特集 2024年10月1日

アルパカの顔をまじまじと見つめる

アルパカの瞳には、人間の憧れる要素がつまっている

アルパカ、勝手に羊やヤギの仲間だと勘違いしていたが、ラクダの仲間だった。

クジラやカバ、ヤギやイノシシなんかを総称する偶蹄目の中で、けっこう早い段階でラクダ亜目として分かれているので、羊やヤギにはあんまり近くない動物だそうだ。

そこで、ヤギや羊の目をみて欲しい。

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ヤギもかわいいのだけど、瞳が●ではなくーなのだ。前後を見渡せて便利なのだろう
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羊も同じくー。もふもふでかわいいけど、ちょっと人間からすると表情をよめないところがある

実は夜になると瞳孔がひらいて●目になるそうだけど、それにしてもちょっと小さい。

次にアルパカの目に注目してみよう。

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その後にアルパカを見ると、とにかく黒目が大きくてつぶらだ
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この大きな瞳!
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遠くからでも、瞳がキラキラウルウルして目立つのだ
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うるんだ眼差しに、人間味を感じてしまう
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それにまつげまで長い

アルパカの目には、人間があこがれる要素がつまっている。

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拡大すると人間とはちがうつくりをしている

 アルパカの瞳からは、人間はどう写っているのだろうか。

 

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アルパカの下っ歯には、ちゃんと理由がある

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アルパカといえば、この下っ歯だ

アルパカにかわいさだけを求める向きには不評なのが、この下っ歯だろう。

歯並びに厳しい人間からすると、ちょっとガサツな雰囲気にみえてしまう。

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二段になっているアルパカもいる

実はこの歯、人間とちがい永遠に伸び続けるため、定期的に切らないといけないそうだ。

カットされたすぐは口の中に歯が収まるため、目立たない。

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この歯のおかげで、たまに煽られている気分になる。アルパカは煽ってる気はないだろうけど

でもこの歯のつくりにも、ちゃんと理由がある。

ここではアルパカに餌やりをすることができるのだが、この下っ歯をスプーンみたいにうまく使って、小さな粒の飼料をすくいとる。

手が使えない分、口がとにかく器用なのだ。

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ざりっとした歯の感触がこそばゆい
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あくびをすると、口の中の構造がよくわかる

上歯はないため、下歯でうまく食べ物をすくい、適度な大きさにカットして食べれるようになっている。

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歯を砥ぐような動作もみられる

アルパカはもともと家畜として品種改良された動物だけど、たぶん歯が伸びすぎないようにいろんなものを噛んだりこすったりしているのだろう。

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この子もずっと「んうぇえー」と鳴きながらはみはみしていた

 

⏩ 寝たり起きたり、アルパカは仕草までチャーミング

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