特集 2018年11月26日

なんで高校生がゲートボール部に入部するのか?ゲートボールの強豪校にきく

ゲートボールっておじいちゃん、おばあちゃんがやる遊びでしょ?

いやいやそんなことはない。僕も取材に行く前は「老後にやる優雅な遊び」というイメージがあったのだが、そんなことはまったくなかった。ゲートボールは戦略性とチームワークが重要な熱いスポーツだったのだ。そして実は高校にもゲートボール部があり、強豪校と言われる学校まであるのだという。

大学中退→ニート→ママチャリ日本一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら「おもしろ記事大賞」で賞をいただき、デイリーポータルZで記事を書かせてもらえるようになりました。嫌いな食べ物はプラスチック。(動画インタビュー

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なぜ高校生がゲートボールをやり始めたのか?

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思っているゲートボールのイメージ

ゲートボール=お年寄りというイメージがあるが、実は若者の競技人口も増えてきていて、ジュニアの大会だけで100チーム近くが全国から集まるほどらしい。

けれどやはり年寄りのイメージが強すぎて若者がやっているというイメージが湧いてこない。そもそもルールすら知らない人が大半だと思う。

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ゲートボールは一回やってみると熱いスポーツだということがわかる

どうして様々な部活やスポーツがある中で高校でゲートボールをやることを選んだのだろうか。自分の友だちがゲートボールをやっていたら「え?なんで?」と絶対に話を聞きたくなると思う。何がキッカケでやり始めて、どこがおもしろいのか知りたい。

今回はそんな疑問を解消するために、朝霞高校のゲートボール同好会に話しを聞きにいってきた。

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朝霞高校ゲートボール同好会に話を聞きにいく

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ゲートボールのコートは朝霞高校にはないので、朝霞駅近くの青葉台公園で普段は練習を行っている。
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高校生がゲートボールをやっているって想像ができなかったけど、実際に見るとそんなに違和感はなかった。
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「女子高生がゲートボールをやっている」っていうのはアニメの設定みたいだなと思った。「けいおん!」みたいなひらがな四文字の青春アニメを思い出す。男子部員は一人で他は全員女子という他の運動部ではなかなかない光景。

朝霞高校は今年のジュニア大会で準優勝したこともある強豪だ。ゲートボールを高校生がやっているというだけでも興味をそそられるが、そもそもゲートボールのことを何も知らないので聞きたいことが山ほどある。

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1年生でキャプテンの富谷優月さん。全国大会で準優勝した先輩が引退してしまったので、部活に今は1年生しかいないらしい。「1年生しかいない部活」ってところがますますアニメっぽい。

megaya:
なんでゲートボールを始めようと思ったんですか?

キャプテン:
仮入部のときに先輩が楽しそうにやっているのをみて興味を持ちました。それで実際に打ってみたら楽しかったので入部しました。

megaya:
じゃあ高校で初めてゲートボールをやりはじめたんですね!
やっぱりゲートボールってお年寄りがやるというイメージがあると思うんだけど、中学校の友達に「今ゲートボールやっている」って言うとどんな反応になります?

キャプテン:
笑われます(笑)
「おじいちゃんおばあちゃんがやるやつじゃん!」って…
 だけど「やってみるとおもしろいのになー!」っていつも思います。

megaya:
おお、真っ直ぐでまぶしい……!
自分だったら「うるせーよ、好きにさせろよ」とか思ってしまうのに

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試しに打たせてもらったけど、たしかに打ってゲートを狙うだけでも気持ちが良い。もくもくと一人でやりたくなる。
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ちなみにゲートボールは打ち方が主に2種類ある。ゴルフのように打つ方法と、またいで脚の間から打つ方法だ。日本ではゴルフのように打つ方式が多く、海外ではまたいで打つ方法が主流らしい。

megaya:
実際にお年寄りの人たちと試合することってあるんですか?

キャプテン:
あります。いつも練習試合するチームがあって、そこは60歳とか70歳近い人たちもいます!

megaya:
半世紀くらい歳が違う人たちと一緒にスポーツするって考えるとすごいな…!
高校でゲートボールを初めてみて、どこが一番おもしろいなと感じますか?

キャプテン:
スポーツとして深いなと思います。チームプレーが大事で戦略性もあって、やればやるほど難しいなって感じます。今でも全然わかってないことがたくさんあります。だからこそ楽しいって感じます!

megaya:
なんて記事に使いやすいコメントを言ってくれるんだろう。優秀な高校生だなぁ

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他の部員にも「なんでゲートボールを始めたのか?」を聞いてみた

「話きいても良いですか?」と集まってもらったが、まったく僕の周りに寄ってきてくれなくて心が折れそうになった。思春期だからなのか、単純に僕に近寄りたくなかったのかどうかはわからない。おそらく思春期だからなのだろうと信じたい。

部員に聞いた「なぜゲートボールを始めたのか」

・特に入りたいものがなかったけど仮入部してみたら楽しかったから

・文化部に入ろうとしたけどお父さんに「運動部に入れ」と言われてなんとなくゲートボールにした

・ゲートボールを県でやっている高校が一つしかなかったので興味を持った。先輩も優しかったので入ってみた。

・親が「部活に入れ」と言ってきたけど激しい運動はしたくなかったから、運動部と文化部の中間くらいのゲートボールをやってみようと思った

・入学したときに「高校選手権 優勝」という横断幕を見て「実積があるところでスポーツしてみるのもいいな」と思って入った

話を聞いてみるとみんな最初からゲートボールに興味があって入ったわけじゃなく、「なんとなくやってみたら楽しかった」というものが一番多いようだ。そしてやはり入学前からゲートボールをやったことがある人は誰もいないみたいだった。

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ゲートボールを始めた動機が「なんとなく」だったとしても、今では大会で負けたときに悔しくて泣く部員もいたほどらしい。熱い!!

ちなみに同好会には男子が一人いて、彼がゲートボールを始めた理由は「入学のときにパンフレットを見て興味を持って入ってみたくなった」ということらしい。それを話していたら周りの女子部員から「えー!そんなパンフレットとか見る人いるんだ!w」といじられていた。なんてうらやましい学園生活なんだ。

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ゲートボールのスティックも様々なデザインがあり、カスタマイズをしている人もいるらしい。道具もおしゃれだ。

ゲートボールは現在のイメージに反して、そもそもは太平洋戦争後に遊ぶものがない子供のために作られた日本発祥のスポーツなのである。若い人がやるというのはスポーツの趣旨としては当たり前のことなのである。

昔は全国大会を開くとお年寄りの参加ばかりだったが、今年の全国大会は1位と3位が高校生のチームだったのだ。競技としてだんだんと若者の参入が増えてきていることがわかる結果だ。

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ゲートボールのルールを知ろう

ここまで話を聞いてみたが、ゲートボールのルールを知らないとどこがおもしろいのかはやっぱりわからない。ということで、ここからはゲートボール同好会の顧問の先生と監督にルールを教えてもらうことにした。

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顧問の越前先生。
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ゲートボール同好会の監督である相馬 嘉さん

朝霞高校のゲートボール同好会が強いのには理由があって、監督をやっている相馬さんが全国大会で優勝したことのある人なのだ。しかもゲートボールをやり始めたのが3歳というプロ中のプロだ。生粋のゲートボーラーなのである。

いやこれもう「朝霞高校ゲートボール同好会」って存在がアニメの世界の話なんじゃないかと思えてくる。「女子高生がゲートボールに出会って、全国優勝した経験を持つ監督の指導で上を目指していく」……ってもうアニメだろ。アニメじゃなかったら今すぐ映画化しよう。もしくは深夜でアニメ放送しているノイタミナ枠をおさえよう。

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一人ずつボールを打っていき、1〜3のゲートを順番にくぐり真ん中のゴールポールに当てるのが基本的なゲームのルールだ。ゲートをくぐると+1点、ゴールポールは+2点で最大5点となり、5人の総得点が多いチームが勝つ。ゲートボールって個人競技だと勝手に思っていたからルールを聞いて驚いた。
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打つ順番は球に書いてある番号通りになる。赤ボールと白ボールをそれぞれのチームにわけて、赤1→白2→赤3→白4……のように打っていく。つまり味方→敵→味方→敵…というような順番になるのだ。

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「ゲートをくぐる」か「他のボールに当てる」と連続して打つことができる。

これにより、うまくいけば「ボールを当てる→ボールを当てる→ゲートをくぐる→ボールを当てる」……と一人で何回も打つこともできるのだ。

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他のボールに当てるとスパークができる。当てたボールを自分のボールの近くにおき、自分のボールを踏んで打つことをスパークという。

そしてこれが少しややこしいのだが、他のボールに当たったときにはスパークすることができる。自分のボールを打つ反動で他のボールを飛ばすことができるのだ。これによって相手のボールをアウトにしたり、味方のボールを有利な場所に運んだりすることができる。

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いきなりだとルールが難しいかもしれないが「ボールに書いてある番号順に打っていく」「ボールを打ってゲートを通過すると得点になる」「ボールに当てるかゲートを通過すると連続でもう一回打てる」という3つさえ覚えておけば大丈夫だ。

megaya
ルールはなんとなくわかりました!
ようはゲートを通過して真ん中のゴールポールに当てればいいんですね

相馬
基本的にはそうですね!
ルールを覚えれば運動が苦手な人でも出来るのがゲートボールの良いところの一つだと思います。

megaya
これなら誰でもルールを簡単に覚えられそうですね

相馬
実はルールは単純でも戦略がかなり奥深いんです。実はお年寄りの方々も、のんびりやっているように見えてものすごく戦略を考えて試合しているんです(笑)

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ゲートボールはただ打って進めばいいわけではなく、次の味方が打ちやすい場所に自分が打っていくことが非常に大切なのである。チームプレーのスポーツなのだ。
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例えば①が打つ場合は、ゲートを狙うのではなく先に②に当てた方が良い。なぜなら②を場外にすれば一回休みになるので、③の人が打つ順場が来たときに敵に邪魔をされることなく自由に打つことができるからだ。ゲートボールではこういった打つ順番を考えて作戦を立てることが大切になってくる。

megaya
状況を読んで攻め手を考えていくのってたしかに将棋的な要素がありますね。ビリヤードにもちょっと似ている。

相馬
今、説明したのはあくまで簡単な例で、試合では全部で10球あるのでもっと複雑になります。いかに相手にとって当てにくいところにボールを置き、自分たちがボールを当てて敵を邪魔していけるかがポイントになります。ボールの番号を考えて当てるべき玉を考えたり、相手チームの打つ人の実力を考えて作戦を立て直したり…と戦略は無限にあります。

megaya
ゲートボールが上手くても戦略がなくちゃ勝てないし、戦略が完璧でもヘタだと思っているとおりにはならないのか。技術力と頭脳の両方が問われるわけですね…!

相馬
さらに難しいのがゲートボールには10秒ルールというのがあって、自分の番が回ってきたら10秒以内に打たないといけないんです。なので相手が打った球を常にみておいて、状況を把握しておく必要があるんです

megaya
作戦を立てる必要があるのに10秒でそれを決断しなきゃいけないなんて短かすぎる…!!

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ゲートボールでは基本的には指示を出す監督を一人用意する。その人が状況を判断して指示を出していき、他のメンバーはそれに従って打つのである。バラバラに打っていたら連携が何もできないので、チームに頭脳を用意するのだ。

相馬
考えて打つのは難しいですが、そのかわりに技術が乏しいチームが格上のチームに戦略次第で勝つことがあるからおもしろいですね。ゲートボールは番狂わせが起きやすいスポーツでもあるんです。

megaya
うーん、奥が深いな…!

相馬
数十年前と比べるとゲートボールも戦術の幅が広がってきています。ロングボールが多かったり、ショートボールで繋いでいったりと様々です。地域で流行っている戦略が色々とあるんですよ。

megaya
地域差もあるのか!おもしろい!!
ちなみに素人が今からやっても大会とかに参加できるんですか?

相馬
若い人なら半年もすれば大会にでるくらいは全然できると思います。身体への負荷も少ないので、誰でもどんな年齢でも日本一を目指せるのも魅力的だと思います。

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ゲートボールあるある

話を聞いていておもしろかったのが、ゲートボールをやっている人にしかわからない「ゲートボールあるある」だ。やっぱりその業界にしかわからない笑いというのは必ずあるものだ。

ということで、ここからは「ゲートボールを知っていると笑えるゲートボールあるある」を3つほど紹介していこうと思う。

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ゲートボールあるある その1「おしりをあげて」

「おしりあげて!」と言われて自分のおしりをあげるとゲートボールでは笑われるらしい。指示したとおりに動いたのに笑われるなんてひどい…と思ったのだが、答えは簡単で「おしりをあげる」というのはスティックの向きを変えるという意味なのだ。

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スティックのうしろの部分をおしりと呼ぶ。「おしりをあげて」「おしりをさげて」はそれらの向きを変えること。

「おしりをあげる」「おしりをさげる」というのはゲートボールの試合などでよく使わるそうだ。それを知らないと 「なんで本当にwwお尻あげるのwww」という草生える状況になり恥をかいてしまうのだ。

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ゲートボールあるある その2「ボールの間を通す」

ボールが2つ置いてある状態で打ったときにその間を通すと笑いが起きる。「どこがおもしろいんだ…?」と思ったが、これも単純で「なんでそうなるの?」というところから笑いが生まれている。

ようは「絶対にどっちかには当たるのに、当たらないで間を通るんかーい!!」というツッコミが生まれるということだ。絶対的なチャンスでまさかそこにいくとは…という状況のようだ。ボーリングでストライクだしたあとにガーターを連続で出すようなものなのだろう。

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ゲートボールあるある その3 「ゲートの前にきて!」

これも「おしりをあげて!」と似たような状況でゲートボールで「こっちきて」はよく使われる言葉なのだ。「ゲートに来て!」と言われたら、ボールを打ってゲートに近づけてという意味なのである。ちなみに「あっち行って」も同じような意味で使われる。

ゲートボールには自分の番が回ってきたら10秒以内に打たないといけないルールがあるので、いかに言葉を短く的確に伝えられるのが大事なのである。そのため指示する言葉が「お尻あげて」「こっち来て」などど自然と短くなっていくのだ。

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実際に試合をやってみる

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ルールや打ち方などの基本を教えてもらったあとはチームをわけて試合をやらせてもらうことに。
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試合はまずは一番目のゲートを通すことが前提となる

まずは4m離れている第一ゲートにボールを通すことになる。この第一ゲートだけは通過しないとゲームに参加することすらできないのである。通過しないと次の自分の番でもう一度スタート地点からやり直しになるのだ。

素人からするとこれがまず最初の難関なのである。朝霞高校のメンバーは8割くらいの確率で入れられるらしいが、素人の僕は練習では10球中2~4球くらいしか入らなかった。(ゲームにならなそうだったので、ハンデとして第一ゲートを通過するまで僕だけ打ち直しさせてもらうことにした)

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プレイ中は静かなのかと思いきや誰かが打つ度に「うおー!うまい!!」「惜しい!!!」などの声があがるのが意外だった。1球ごとに盛り上がる。
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プレイ中は全員の注目が自分に集まってくるのでプレッシャーがのしかかってくる。メンタルをものすごく問われる。

試合をしてみるとわかるのだけど、お年寄りがののほんとプレイしているイメージとはまったく違った。誰かが打つ度に一喜一憂して歓声があがるし、監督の指示を聞いてそれにそって打つため手に汗握る緊張感があるのだ。

さらに難しいのがやはり10秒以内に打たないといけないというルールだ。10秒という短い時間に焦りを感じて打つのがより緊張するのだ。

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コート内には打つ人しか入ってはいけないので、指示を出す監督は25m×15mのコートの周りを動き回ってボールの位置を見ていき戦略を考え続けないといけない。思っていたより大忙しだ。

監督の指示も色々とあって「このボールに当てて」という明確なものから、「このあたりに打ってほしい」というだいたいの位置の指定もある。自分が指示どおりに打てないと、監督が考えていた戦略が崩れてしまうので、一気に戦況が変わってしまう場合もあるのが怖いところだ。

コートには一人しか立てないので個人競技のようでもあるが、一打一打を仲間のために打つチームプレーの側面も強い競技なのだ。

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朝霞高校のメンバーはやはり上手く、監督の指示どおりの場所にバンバンとボールを動かしていく
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ゲートに入れたときやボールに当てたときは周りから「ナイスー!!」と言われるので気持ちが良い。

試合は僕のいるチームがボコボコにやられて負けてしまったのだが、監督の指示通りに打てたときの楽しさや、ゲートボールの戦略の難しさを知ることができた。ゲートボール同好会のメンバーでも監督のように戦略を考えられるようになるまではまだまだ経験不足らしい。奥深い…!

ゲートボール=スポーツというのが心のどこかで結びつかない部分があったのだが、やってみるとわかる。手に汗握る熱いスポーツなのである。

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最後にキャプテンに「ゲートボールとはどんなスポーツでしょうか?」と無茶ぶりぎみな質問をしたところ「知る人ぞ知る奥の深いスポーツだと思います」という満点の回答が返ってきた。頭使う競技だから頭の回転も早くなって瞬時に良いコメントも出せるのかもしれない。
 
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どうでもいいけどこうやって立つとオシャレということに気づいた。

ちなみに本当にゲートボールがおもしろかったので、翌週に違うチームに連絡して練習に参加させてもらってきた。60, 70くらいのおじいちゃんおばあちゃんが達が多かったのだけれど、みんなうますぎて7試合やって1回しか勝てなかった。

なによりもすごかったのは9時〜16時くらいまでノンストップでゲートボールをやっていることだ。元気すぎる…!

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