口紅のメッセージを書きたい・Twitterプロフィールの区切り文字～自由ポータルZ

古賀及子のコメント

おおっ!? すごい！

これは圧の記事ですね。企画趣旨を、取り組む方法の迫力が上回るタイプの記事でいきなり笑ってしまいました。

調査内容の「プロフィール欄の区切りがスラッシュか縦棒か」というのがめちゃくちゃに絶妙です。ちょっと気になる、ほぼどうでもいい、そこがポップです。

ガンガンに調査するから、あんまり突っ込んだこと調べると行動として気持ちが悪いものになっちゃうと思うんですよね、116万という数からしても、調査内容の無機質さはうなりました。

調査内容の無機質さに対して、ちゃんと読み取れるものに興味深さがあったのがすごいです。縦棒区切りが

>桁が上がった直後にアカウントが集中
>Twitter歴が浅い人が多いのにフォロワー数で勝っている

とか、普通に「へ～～」がちゃんとあって、冗談で終わらないちゃんとデータとしての面白さがあるのには参りました。

一方で

>「なぜ？」と問われれば「なんでですかね？」と返すしかない

とさらっと深追いしない適当さがあるのも読み口を軽くしていて上手でした。

サイトに掲載する方向で調整するならどうするかな……と考えたとき、実際のスラッシュ派と縦棒派になんでそうしたか聞くくだりがあると一気に地に足が付いたんじゃないかと思いました！

石川大樹のコメント

「マンガ（とかテレビとか歌詞とか）でよく見るアレをやってみたい」は記事ネタの大定番ですが、その事後処理にフォーカスを当てているのが面白いと思いました。確かに実際にやるとなると必ず直面する問題ではありますが、それを「やってみた」の後日談に納めないでメインに持ってくる、その転換がよかった。

口紅塗ったあとに普通に真顔でそのまま実験続けてるのもちょうどいいテンションだったと思います。あそこで変顔とかやりだすとやりすぎって感じがしますし。必要以上に映り込んでこないで、忘れたころにちらっと映り込むさりげなさも。こういう実験もの、特に突飛なテーマのものって、わりと真顔（顔だけじゃなく文体も含めて）が大事ですよね。そこでどう面白さを盛り込んでいくかというところがうまく実践できているなと感じました。

ただ塗るシーンがちょっと冗長というか、実験に入る前にあそこで1回リズムを止めているようにも感じたので、あそこ飛ばしてテンポよく実験に入っていって、あとで映り込んでて気づくくらいの感じでもよかったかもしれません。