Tips:文章をぼかさない。
今週は編集長 林からのTipsです。
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私含めネットで文章を書いている人は断定を避けて文章をぼかしがちです。でも、ぼかせばぼかすほど読みにくくなるんですよね!
私の横ではまんじゅうを10個ぐらい買った人がいた。もしかしたら甘いものが好きなのかもしれない。そう思うのは私だけだろうか。
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私の横ではまんじゅうを10個買った人がいた。甘いものが好きなのだろう。
その薄皮まんじゅうはあんこらしきものが透けて見えたりして、なんとなく甘さをアピールしているように見えた。
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その薄皮まんじゅうはあんこが透けていて、甘さをアピールしている。
ネットの嵐のなか防御のためにぼかしてしまうのですが(その気持はわかります)、文章はどうやったって独断と偏見です(ここ堀井憲一郎「いますぐ書け、の文章法」の受け売りです。)。個人の感想です。
対象物を見て自分が感じたこと、"感じたということ” は事実なのでぼかす必要はありません。柳は幽霊ではないですが、幽霊に見えたならそう書いてOK。
ぼかしたところで書いてあることが間違っていたら間違いだし、あきらめましょう。
思いきって力強くいきましょう。
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言われてみると、僕なんかはあまりこういったことを意識してこない感じで書いてたような気がします。こう思うのは自分だけかもしれませんが、もしかしたら冗長な文章だったのかもしれないな、という気持ちになりました。
ではたぶんまた来週ぐらいに!