「ヌートバー」はなぜおいしそうなのか
ヌートバーのレシピを考えるべく、まずはなぜヌートバーがこんなにもおいしそうに感じるのか、その理由を整理してみたい。
ヌーから連想するもの
- ヌガー(キャラメルのような甘くてぬっしりしたもの)
- テリーヌ(食材をなめらかにして固めたもの)
- ぬーっと、チューイング系のものが伸びる様子
- なんかナ行って大人っぽい響きだな
ートから連想するもの
- チョコレート
バー
- 棒
ヌートの響きの良さ
- 口をすぼめたまま舌先で破裂音が鳴るのがセクシーだ…!
トバーの響きの良さ
- ヌートに続いて口をあまり動かさずにaの口に移行するのがいい。例えば「ホームランバー」だとちょっと子どもっぽい、おとぼけ感がある(気がする)。
どうだろう、ぜんぶ私の勝手な想像だけどなかなか良い線いっているんじゃない?
ヌートバーをお菓子だと思っていた人達の中には、アメリカのお菓子、スニッカーズのようだという意見もあった。たしかに「ニッ」のチャンク感はヌートに通ずるものがある。
が、いかんせん「ッカーズ」がやんちゃな、いかにも少年好みのジャンクな甘さらしさを演出している点がヌートバーとはちょっと違うように思う。私の想像するヌートバーは、もっとなめらかに口の中で溶けていく、大人のお菓子なのだ。
あまくておいしいヌートバーのつくりかた
それでは(私の想像する)ヌートバーを実際に作ってみよう。
用意した材料はこちら。
メジャーなチョコレートバーであるスニッカーズやブラックサンダーだと、ナッツ・クッキーといった歯ごたえ要員が入るが、ヌートバーに歯ごたえは不要だ。かといってアクセントがないと味が単調になってしまう。
そこで「ドライオレンジを刻みラム酒でやわやわにふやかしたもの」を入れることにした。
そうして出来上がったヌートバーがこちら!
しっかり甘く、オレンジとラムが香る大人のお菓子、ヌートバー。
想像以上にピッタリハマったお菓子が爆誕してしまった。
ぜひみんなにも自分の考えるヌートバーを教えてほしい。思い思いのヌートバーと一緒に、次の試合を応援しようじゃないか。