特集 2018年12月3日

今週は梅雨っぽい天気のあと急に冬が来ます~あと出し天気予報

今週なかばまでは雨が降る日が多い。季節の変わり目の雨になりそうだ。

1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。

勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)

1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。
ツイッターでも気象情報やってます。(動画インタビュー)

前の記事:台風vs寒気が週末の気温のカギに~あと出し天気予報

> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

1週間を振り返る(東京都心周辺)

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1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。

先週は、あと二歩とどきませんでした

先週の予報は、いい感じで当てていたのに、おしかったのが水曜(28日)と日曜(2日)。

水曜は、夕方に降り出すとみていた雨が、なかなか降り出さず。

内心、やっちゃったーと思って、あきらめかけていたが、夜遅くなってから雨音が聞こえてきて、なんとか眠りにつけた。雨雲を流す上空の風が、ちょっと足りなかったか。

日曜は、晴れ間も出ると思っていたのに、結果はドン曇り。

「こんな寒いって言ってましたっけ?」と、まわりの人から聞かれ、「日曜は小春日和になると言ってました…」と、ごにょごにょ小声でかえすしかなく…。上空が南風で、南から雲が広がりやすい形になっていたのを見抜けず。

冬の曇り空は、すごく寒く感じるので、予報がハズれたのがすぐバレる。寒い思いをしたかた、ごめんなさい!

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日曜は夜の雨を当てたので、ゆるして!

【今週のみこみ】今週はシベリア産の空気が本気を出してきます

今週なかばまでは、曇りや雨の日がつづく。「さざんか梅雨」ともいわれる、秋と冬の間でおこる天気のぐずつき。この雨をきっかけに、季節は冬に突入する。

ただ、シベリア産の空気、つまり冬将軍の鼻息はいきなり荒い。日本をすっぽり覆うくらいの大きさと強さで来日。

週末は、日本海側の各地にドカっと雪を降らせ、晴れる太平洋側でも急に冬の寒さに。週末は、東京や名古屋、大阪でも、昼間の気温が10℃前後になりそうだ。

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色のついているところは、何か降れば平地でも雪になるくらいの冷たい空気。いよいよ冬。

「あれ?暖冬予報じゃなかったの?」という声が、おそらく出てくるだろう。

ただ、「暖冬」というのは、12月~2月までの3か月間のトータルの話。あくまで平均。急に寒くなるときもある。

野球で、打率が年間首位だった選手でも、何試合か打てず打率が一時的に落ち込むのと同じようなものだ。

なんかごまかされてるなんて言わずに、寒さに備えを!
12月なかばからは、また暖冬傾向になる……はず!

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今週の格言

『「暖冬」はあくまで平均的な気温の話。暖冬でも急な寒さやドカ雪はくる。』


 質問コーナー

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「この季節になると、しばしば天気予報で「放射冷却」と言う言葉を耳にします。

この現象は今の季節特有のものなのでしょうか?また、夏に聞かないのは何故ですか?」

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答え:放射冷却って、いつも起こっているんです。

地面の熱は、いつも宇宙に向かって、放たれています(放射)。それで地面付近が冷える(冷却)わけですね。

これは、夏も起こっています。ただ、天気予報では、「冷えた」ことの解説に使うことが多いので、どうしても秋や冬に出てくることが多くなる言葉なんですね。

漢字で読むと、意味はなんとなく分かると思うんですが、ホウシャレイキャクと書くと、一瞬、意味が分からないですね。

なので、解説のときに文字で見せられない場合は、意味をくわしく付け加える必要があるなど、けっこう気をつかう言葉で、予報士の親切度がはかられる言葉でもあるなぁと思っています。

 

 TEN-DOKU

先週の問題は、こちらでした。正解と次の問題は、来週アップします!

追加のヒントは、「停電←電線が切れる←湿った重い雪と風」です。

理由などとともにお願いします。
正解は来週に! 

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