筋トレでアラームを止めるアプリ、爆誕
K氏は今年転職をした関係で有休消化の期間があり、その時間を活用し「AIを使ってアプリを作るぞ」と意気込んでいた。
彼は以前にも個人でアプリを作ろうとチャレンジしていたことがあったので、「定期的にアプリ開発熱が来るんだな」と思っていたのも束の間。
近年のAIの進化によって、本当に1ヶ月足らずでアプリを作り上げてしまった。
https://shimaru.io/ja/
アー良かったですねと中途半端な反応をしていたら、話の矛先が私に向いてきた。
K氏「ではさっそく、実際のユーザーを想定して使用しバグが無いかを調べるユーザーテストを行いたいので、よろしくお願いします」
私「え、私が使うの?」
K氏「はい。ただ使うだけでいいですから。開発の知識とかは不要です。一般の人が使ってどういう時に操作しにくいと感じるかな?が知りたいので」
私「なんだ。ただ使うだけでいいならやるよ」
とまあこんな流れで、ユーザーテストとかいう工程を安請け合いしてしまったのだった。
言われるがままにアプリをインストールして、諸々の設定をする。どうやら運動をする習慣を作るアプリのようだ。
K氏曰く「朝なかなか起きられない人でも、このアプリでアラームを設定すれば、起き上がって運動しないとアラーム音が止められないので、スッキリ起きられるんですよ」とのこと。へー便利じゃん。
ユースケースその①起床アラーム
ちょうど次の日は出社のため早起きする必要があった。
私「じゃ、さっそく明日の朝6時にアラームセットしてみるかな」
K氏「6時!?いや、うーん……あ、いいと思います。どうぞどうぞ」
若干リアクションが引っかかったがアプリ上でアラームを設定し、眠りについた。
翌朝6時。
まあ適当に運動すれば止まるでしょ……
K氏「スマホを壁に立てかけて!インカメラがフォームを画像認識して、ちゃんとスクワットしてるのを確認しないとアラームが止まらないから!ほら早く!」
えっ?
確かに目は覚めた。朝起きられないことで悩んでいる人にとって有用なアラームアプリであろう。
ちなみに回数と運動内容(腹筋やプランクなど)は自由にカスタマイズできるので、いきなりスクワット10回はキツいという人でも大丈夫だ。
K氏「いやーお疲れ様です。朝のユースケースはこれでわかりました。では、他の色々なユースケースもよろしくお願いします」
ユースケースその②キッチンアラーム
ということで、
7分茹でのパスタの場合は6分で設定すると、ちょうどスクワットが終わった時にアルデンテに仕上がるという超限定的なノウハウが生まれた。
ユースケースその③設定切り忘れによる予想外アラーム
基本的に1日1回のワークアウトは平日だけに設定していた。はずだった。
設定を解除し忘れていたのだった。
ピクニックに同席していたK氏は「アラームが鳴ってしまったのだから、まあ、しょうがないですね」と言いながらこちらにカメラを向ける。まさか……
このようにあらゆるユースケースを想定して(または想定外で)テストを行った。なんなんだこれは。
ユーザーテストの結果、操作性には全く問題がなく、誰でもインストールすれば簡単に始められることがわかった。
「今日から毎日30秒プランクをしよう」と思っても、意思だけではなかなか継続できないものだ。
このアプリは運動習慣の”初動”をサポートしてくれるので、「やらなきゃいけない状況にならないとできない」という人にはぜひおすすめしたい。
AIによってアプリ開発の間口が広がったことによる弊害
近年、生成AIの発達によって、コーディングの知識がない人でも気軽にアプリを作れるようになった。
一昔前は、定年後のお父さんが蕎麦打ちにどハマりするとか、日曜大工に没頭するといった話をよく聞いたが、それの令和版は「お父さんがアプリ開発にハマる」であろう。
ボソボソの手打ち蕎麦を食べたり、変な形の椅子をリビングに置かざるを得なかった家族は、今や「自作アプリのテストに付き合う」時代になった。
しかし、試用テストは開発において非常に重要な工程です。どうか皆様、やさしい気持ちで付き合ってあげてください。
ちなみに今回のアプリはさらなる改良の末リリースされ、Appストアでダウンロードできるようになっています。
もし興味が湧いた方がいたらどうぞ。



