チャンスがあれば食べてほしい「えび天丼」
馬鹿値食堂は少々行きにくい場所にあるのは確かだが、あのえび天丼はぜひ食べてもらいたい。食べ放題から帰ってきたみたいな気分になれますから。
というわけで翌日も来た。
今回は確実にえび天丼を食べるため、11時開店のお店に10時から並んだ。それでも僕の前にすでにひと家族並んでいたので恐るべしである。
並んでいる間にその家族と会話したところによると
・今日はえび天丼さえ食べられたらいいと思っている
・去年の秋に来た時には平日だったけど1時間たたずに売り切れていた
・以前よりも全体に値上がりしたが、えび天丼だけは金額が変わっていない
聞けば聞くほどえび天丼伝説が過熱しすぎなんじゃないかと思えてしまうが、そうこうしている間に開店時間となり、店員さんがやってきて食券機の電源を入れてくれた。そして今日は無事に限定20食のえび天丼の食券を買うことができた。
食券を厨房に出してセルフの水を手に席で待つ。昨日も来てるからそのへんの所作はばっちりである。
うずうずしながら待っていると僕の番号が呼ばれた。カウンターまで取りに行く際、昨日と同様に5メートル先からすでに笑えてきた。
昨日食べた海鮮丼もすごかったが、見た目のインパクトで言うとえび天丼はさらに上を行っていた。なんてったってえび天が10本乗っかっているのだ。えび天の下にさらにえび天が、その下を支えるのもまたえび天である。
えび天は注文が入ってから揚げているのだろう、ひとつひとつがサクサクのプリプリである。思わず尻尾を数えてしまった(ちゃんと10本ありました)。
1本目は熱くて覚えていない。2本目と3本目は感動で覚えていない。それでもまだ7本あるのだ。こんなの最高すぎる。
もう一度確認しておくが、このえび天丼が500円である。ほんとどうかしている。
おなかがパンパンになってこのあと宿に帰って2時間寝ました。
馬鹿値食堂は少々行きにくい場所にあるのは確かだが、あのえび天丼はぜひ食べてもらいたい。食べ放題から帰ってきたみたいな気分になれますから。
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