まったく知らないものもある
林べつやく「ウチャヌク…」
やんばるさん「ウチャヌクはヒヌカン(火の神)にお供えするための餅ですね」
べつやく「…最終的には食べるんですか?(気になることが多くてヒヌカンについては聞けず)」
やんばるさん「食べられますけど、味がついていないしあんまりおいしくないと思いますよ。ただ最近はお供えのあとにおいしく食べられるウチャヌクもあります」
いくつか買ってみた
気になった沖縄ならではのものをいくつか買ってみた。
選定基準は持って帰れそうなものと、その日に食べきれそうなもの。
林「沖縄の刺身のパックってペタッとしてないですか?ツマとかもあんまり入ってなくて」
やんばるさんmiooonさん「たしかに…」
林「あと、まぐろも知らないマグロでおもしろい」
トンボまぐろってなんだろうと思って調べたら、ビンチョウまぐろのことだった。
ただ、これは沖縄独特の言い方というわけではないらしい。
沖縄のみそ汁ってめちゃくちゃ具が多いやつしかないのかと思っていたが、こういうパターンもあるのか。極端すぎる!
やんばるさん「沖縄の食堂のサラダにはだいたいこれがかかってます」
ちなみに、マヨネーズタイプもある。
全国で売ってるとしか思えないアイスだが、沖縄限定商品。
発売しているのが沖縄明治製菓なので、全国に流通していないのだ。
やんばるさん「うちの妻(沖縄生まれ)は子供のころこれをおやつとして食べさせられすぎて、もう食べたくないって言ってました」
ちなみに他のメーカーのレーズンはドライフルーツのコーナーにあるのに、このLigoだけはお菓子コーナーにあった。
スッパイマンはいまやどこでも買える商品だが、そんな似たような状態の2種類があるとは知らなかった。
miooonさん「微妙に味が違うらしいんですよ」
ちなみに「たねぬき」のほうはなかなか置いてある店がなくて帰る前日にたまたま入ったサンエーで見つけた。
味は、たねぬきのほうが乾いていて味が強く、たねなしのほうがしっとりしていて甘みもやさしい気がした。
うちの近所でも売っているシマヤのだしの素だけど、チャンプルー用は初めてみた。
どうやら沖縄限定の商品っぽい。シマヤなのに。
やんばるさん「これ、何が沖縄限定なのか気になって問い合わせてみたんですよ。そうしたら、パッケージが違うだけで中身は他の地域と同じらしいです」
そういうタイプの沖縄限定もあるんだ。
これは本当に教えてもらわないとたどり着けない沖縄ならではの商品だった。感無量である。
「ならでは」にはパターンがある
沖縄ならではの商品には5つのパターンがあった。
・沖縄で馴染みがあるもの、それの材料→ちゃんぷるー用の野菜やいなむどぅちなど
・アメリカ統治時代の名残り→牛乳の量、ホリデーマーガリンなど
・沖縄のメーカーが出しているもの→アンパンマンアイスバー、ホリデードレッシング
・需要があって沖縄のものだけが残った→ブルーダイヤ
・パッケージ、中身の量が違うだけのもの→麻婆豆腐の素、スライスチーズ
DEEのお2人と話していておもしろかったのは、沖縄ではお年寄りのほうがアメリカ製品に馴染みがある人が多い、という話だ。
当時の商品がアメリカで製造しなくなったりして徐々に日本製品に入れ替わっていったらしいが、統治時代の名残りの製品や輸入品の取り扱いがあるのは、そういう事情もあるらしい。
お年寄り向けに輸入品の扱いが多くあるのは沖縄ならではだなと思う。

