自由ポータルZ 2022年5月27日

懐かしのコンビニ・ホットスパーは今~自由ポータルZ

こんにちは、編集部 石川です。午前中にコーヒーを飲むと適度に胃が荒れて食欲が減退し、お昼を食べ過ぎなくて良いことに気づきました。胃弱ならではのダイエット法です。

睡眠のことを考えると夜に使えないのが難点。

では今週の自由ポータルです。

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【入選】懐かしのコンビニ・ホットスパーは今

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[投稿者]電車待ちに読むブログさん (電車待ちに読むブログ
[コメント]なくなったコンビニを探してたら、当時の姿に会うことができました。

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古賀及子のコメント

大作ですね……!調査着手から記事公開まで7年かけてあると書いてあって真後ろにたおれました。貴重な記事、ありがとうございます。

内容、すごく面白かったです。「タックメイト」が出て来たところは背景も興味深くてめちゃくちゃ興奮しました。

そもそも「ホットスパー」とは、というところからかなり丁寧に解説されているのでホットスパー文化圏外民でも楽しく読めます。

見どころ読みどころの多い記事なので、この記事で「やること」と、「目指すこと」を冒頭でもう少ししっかり宣言して、本文でもそこをブラさないと良いと思います。

今でも当時の様子を残す店舗があるなら見たいと目標をバチっと掲げておいてそこに執着する、そうすることで

>調査は長丁場になる中、ついに決定的な瞬間を迎える。

これがなんの「決定的瞬間」なのかが読者にすぐに分かる、という具合です。

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石川大樹のコメント

これはもう力作ですね。すごい力作。

もう情報量と写真の興味深さが圧倒的なのですが、その一点押しではなく「これでは入った小学校を卒業できてしまう。」みたいな文章のウィットがちゃんと入っているのもいいです。こういうのはどんどん入れていってください…!

古賀も言ってることですが、ゴールが見えないまま進んでいくのがちょっと不安(途中で離脱する人がいるかも)と思いました。いやこの記事は出てくる情報が全部面白いのでなかなか離脱しないと思うのですが、セオリーとしては最初にゴール見せておいた方がいいです。

投稿コメントに「なくなったコンビニを探してたら、当時の姿に会うことができました。」って書いていただいてるじゃないですか。まさにこれが記事の頭にもあるとよいかなーと思いました。

とはいえ現状でも十分引き込まれる記事だったと思います!

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林雄司のコメント

後半、ホットスパー遺跡が登場するところがカタルシスですね。「遠目から見ると、営業していると思う人もいるかもしれない。いや、それは言い過ぎだ。」と筆ものっていて興奮が伝わります。

均一だと思われていたチェーン店にこういう感情を抱くのはおもしろいですし、7年かかったという時間にも驚きます。

ただ、そのかかった時間にひっぱられてしまったのか、前半の調査・考察が後半に比べると冗長です。

考察のところで一般論のような文章があるので(例えば→「コンビニはバイパスの開通で移転したり、利便性を高めるために向かいにより大きな店舗を作ったりすることがある」など)、もっと個人のエピソード寄りにしてもいいんじゃないかと思います。

 

【もう一息】ズボラ飯の終着駅!炒り米の良さを伝えたい

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[投稿者]窪田鳳花さん (もがき続けて100年生き抜くブログ
[コメント]大好きな炒り米を紹介しました。マジでバリ便利やからみんなも作って欲しい。

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古賀及子のコメント

「炒り米の圧倒的な合理性」からはじまる、全能的な様相の登場、そこからぐいぐい良さを説得して軽やかに帰っていく、すがすがしい記事でした。

全く知らないお米の食べ方だったんですが、お、おお……と詰め寄られ説得されるのが可笑しくて一気に読みました。たたみかけるような説得というのは「良さを伝え系記事」の醍醐味だなと思います。

いつどこでどうして知ったんだろう? なんでそんなに炒り米が好きなんだ??? というところが不明なので、炒り米にはまった理由やエピソードが説明してあると怖くないうえに、フレンドリーさが増す記事になるかなと思いました。

記事を書くとき出どころや動機はすごく大事なんですよね。

ちょっと違う話ですが、工作系の記事とか、動機なんてない、やりたいんだ! という場合も書くときに動機をこじつけることで全体がより可笑しくなったりすることはよくあります。

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林雄司のコメント

いいですね。特に悪いところはないと思います。どういうものかを説明して、作り方、そしてアレンジという流れもオーソドックスで読みやすい。

「寝てりゃ米が食えるんだから大層な身分になったなあ。」というキャプションも気が利いている。

このままでも十分OKなんですが、欲を言えば食べているところの自分、人に食べさせたリアクションなどもっと人が出てくるといいかな。

きれいにまとまっているので、リアクションなり展開ではみ出しているところがあると読み手の気持ちに残るかもしれません。

 

【もう一息】【缶詰検証】賞味期限切れ34年の高級カニ缶を食べる!

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[投稿者]コスパパさん (あそポケ
[コメント]40年近く前に製造された三越と高島屋の高級カニ缶を食べてみました。なかなか出来ない体験なので食べた時の様子をレポートします。おいしく食べれる?

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石川大樹のコメント

期限切れ食品を食べる記事はちょくちょくありますが、37年はなかなかのものですね!!

金持ちの家からやってきたというエピソードも物語性があっていいです。

工夫して美味しい食べ方にしっかりたどり着いているのもいいですね。

ちょっともったいないと思ったのが、序盤でお父さんが先に食べたことを明らかにしてますよね。これを先に出しちゃうと普通に食べられるっていうネタバレになるので、全部終わった後に「ちなみに父も食べたようですが」って余談的に出す方がいいと思います。さらにこの記事の面白いところは実食のところなので、「缶詰はずっと食べられる」っていう知識のパートは最後に回してよいです。

あとはこの味が、古いせいかどうかわからないので、新しいカニ缶と食べ比べて見るといいかも。最後のTipsも見てください~

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林雄司のコメント

いい題材ですね。参考文献や注意書きがきちんとしていてまじめさを感じます。

ただ、味の表現が「びみょー。後味に金属っぽい味が残るなぁ」とあっさりしているのでここは比喩や身体表現を使うなど粘ってほしかった。(頭皮から汗がじわりと出る、とか)

その分、「これならカニカマで作った方が美味しい気がする」など奥様の発言が生きています。

会話のアイコンが無機的でアピールが薄いので、アイコンの右上に?や汗、口を1本書くだけで印象が違うと思います。

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Tips:同じの接続や語尾の連続は避ける

コスパパさんのカニ缶の記事から、一文を見本にさせていただきます。

「見たところ保存状態は悪くないので、せっかく皆さんに読んでもらえる自ブログを持っているので、なかなか無い体験なので食べた時の様子をレポートしたいと思います。」

一文に「ので」が3回続いていてちょっと拙い感じがするんですよね。

「見たところ保存状態は悪くない。せっかく皆さんに読んでもらえる自ブログを持っているし、なかなか無い体験なので食べた時の様子をレポートしたいと思います。」

とした方がすっきりした印象になります。

また、これは僕がいま考えた文ですが

「今日は遠足の日です。天気がいいです。遠足は決行です。」

これも拙い感じしますよね。

「今日は遠足の日です。よい天気になりました。遠足が中止にならなくてよかった!」

語尾をばらつかせるといい感じになります。

あとありがちなのが、「が」の濫用で

「昨日は曇っていましたが、今日は晴れています。今日は遠足の日ですが、これは決行できそうです」

「が、」が連続していてやはり拙い感じ。

「昨日は曇っていたものの、今日は晴れています。今日は遠足の日。これは決行できそうです」

「ものの」「しかし」とかに適宜置き換えるといいです。あとそもそも逆説関係じゃないところに「が」を入れないというのも意識するといいかも(遠足の日なのと、決行できるのは逆説じゃないですよね)。

ではまた来週!

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