古賀及子のコメント
デイリーポータルZに掲載している記事を作るのにはいろいろなスキルがあって、でもざっくり分けると
・企画力
・文章力
・写真技術
・工作力、取材力、インタビュースキルといった企画の完遂力
このくらいに分けられるんじゃないかなと思うんですよね。全部バランスよくできているパターンがあれば、どこかが飛びぬけて強いパターンもあって、そこはさまざまです。
今回のとりもちうずらさんの記事を拝読してそのことをすごく考えさせられました。
通常だったらスキルというのは記事内で一定だと思うんです。写真がうまい人は記事の最初から最後までうまい、工作もそうです。
でもこの記事、写真と工作のうまさが記事内で妙にゆれるんですよ。そこがすごく魅力的というか、惑わされました。
不器用に頑張って作ってるのが良いなと思って油断して読んでいると、仕上がりがやけにあか抜けています。
写真も工程の部分はラフに撮ってるんですが、完成品のところはバチっと上手に撮ってある。
やってることはもちろん面白いんですが、そのゆらぎに妙に風情があるなと、ちょっとななめから魅力を感じてしまったとは思うんですが、楽しみました。
あとはちゃめちゃに細かくて恐縮なのですが、アイスの棒がAmazonで買えるところ軽く流してしまったのもったいなかったです。せっかくの情報ポイントだったのでもう少し詳細に書いても良かった部分でした。