特集 2018年10月24日

ペットボトルすげぇ

水漏れしませんでした

水を入れたボトルにキャップを付けて圧力を掛けてみたが、水漏れはしなかった。一応成功っぽい。

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苦労してペットボトルのキャップが出来た。

みんなペットボトルは水漏れしないのが当たり前だと思っているだろう。完全に信頼しているはずだ。

でも、その信頼は当たり前のものじゃないのだ。水漏れしないようにするのはとても難しい。

ロゴ入りも作ってみた。

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3Dプリンターでこういう細かい模様を描くのは難しいので、こんなもんで許してください。
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単色のフィラメント(3Dプリンターで使う材料)しか使えない3Dプリンターで作ったので、白→青→白の順でフィラメントを手動切り替えしてます。
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既製品の出来の良さよ。キレイにプリントするのはとても大変だ。
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模様がそんなに細かくなければこういうのも作れます。白→青→クリアの3色を使ってます。

ペットボトルのキャップは本当によく出来ている。こんなに作るのが大変なものが大量生産されてポイポイ捨てられている。現代社会ってすごい。

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3Dプリンターで作ると1個で1時間掛かります。

ボトルもすごい

キャップもすごいがボトルもすごい。完全に透明で薄くて軽くて頑丈。なにこのオーパーツみたいなやつ。

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エンボスで模様が入ってたりしてすごい。
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ボコボコになっていても穴が開かない。すっごい丈夫。

 

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口の部分も超透明で精度が高いネジが作られている。とても美しい。
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こんなちっちゃいボトルもある。明治のR-1というヨーグルト飲料のボトル。登山用に液体調味料を入れるのによい。

ボトルも作ってみた

キャップの方はなんとか出来たので、今度はボトルの方も作ってみることにした。

そのままのサイズは3Dプリンターで作れないので小さいボトルを設計した。

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こんなボトルを作って無駄にレンダリングしてみた。背景を野原にしたらマグリット感出た。

で、3Dプリンターで出力。レンダリングの様な透明感は出ないが、形は同じ。

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造形時間は2時間ちょっと掛かります。
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素材はPETGという樹脂です。つまり素材的にもペットボトルです。

可愛いの出来た

キャップはきちんと締まるっぽい。丸っこくてちょっと可愛いのが出来てしまった。だが、問題は水漏れしないかどうかだ。

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可愛い。

水を入れて横にして漏れないか試す。

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漏れるかどうか試してみた。

だだ漏れ

結果、めっちゃ漏れた。目に見えて漏れるわけじゃないが、じわじわと漏れていって2時間くらいしたらボトルの周りは水浸しになった。

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あらー。

密閉ボトルを作るのは無理かも

ちっちゃいのとか壁が厚いのとか色々試したが、完全密閉のボトルを3Dプリンター(積層型)で作るのは難しいと分かった。

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こんなちっこいのも作ってみた。
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素材はPETGやABS樹脂を試した。
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2日くらい経つと醤油が沁みだしてくる。充填率を100%にしたり壁を厚くしたりしても、漏れは防げそうにない。
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ちょっと大きめのミニボトル。これも漏れる。
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ペットボトルがすげぇ。マジですげぇ。

ペットボトルやばい

フィラメントを散々ゴミにして分かったんだけど、完全に密閉された容器を作るのはとても難しい。

ペットボトルは薄くて透明で丈夫で完全密閉されていてすごい。なぜこれが毎日ゴミとして捨てられているのか理解できない。

もうちょい続きます。

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