川はどうか?
歩いていると橋があった。

向こうに高層ビルがみえるにもかかわらず、水があることで周りの建物も宿泊施設にみえ、あたかも川沿いの温泉街のようにみえた。

しかし「渋谷川」の看板があると温泉街にはみえず、カンヅメにされた旅館から逃げ出してきた井伏鱒二のようにみえるのだった。
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駅ビルを抜ける
駅ビルを抜けて街の中心部を目指して歩く。

その先にはみごとは照明があった。ここを浴衣姿で歩くと…

ここで私は、ハッキリ決めたハトヤに決めたと、ハトヤのCMソングが脳内再生され、ハッピを着た少年が暴れる魚を抱きかかえる姿が思い出されたのである。
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提灯があるとモアベター
さらに街の中心部へ向かって歩く。



浴衣姿で歩くことに加え、そこに提灯があると更に温泉街っぽさが増すことがわかった。
浴衣姿という浮かれた格好と、提灯というお祭りを連想させる浮かれたツールとが、相乗効果を生み出すからに違いない。

提灯は、そもそも〝ちょうちん〟という言葉の響きからして親しみやすくて好感が持てる。いかりや長介さんもメンバーから長さんではなく、長ちんと呼ばれていればドリフ間の確執は少なくて済んだのかもしれない。