名古屋の底力を見た
あんトッツォもおはぎパンも、他県で売られていたらかなり目を引くのではないだろうか。これが名古屋だとみんな平然と通り過ぎたり買って食べたりしているからさすがである。名古屋の独自グルメにはこれからも目が離せないです。
同じ日にもう一つ美味しいのを見つけたので報告したい。先に言っちゃうとおはぎパンである。
すごい。これは今までの流れからいくとおはぎトッツォと言ってしまっていいのではないか。
おはぎパンは手に取るとずっしりと重かった。そりゃあそうだろう、ぎゅうひではなくおはぎが挟まっているのだ、おにぎりがバターロールに刺さっているようなものである。
そのため上部の重さが半端なく、結果、起き上がりこぼしみたいな転がりモーメントが発生し、バランス的に自立することができないパンとなっていた。
そしておはぎパンも、やはりあんトッツォ同様、縦に丸すぎるので人類のあごの構造では一口でかぶりつくことができない。
おはぎパンはふわふわのパンにおはぎが挟まっていた。いわば見た目そのままなのだが、パンの断面に隠れてきなこ味のマーガリンが塗られていて、そのしょっぱさが絶妙なアクセントとなっている。美味い。
あと、おはぎって食べたくても外では食べづらいので、こうしてパンに挟まっていると食べやすくてありがたいなと思った。
あんトッツォもおはぎパンも、他県で売られていたらかなり目を引くのではないだろうか。これが名古屋だとみんな平然と通り過ぎたり買って食べたりしているからさすがである。名古屋の独自グルメにはこれからも目が離せないです。
<もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |