであるため、日本寺大仏の復元が完成した当時はこれが日本一大きい仏像であった。日本一大きいというのは、過去そうだったということだろう。

ただし「磨崖仏の坐像」と限定すると、今でもこの日本寺大仏が日本一大きいということになるとおもう。(たぶん)

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いろんな大仏の大きさ比べ

千葉県にはまだ大仏がある

今回、千葉にある日本一小さい大仏と日本一大きい大仏を巡った。

日本寺大仏を見に行く際は「東京タワーより低いんでしょ〜」みたいに、舐めてかからないことが肝要だ。翌々日、必ず筋肉痛になって、歩き方がカクカクしてしまう。
一緒に行った妻と夫婦そろって、二、三日ほどコロッケの五木ロボみたいになっていた。

なお、千葉県にはこれ以外にも大仏がかなりあるらしい。需要がどれほどあるのかわからないけれど、また機会があればレポートしたい。

以上です。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
しっかり変わったものを紹介しつつ、いい感じに旅情もあっていい記事でした。途中でフェリーとロープウェー乗るのがいいですよね。
個人的に気に入ってるのは、記事の締めがもはや大仏の感想じゃなくて山をなめるなの話になってるところ。西村さんの心が動いたのはここか!と思って笑ってしまいました。(石川)

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